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獄門ループ ―家族が消えた日―  作者: P


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怖い笑顔

「い、くみ!

と、まって!」


それでも郁美は意に介さず、

どんどん進もうとする。


俺も桜に加勢し、

郁美を正気に戻すために前に回り込む。


そして――

郁美の顔を見て、ゾッとした。


裂けんばかりに口を大きく開け、

笑みを浮かべているのだ。


和政が言っていた通りだ。


獄門に誘われたものは正気を失い、

笑顔で獄門へ歩みを進める。


「郁美ちゃん!

俺だ!達也だ!

頼むから正気に戻ってくれ!」


桜と俺が力を合わせて、

ようやく郁美の歩みを止めることができた。


それでも、

一瞬でも気を抜くと

押し返されるほどの力だ。


「達也くん!」


向こうから、

和政が走ってきた。


「和政か!

頼む!手伝ってくれ!」


「う、うん!」


男二人で、

ようやく安定して

郁美を止めることに成功した。


しばらくその状態で

硬直していると、

郁美の力が途端に緩んだ。


「う……う……ん」


郁美の顔を見ると、

あの気味の悪い笑顔から、

普段の顔へと戻っていた。

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