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パーティーを組もう

しばらく忙しい日々が続くので本来の予定とは違いますが

1話投稿にしていきます。

ご了承ください。

 ゲルダさんに作ってもらった装備をもらう頃には深夜1時になるところだ。

ゲルダさんとフレンドコードを交換し、フレンドリストに登録。

フレンドリストに入れておけば、ログインしているかどうかがすぐわかるし、遠距離チャットですぐに連絡も取れるからね。

装備を新調する時はまたゲルダさんに頼むとしよう。


 さて、後1時間…。

多分このまま狩りに行くと夢中になって確実に時間を忘れると思うので、一旦ログアウトだな。

ゲルダさんにログアウトする旨を伝え、ゲームを終了する。

明日は何時ぐらいに大学終わるかな?







 本日の大学で決めるのは今後受講する講義の決定だ。

その後、教材を買ったら解散して終了。

そのため昼には終わってしまった。

これで予定も立てやすくなったし、バイト先にも連絡しておくか。

明日は10時からの2限目だけで昼からバイトだから、徹夜もありかもしれない。

さて、飯でも食ってから帰るとしよう。




 家に帰り、まずは掲示板をチェック。

すると公式ホームページでイベントの予告が発表されているらしい。

サバイバルとか色々憶測が書いてあるが、よくわからないな。

俺も、ホームページを開いてみてみるか。


【公式イベント 開催予告

 レストリアの噴水広場前にて参加希望者全員を対象に特別フィールドへ移動していただきます

 そのフィールドには持ち物は装備の持ち込みのみ可能となります

 また、パーティーを組んでの参加はできません 予めご了承ください

 豪華報酬と特別称号を用意しております 是非ご参加ください】


 シンプルな背景とともに表示されているのはこの文章のみ。

持ち込みは禁止でパーティー組んだ状態も不可と。

日時は……、6日後か。

どんなイベントなのかはわからんが、予定的には参加できるし参加だな。

それじゃぁ、まずはゲームにログインだ。




 ログインすると、噴水が見える広場に出た。

街中だとこの辺で固定なのかな?

今日の目的はパーティーを組むこと。

パーティーを組めば、やれる幅が広がるからね。

できれば今後しばらく一緒にやれる固定パーティーを組みたいが、そこは参加したパーティー次第かなぁ。

パーティーの募集は、大体冒険者ギルド付近で行われているらしいのでそちらに向かってみるか。


 冒険者ギルドに辿り着いたので、まずは掲示板を見てみる。

やっぱり人気なゲームだから平日の昼間でも結構募集している人がいるな。

この中で近接職を募集しているのは……、少ないなぁ……。

無いわけではないんだけども、盾職募集ばっかりだ。

ん~、周りを見渡してみても募集の声は盾職とか回復職ばかりだな。

こういう時は、看板機能を使ってみるか。

看板機能は、プレイヤーの上に文字を表示できる機能だ。

これに職とレベル、パーティー参加の意思を書いて表示させておけば声がかかるはずだ。




 ん~……人が多すぎて普通の近接職は需要がないのかね?

全然声がかかんないや…。

しょうがないので、作戦変更だ。

俺がパーティーを作るとしよう。

そう決めて、看板を変えようとした時だった。


 「こっちのパーティー入ります?

 火力職を募集してるんですけども」


 おぉ、やっと声がかかった。

そちらを見やると、魔法職らしき男の人。

だが火力か~……。

火力、つまり攻撃力の高い人を募集しているってことだ。

俺の攻撃力は武器を新調したけども、他の人の攻撃力を見たことはないからな。

火力があるのかもわからんな。


 「ん~、他の人の攻撃とかを見てないのでどれくらいの火力があるのかはわからないですね

 それでもよろしければ」


 「成程~、こちらゲーム初心者なので知り合いと一緒にやってるんですけども

 その知り合いから火力職ってやつを探してこいって無茶振りされちゃって……」


 「あ~、なんというかご愁傷様です

 後自分もVRMMOは初めてなんですよ」


 「奇遇ですね!

 良ければ一緒にやりません?」


 「俺で良ければ是非」


 トントン拍子に進んで、パーティーの加入へ。

アタッカーとして役割を果たせるかは不安だけども、同時に期待感も凄い。

魔法使いの方、ベックさんに案内してもらって他のパーティーの人が待っているであろう場所に向かう。

たどり着いた場所では、4名の男女がご飯を食べていた。


 「リュカ~、連れてきたよ~」


 「ようやく揃ったの?

 火力出そうな人見つかった~?

 っておぉ、猫さんだ」


 「白虎ですよ

 どうもジェイドって言います

 職業は剣闘士でレベル5です」


 「あら、これはご丁寧に

 私はこのベックの腐れ縁でリュカって名前です

 レベル5の弓使いよ、よろしくね

 んで、こっちの人が……」


 「ダイアだ

 騎士のレベル4、パーティーの盾役だから火力は当てにしないでくれよ」


 「私はフローラです

 レベルは6で水・氷の魔法使いをやっています」


 「俺はジャンだ

 職業は槍使いでレベルは4、よろしくな」


 「先程しましたけど、自分もしておきますね

 ベックです、職業は火属性の魔法使い、レベルは5です」


 バランスが良いパーティーだ。

これなら、安定して狩れるんじゃないだろうか?


 「さて6人揃ったことだし、狩りの相談をしましょうか

 まずは、時間帯ね

 ジェイド君は何時までログインするつもり?」


 「こっちは一旦19時か20時にログアウトしてご飯食べたらまたログインして深夜1時か2時くらいまでやるつもりですよ」


 「成程~、結構ガッツリやるタイプなのね

 私達も同じくらいまでやるつもりだけども、フローラが0時になったらログアウトするらしいから、そこからまた一人募集するか一旦解散するか決めましょうか

 次は狩り場ね

 草原の先にある、レスト洞窟って場所で狩る予定で、パーティーに余裕があったらボスまで討伐、その先の街に行って、次の狩場へって流れで問題ない?」


 「「「問題ない(です)」」」


 「んじゃ後はアイテムね

 回復薬とかはこっちも準備してあるけど、念の為各自買ってきておいて

 後、洞窟は本来は明かりがいるけども今回はベックが火を付けてくれるから松明はいらないから

 各自問題なければ30分後に西門に集合で」


 「「「了解です」」」


 本格的にパーティーっぽくて良いなぁ、この雰囲気。

俺も早く回復薬を買って準備しないとな。

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[一言] おぉ、当たりのパーティーかな?
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