表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

選択肢

「うしろ!」


ライン

異能【コード】

紐のような物を全身から出すことができる

紐を使って巻き付けて引きつけたりムチのように武器にすることも可能


ラインはコードを使用してラインをこちらに寄せた


ドン!


ライトが後を振り向くとそこには大きなヒビが入った道があった


「出てきて自己紹介してくれたらありがたいんだけど」


ラインはライトがいた方向に向かってそう言った

そこに誰もいないように見えた

だが次の瞬間


「なんでバレたんだよおかしいな」


地面から身長2mほどの大きな男が現れた


「岩?石?どっちでもいいけど操る異能ってとこかな」

「そういうとこだ」


2mの大男

ロック

異能【ストーン】

石を作成し操ることができる。

また石を自分の周りのに集めて擬態もできる。


こいつが今放送にあった…そして今なぜか俺を殺そうとした『イビル』

今俺たちラインとライトの選択肢は2つ

1 逃げて教職員を探す

だがこれは無理と思っていい。周りには俺とライン2人だけ

つまり教職員はまだここにイビルがいることを知らない

2 このでっかいイビルを倒す

だがこれも無理だ

俺はまず戦力外。異能を持っていないため太刀打ちできない

ラインは少しは戦えるかもしれないが相性が悪い

あのイビルみたいなパワー系にはめっぽう弱い

つまり俺たちがやらなければいけないことは1つ


3つ目の選択肢を探す


「ここに侵入したってことはここの生徒ではなくてこの学校自体に要があるんだろ?」


俺はイビルに質問した

この学校に入るには難易度が高すぎる

よって生徒を襲うなら登下校の時間帯を狙うのがコスパがいい

俺を襲った理由はわからないが少なくとも本来の目的は俺じゃないことはわかる


「それで俺が答えるとでも?」

「その通りだけど…教えてくれてもいいんなじゃないか?だって見つかった時点で俺たちを殺す気なのだろ?」


もしこの学校自体に危害を加えようとしているならば生徒に見つかった時点で普通なら殺す


「結果はあっているが理由が違うな俺はお前に見つかったから殺すのではない…これ以上は喋らんぞ」

「お前たちが時間稼ぎをして教職員を待とうとしているのはわかっているだからすぐに終わらせる」


見つかったから殺すのではない?おかしな話だつまりこいつは無差別に殺そうとしたのか?だったら登下校中に生徒を狙ったほうが効率がいい…つまりこいつの狙いは…

いやここで考えるべきではない今は第3の選択肢を探り出さなければいけない

逃げず戦わずにこの場を終わらせる方法

俺は小声でラインに話しかける


「今の状況、逃げることも戦うことも不可能、さっきの会話で話し合いも不可能とわかった」

「あぁだから俺が…」


俺はラインの話を遮ってこう言う


「俺が惹きつけるからお前だけでも逃げろ」


これが最適解

2人の選択肢が思いつかないなら1人ずつの選択肢を考えていけばいい

幸い俺は知識国にいるため少しは力があるし少しは相手を惹きつけて戦うことができる


「逃げるなら2人でだ」

「無理だ逃げられるはずがない石を操る能力であれば逃げる2人を同時に制圧することも可能なはずだ。だから1人が…俺が囮になるべきだ」


小声で話し合う2人を見てロックはこう言う


「時間切れだ死ぬ準備はできたか?」


そうだ俺たちには時間がない

時間がないだから俺はラインに時間をあげたい

俺が生きる時間をラインに与える

あの日、あの白髪の男みたいに…今度は俺がお前を助けるんだ


「死ぬ準備?っはw死なないよ!」


そう言って俺は特攻した


「ライト!やめてくれ!」


イビル(ロック)に向かって特攻する俺に向かってそう言った

ありがとう今までありがとう


「無駄死」


そう言ってロックは直径15cmほどの石を3つ操りライトに向けて特攻させた

左に2つ右に1つ…避けれるか?

いや関係ないあいつが逃げれるだけの時間を稼げれば

それかあの日あの時の白髪の男のように一瞬で石を丸ごと消せれば


「ライト…今教職員を急いで呼んでくる!持ち堪えてくれ!」


ラインは2人で逃げることはできないと考え教職員を呼ぼうとする

俺が持ち堪えていれば教職員を探す時間ができる


「させねえよ無駄だよ」


ライトに向けて放った石のうち2つを方向転換させラインに放った

今から自分も方向転換させラインまで走り石を破壊もしくは受け止めるには時間が足りない!

最悪だ…俺は何もできないのか?異能がないから…いや違うだろ!俺は白髪のあいつみたいに強くて誰か泣いている子供に手を差し伸べられる異能使になるんだろ!違うか!?


「させねえよはこっちのセリフだよおおおお」


俺は叫んだ


その時不思議なことが起こった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ