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2 双子神、記憶を取り戻す




お待たせしましたー




前回のおさらい!!



彰、亜珠、珠季の三人が帰り道に召喚されてしまった!?

しかし、召喚した側も三人も召喚されて大パニックに。



……と、そんなとき!!突如女神様が現れてこう言いはなった!!

「何勝手にうちの子達召喚しちゃってんのよ!!」



さぁ!どうなる三人!!






なーんておさらいして見たんだけどー。どーかなー?いいー?やったー。

んー?それはどうでもいいけどお前は誰だーって?

んーとねー、前回の人がー『女神のせいで疲れたから寝る。後は頼んだぞー……』って言うからー私がやらせてもらってるのー!よろしくねー?

まったくあの人もいい加減だよねー。




ギャー!!殴られたー。もーわかったよー。ちゃんとやるよー。




えっとーみんなどこにいるんだっけー?

……あー、いたいたー。

えっ?ちょ、なんかオーサマが正座させられてるんだけどーww



「で、何でうちの子達召喚したの?私の許しもなしに召喚なんてやっちゃってさぁ。バカなの?」

「い、いえ……その……」

「何よ!!はっきり言いなさい!!」

「ひっ!!わ、私はあなた様の御子を召喚した覚えは……」

「じゃあなんでアミとタキがここにいるのよ!!」

「アミとタキって……」

「「もしかして私(俺)達?」」


女神の言葉にさらに困惑する亜珠と珠季。

オーサマのマヌケ面がちょーウケるww




「ちょ、ちょっと待てよ!!俺達は正真正銘生まれも育ちも地球の日本の東京だぞ?」

「そうだよ!!14歳の時に両親が死んでからずっと二人で生きてきたの!貴女なんて知らないよ!?」



慌てて女神に訴える二人に、女神はさっきまでの般若のような顔を消して、慈愛に満ちた顔を向けた。

そのあまりの変わり様に全員がひいている。

もちろん私も全力でひいてるよー。



「貴方達のその記憶は私が作ったもので、本来の記憶は封印しているから分からないのも無理はないわ」

「今までの記憶が嘘って……じゃあ彰と友達だってことも嘘ってこと?」

「俺は今あーちゃんが俺のこと友達だと思ってくれてたことに感動してる!!」

「黙れ馬鹿。亜珠は今混乱してるんだ。静かにしてろ。というか二度と亜珠に話しかけるな、馬鹿がうつる」

「イタッ、痛い痛い痛い!痛いです!!頭掴まないで下さい!!シスコンも大概にしろ!!」

「………ねぇ?黙っててくれる?」

「「はい」」



………さすが女神の子供ーなのかなー?



「その彰とか言う奴は知らないから貴方達が地球に行った後に出来た友達だと思うわ。心配しなくて大丈夫よ?」

「じゃあ、お父さんとお母さんが事故で死んだって記憶は?」

「それは私が作った記憶ね。確かにお父さんはすでに死んでしまったけれど……お母さんは生きてるわよ!!さぁ、私の胸に飛び込んでおいで!」

「何でそんなことしたんですか?」

「……………ぐすん」



娘に速攻で無視されて拗ねる女神ってそうそう見れるものじゃないよねー。

みんな良いものが見れたねー?

あ、良いもの?何処が?とかは言わないであげてねー?

例え地面にのの字を書く女神を見て幻滅してたとしてもねー。



「だってそういうことになったんだもん。私はやだって言ったのに、父様がやれって言うんだもん。例え引きこもりのクソシジイでも主神だから従うしかないんだもん」

「なぁ珠季ーこの人ほんとに女神なのか?」

「とても信じられないがそうらしいぞ。しかも俺達の母親だそうだ。言われてみれば母さんに似ているしな」

「へーそうなのか?美人なことは美人なんだかなぁ……。残念な美人だよな」

「おい、ロービスこの方は本当に女神様なのだな?」

「………………ま、間違いありません……」



最早女神には見えない女神っていーのかなー?

私しーらないっと♪



「とにかく!!もう色々と面倒だからあなた達の記憶戻すわよ!!あんなクソジジイのことなんて知らないわ!!」



いきなりキレた女神が、亜珠と珠季の額にエイッとデコピンを……ってデコピンかよ!?

おいおい二人ともぶっ倒れたんだけど!?

しかも何か光ってるぅぅ!?


…はっ!!びっくりし過ぎて口調かわってたー♪

えへへー。


「お、おい!!亜珠!?珠季!?どうしたんだよお前ら!!」

「あら?ちょっとやり過ぎちゃったかしら?」

「やり過ぎたのかよ!?」



おやおやー?光が収まってくねー。

ん?おー二人とも何か神様っぽくなってるー。

さっきより美人さんだー。

髪の色は変わってないけどー、目はー亜珠が銀でー珠季が金だねー。

人間じゃないねー。


「お前ら……何だよ…それ……」

「「お久し振りです。母上。先ほどは失礼しました」」

「え?いや……」

「久しぶりね。いいのよ、私も少し取り乱してしまって……忘れてね?(ニコッ)」

「「は、はい!」」

「ねぇ、お願い……俺のこと無視しないで……」



若干一名かわいそーなのがいるけどー、親子の感動の再会(?)だねー。


オーサマ達はかわいそーに震えてるよー。

神様召喚しちゃったもんねー?



「あ、彰いたの?」

「ん?あぁ、いたのか?」

「あら?その変なのは何?もしかしてこれが勇者として召喚された奴?」

「俺の存在感薄すぎだよね!?っていうか何なんだよ、お前ら!!」



勇者くんはまだ状況把握できてないみたいだねー。

こんなのが勇者で大丈夫なのかなー?


「わたし達ね、母上の42番目の子供でね?父上は前回の勇者なんだよ♪」

「つまり、半神半人ってことだな。まだ生まれてから17年しかたってないから、神としてはまだまだだがな」

「え、ごめん……何処から突っ込めばいいかな?」

「んー……頑張って!ツッコミの出来ない彰なんて居ないのと一緒だから!!」

「俺はツッコミするためだけに生きてるのか!?」

「じゃなきゃお前みたいのと一緒に居るわけないだろ?」

「ガーン」


あ、勇者くん泣いちゃったー。


「ま、呼んでしまったものはしょうがないわね。あんた、勇者やりなさい」

「え?」

「もともとアミとタキは、修行及び勇者の選定のために異世界に送ったのだし。まだ千年たってないのに何でだか魔王軍がこっち来てるみたいだし」

「「魔王軍が?」」

「えぇ、クソジジイも引き込もって出てこないから、いい加減勇者呼んでしまおうかって兄様たちと話していたところなのよ」



はい、ここで私からの豆知識ー。

魔王は千年ごとに代わってー、魔界からこの世界に侵略してくるのだけどー、何故か前回から百年しかたってないのに魔王が代わっちゃったみたいだねー。




「へー、そーなのか?」

「彰、一人で何言ってるの?」

「ついに頭がやられたか?」

「違うし!!何かどっかから声が聞こえてきてだな……」

「「病院行く(か)?」」

「ご、ごめんなさい!!頭大丈夫だから!!!」



ありゃ、聞こえちゃってたー。

失敗、失敗♪

みんなもあんまり大声出すと聞こえちゃうから、気をつけてねー?



「と、いうことで!!そこの人の王!!」

「は、はひ!!」

「勇者はあれよ。私の子供を、勝手に、召喚したことは不問にしてあげるわ」

「は、はい!申し訳ございません……」

「それから、一度三人とも神界に連れていくわよ。ちゃんと説明したら帰ってくるわ。それまでに色々準備しておくことね」

「せ、盛大におもてなしさせて頂きます!!」

「ふん!!さて、行くわよ!」

「「はい」」

「行くって何処に……ってうわぁぁぁぁぁぁあ!!」



行っちゃったー。

じゃああたしも行くからーじゃあねーみんなー♪





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