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ラルーア大森林へ3

PCでかいてるんですがスペースキーが壊れてしまった……。

すごくやりづらい……。

 「ありがとうございました、またのお越しを~」


 ふぅ、コンビニのバイトも結構疲れるもんだな。

考えてみたらあの店の中を数人で回すんだから、やること一杯で大変だわ。


 「お疲れ様~、交代の時間だから東堂君あがっていいよ~」


 「了解です、お疲れさまでした~」


 どうやら終わったらしい。

シフトを見れば明日、明後日も同じ時間だな。

早く仕事になれて、余裕を持たないと。




 ご飯食べて、お風呂に入ったらさっそくログイン。

リュカさんたちはいるかな?と思ってフレンドリストを見るもログインしていないようだ。

いや、フローラさんはログインしているが他の街にいるようだった。

昨日言ってたフレンドさんとやってるのかな?

となれば、また野良パーティーを組まないといけないな。

今日は時間があるから、組めるまでまつか。


 そう思って、広場に来てみるとやっぱりたくさん人がいた。

今日も相変わらずタンク役とヒーラーの募集が多いが、チラホラと前衛や後衛の募集とかあるようだった。

よしよし、これなら早めにパーティーを組めそうだな。


 「すみません、そこの虎の人」


 おっもうスカウトか?

振り返ると、メモ帳片手に明らかに戦闘職ではない人が。

というか、ゲームなのにスーツ……?特注……?


 「私、情報攻略サイトで記者をやらせてもらってる、あっこりんです

 よろしければ取材をさせていただければと」


 「えぇと……?なんで俺ですか?」


 「発端はこの掲示板に投稿されたこの動画ですね」


 あぁ……、昨日の魔王国の王女さん絡みのやつか……。


 「それで、俺になにかメリットありますか?」


 「う~ん、拒否されてもいいんですが

 今頃、この人だれだって感じで探してる人が多いので質問攻めにあうと思いますよ?」


 「拒否権ないじゃないですか~……

 じゃぁ、情報は話すんで、しっかり俺に迷惑かからないようにしてください……、巻き込まれただけなんで」


 「わかりました~、ちゃ~んと記事にしますんで!」


 「まずあの人、魔王国の第三王女でエル=ヴァン……すんません、フルネーム覚えてないです

 その人がこの西ルートの先の方から来たらしいです

 んで、俺がどのくらいの冒険者なのかって聞いてきたんで、俺は普通ぐらいですって答えたら次の試練を難しくした方がよさそうだ、とか言ってたんで次のイベント絡みの人物だと思います」


 「それで終わりです?」


 「終わりです

 後は、猫扱いされたとかそんなどうでもいい話しかないですよ」


 「成程成程~

 試練ってのはなんなんです?」


 「詳細はきいてませんけどね

 女神様……、多分最初のキャラクリの時に会った人だと思うんですけど、あの人から冒険者の成長を促すための試練を~って言ってましたよ」


 「ふむふむ、やっぱりそこまで事前に情報は出してくれないってことですか

 わかったのは、女神様の試練が次のイベントでその関連NPCがエルさんってことだけですか

 こちらまとめて掲示板にあげておきます」


 「えぇ、よろしくお願いしますよ」


 「ではでは~」


 言うが早いが、すでに遠くに行ってしまった。

嵐のような人だったな。

あっ畜生、今の話の中で狙ってたパーティー募集が終わってしまった。

また探さないと……。




 さて、ようやく組めたパーティーは前衛1(俺)、タンク1、ヒーラー1、弓使い3という変則的なパーティーだった。

タンク役であるリーダーのMLNGさんと弓使いの3名(それぞれLISA,ANNA,MAYA)の固定パーティーに俺とヒーラーの人(海苔軍艦)が入ったという関係になる。

やけにローマ字が多いとかリーダーの名前どう読むんだとか(メレンゲって読むと教えてもらった)、ヒーラーの人の名前のインパクトが強いというか。

後弓使いの3人、それ本名じゃないよな……?さすがに別名だよな?


 というわけでラルーア大森林にやってきた。

一先ず、マップ上で近くにいるモンスターへと向かう。


 「ハイコボルトね、行くわよ

 LISA、MAYA!【連射】!」


 「えぇ、【連射】!」


 「【連射】!」


 先制攻撃としてまず3人が、連射スキルで攻撃。

スキルレベルが上がると矢の数が増えるらしいんだけども、3人分もあると、もはや矢の雨という表現がピッタリだ。

一発の威力は低いため、倒しきるまではいかないけども、満遍なくダメージを与えていく。

当然、敵は怒って3人を狙おうとするが


 「な~に、女の子ばっかり狙ってんだ?【騎士の威光】!」


 その攻撃が一気に、メレンゲさんへと向かっていく。

スキができたのを見計らってダッシュで距離を詰めて、スラッシュで一閃。

これで1匹が消えた、残り5匹だ。

それを見た、海苔軍艦さんがヒーラーのスキル、リキャストを俺に打ってくる。

このスキルはCDを回復させるというスキルで、これでまたダッシュからのスラッシュのコンボを決めてもう1匹を仕留めていく。


 「いいぞ、ジェイド君

 っと私も行くぞ!【フルカウンター】!」


 メレンゲさんが使ったスキルは騎士のスキルの一つ、フルカウンター。

今まで食らっていたダメージを、一気に開放して相手にダメージを与えるスキルだ。

ダイアさんはパリィで防ぐタイプだったので相性が悪いらしくて使ってなかったけども、メレンゲさんは使うらしい。

これをまともに受けた2匹が倒れていく。

さて、残り2匹。

そろそろスキルのCDが終わるだろうな。

フルカウンターを打ち終わったメレンゲさんは、残った2匹を持っていた盾でシールドバッシュの要領で体制を崩すと、すぐさま跳躍のスキルで後方へと下がる。

それを見計ったかのように、


 「「「【連射】!」」」


 また凄い量の矢が降り注ぎ、2匹を串刺しにしていき、戦闘が終了した。


 【経験値を900手に入れました】


 うわぁ、レベルアップまで後20足りない……。


 「お疲れさん~、いや~いい連携だったよ

 パーティー組んで初の戦闘とは思えないぐらいだね」


 「いや、皆さんが強いからですよ

 私、今回リキャスト1買いしか打ててないですからね?【ヒール】」


 「おっありがとう

 ジェイド君も中々の攻撃力だね、一撃で仕留めてくれて助かる」


 「いえいえ、3人が最初に削ってくれたから仕留められただけですよ」


 「私たちのスキルはあんまりダメージ与えられてないわよ」


 「そうですよ~、制圧力はあってもダメージはそこまでないですからね~」


 「それにすっごく早く動いてたよ!本当に虎って感じでかっこよかったよ!」


 「あ、ありがとうございます~」


 ここまでほめられると恥ずかしいな。

よし、この調子で頑張ろう!

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また、感想をいただければとても励みになりますので是非!


追記:6日、7日の投稿が難しそうなのでお休みさせていただきます……申し訳ないです……

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― 新着の感想 ―
[一言] おぉ、今のところ、こまったちゃんも居ないし、いいゲームだね~(//∇//)
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