表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
獄門ループ ―家族が消えた日―  作者: ダダ太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

79/114

両親

ここは一体何なんだ?

まるで本当の地獄じゃないか?


俺は心の底から湧き上がる、どうしようもない怒りに震えた。

早くここから出ないとダメだ。

また何か起こってからでは遅い。


俺は郁美と桜に、努めて優しい声音で言った。


「ここは危ないから、出口へ向かおう。」


幸い、光の門は丘を越えた少し先に見えている。

前回と同じなら、あの門を潜れば、外に出られるはずだ。


「そ、そうね……」


桜は一度うなずきかけて、

それでも踏みとどまるように俺を見た。


「……でも達也、ご両親は……探さなくていいの?」


心配を隠そうともしない声音だった。


「みんなを外に送り届けてから、少しだけ探すよ」


「……一人で……ここに残るの?」


「ああ……」


短く答えた瞬間、桜の表情が揺れた。


「……じゃあ、私も……」


「ダメだ!」


思わず強い声が出た。

桜が、びくっと肩を震わせる。


「何があるかわからない。

 それに……これは、俺の問題だ」


少し突き放した言い方になったが、仕方ない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ