表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
獄門ループ ―家族が消えた日―  作者: P


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/67

朝のホームルーム

朝のホームルームが始まる前に、

スマホの着信音が鳴った。


桜:

『今日の放課後、

4時に校門前で。』


俺は、

本当に何かをやってしまったのだろうか。


そのメッセージの上を見ると――


桜:

『今日は、本当にありがとう。

あの時、車に引きずり込まれそうになって……

パッて達也の姿が見えた瞬間、

“やっぱり来てくれた”って思っちゃった。

なんか、変だよね。


郁美もすごく感謝してたよ。

今度ちゃんとお礼がしたいって。


もしよかったら、

明日の放課後……会えないかな?』


……こんなメッセージ、

受け取っただろうか。


ダメだ。

最近、疲れて記憶があやふやだ。

いよいよ本当に、

何かの病気かもしれない。


さらに、

和政からのメッセージが来ていることにも気づいた。


午前三時ごろに、

届いている。


和政:

『昨日のこと、覚えてる?』


俺はそこで、

ふと考えてから、


『ホームレスの話のこと?』


と短く返し、

スマホの電源を切った。


それからは、

いつも通り授業を受けていたが、


廊下などを歩くたびに、

他の生徒の、

コソコソとした嫌な気配を感じた。


例の噂のことだろう。


全く、

こんな悪質なことをするのは誰だよ、

と思いながら、


きっと、

あいつしかいないと、

目星はつけていた。


それはズバリ、

当の本人――桜だ。


以前から、

俺に対しての当たりはきつかったが、

ついにデマまで吹聴するようになったとは。


これは放課後に、

本格的に言ってやる必要があるな。


俺の今後の学生人生が、

掛かっていると言っても、

過言ではない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ