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獄門ループ ―家族が消えた日―  作者: ダダ太郎


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致命的

「……何、言ってんだ……」


俺の声は、怒りよりも先に、純粋な嫌悪で震えていた。


「……娘だろ……」


男は鼻で笑い、吐き捨てる。


「う〜ん?血〜、繋がってないだろ〜?

いけるだろ〜なあ〜郁美〜」


その一言で――

この男がやばい、ということがはっきりと刻み込まれた。


男の声を聞いた瞬間、郁美の身体が強張り、

恐怖と嫌悪から逃げるように、彼女は俺の胸に額を押し当てた。


――その光景を見た、その瞬間だった。


鈍い音が響く。


「バキッ!!」


男は一切の躊躇もなく、力任せに――

達也の父の腹部へ、凶悪な蹴りを叩き込んだ。


「ガッ……は……っ」


父の身体がくの字に折れ、そのまま地面に崩れ落ちる。

口元からこぼれ落ちた血を見て、内蔵系までダメージが及んだことがわかった。


「……父さん!!」


叫びが、喉を裂くように飛び出す。


和政は言葉を失い、その場で立ち尽くした。

桜は短い悲鳴を上げ、両手で口を覆う。


それを見下ろしながら、男は肩をすくめた。


「おいおい〜……

もっと、じっくり楽しもうと思ってたのによ〜」


ねっとりと、楽しそうに続ける。

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