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お砂糖事業は成功したし、エリクサーも宮廷で作れたそうだ。

エリクサーが普通に作れるようになって、魔物と戦って四肢を失った騎士を中心に治療をどんどんしていたので、魔物退治に復活する人も増え、状態異常無効の付与のピアスや癒しの雫も持つ人が増えたことで魔物退治で命を落とす人が減り、だんだんこの世界全体の生活に少し余裕ができたらしい。


主要な街には順次結界も張っていったし、王都は甘味のお店も増え、紙芝居の他のお話も増えてきた。

わたしが提供した以外の物語も書く人が出てきてわたしも楽しんでいる。

サーラが物語の本の取りまとめをしていると聞いた。頑張っているらしい。

ほんの少しだけど、この世界に貢献できただろうか。

管理者の方には感謝しかない。もしいつかまたお会いできるのであれば、わたしを見つけてくれてアクセスしてくれてありがとうと伝えたい。



そんなある日、娘が生まれた。

顔をみた瞬間感じた。この子はあの子だ。心が告げている。

涙が止まらなかった。


鑑定をしたら、界渡りのスキルを持っていた。

たくさんの界を渡って、わたしを探してくれたのだろうか。


この子は昔のわたしのように、これから極彩色のリアルな夢を毎日見るようになるのだろうか。

できれば幸せに一生を終えて欲しいけど。

そうだね。あなたには異世界あるあるを教えていこう。

いつかどこへ飛んでも生きていけますように。わたしのように幸せになれますように。



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