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竹の儀〜決着〜
そして――。
タイムアップ。
モニターに無機質な文字が浮かび上がる。
『解答』
『568,782』
『決着』
『竹の儀、勝者、松野郁美』
「……くっそがあああああ!!」
文は叫び声を上げ、地面を睨みつけた。
「くそ!くそっ……!」
そして、憎悪を剥き出しにして俺たちを睨む。
「女の子に石を投げるなんて、
あんたたちどうかしてるわよ!死ね!クソども!」
「卑怯な真似するからだろ!」
俺も怒鳴り返す。
「は? だからって石投げていいわけ?」
文は唇を歪めた。
「あんたたちがやってるのは立派な暴行罪よ。
全部終わったら、警察に突き出してやるから!」
「こっちは――」
俺は一歩前に出て、叫んだ。
「友達の命がかかってんだ!そんなん、知ったことか!」
文は肩で荒く息をつきながら、頭を押さえた。
こめかみのあたりを掴むその指が、かすかに震えている。
「……うるさいわねえ!」
苛立ちを叩きつけるように叫ぶ。
「――両腕よ!!」
その声が空間に反響した、次の瞬間だった。
パッ、と音もなく。
郁美の時とまったく同じように、
文の両腕が付け根から消え失せた。
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