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ゲルダさん再び

鍛冶パート2です


個人的にゲルダさんは気に入ってます

(本来プロットでは別の名前だったけどぱっと思い浮かんだので名前変えたぐらい)


はい、計画性皆無ですね……

 ダイアさんやベックさんはそれぞれ、頼む相手が決まっているということで別れることになった。

またいつか、彼らとパーティーを組めたらいいな。


 さて、装備を作るとなったらゲルダさんだけどもいるかな?

フレンドリストを確認すると、ログインしていることが判明。

早速連絡を取ってみる。


 『もしもし?ゲルダさん、ジェイドです

 装備の新調をお願いしたいんですけど』


 『ん?ジェイド……、あぁ虎の人か

 俺はレストリアにまだいるんだが、そっちはどこにいるんだ?』


 『俺は今ラルーアですね』


 『ってことはウルフの防具強化ってところか

 武器はどうする?こっちも変えるか?』


 『お願いします』


 『了解した

 んじゃこっちまで来てくれ』


 『それでは向かいます』


 さて、こっからレストリアまで戻るには草原を抜けてレスト洞窟を抜けてという手順を取る必要はない。

このゲームでは各街にある噴水広場を通じてワープができるというシステムがある。

そのため、一度行った街にはいつでも行けるようになるのだ。

なお、一部ユーザーからは徒歩で行くのが世界観的にあっているだろ!と不評らしいけど大多数のユーザーは便利だからと歓迎している。

便利だから、そのまま残しておいてほしいね。




 ゲルダさんの現在位置は、どうやら鍛冶場のようなので向かってみる。


 「おう!!よく来たねぇ!!

 確かゲルダん所の客だろ!!」


 「あっどうもこんばんは

 お邪魔しますね」


 鍛冶場に入るなり、親方に話しかけられたのでとりあえず挨拶をしておく。

丁寧に、ゲルダさんのいる方向を教えてくれたのでそちらに向かう。


 「ゲルダさん、来ましたよ~」


 「おう、ジェイドか

 ちょっと待っててくれ」


 そう言う、ゲルダさんは金槌を片手に剣を叩いていた。

すげぇ、本格的な鍛冶作業だ。

思わず魅入ってしまう。

最後に、一際大きく振りかぶり叩くと綺麗なエフェクトと共に出来上がった。


 「うん、完成したな

 それでジェイド、武器と防具の新調だろ?」


 「えぇ、そのつもりです

 ところで、前回と作り方が違うのはなんでですか?」


 「あぁ、あのスキルはな一度作ったものを再現するってやつだ

 初めて作るものやデザインに拘りたいなら一度作るしか無いんだ

 色ぐらいなら自由に変えれるけどな

 今回ジェイドが作るであろう武器と防具もスキルで出来るから直ぐにでも作れるぞ」


 成程、そんな違いがあったのか。

確かに、俺が作ってもらおうとしているのは掲示板でも人気の高い装備になってるしゲルダさんも作ってあるよな。


 「剣に関しては色々あるし、こっちからオススメの品もあるんだけど、ナックルに関しては今から作るしかねぇ

 1つは普通に攻撃力が高いやつ、もう一つが毒スキル持ちのやつだ

 どっちがいい?」


 「因みに毒の方は剣状態だと?」


 「乗らねぇな

 あくまでナックルの状態で殴るか蹴らないと駄目らしい」


 「蹴りはいいんだ……」


 「試したやつはいないが、頭で攻撃しようと乗るんじゃねぇか?

 体で攻撃するってことが大事なんだろう、多分」


 「ん~、攻撃だけなら剣でいいから

 搦手として毒持ちの方を作成でお願いします」


 「わかった、因みに素材の持ち込みはあるか?

 こいつは毒薬が1つとポイズンマウスの牙が2つ必要だが」


 「毒薬はありますけど鼠の牙はないですね」


 「了解

 んじゃその分の素材代も入れて、5000ルートだ

 剣はそっちの作業台に乗せてあるやつから選んでくれ、お前さんにオススメなのは一番左の武器だ」


 そう言って、ナックルの作成に取り掛かってくれる。

作業台にある剣で一番左の武器がオススメらしいが……。


 攻撃力+40、俊敏+5、ダッシュスキル強化……?

すごく優秀だな。

ついているスキルも俺が一番使っているスキルだし、これが欲しいな。


 「よし、出来たぜ

 剣は……、やっぱりそいつにするのか?

 因みにそいつは、お前さん用にと思って柄を白虎模様にしてたりするぜ?」


 言われてみれば、確かに白と黒で柄が彩られていた。

特注ってわけじゃないが、俺用に作られたってことか。


 「そいつは6000ルートだ、買うか?」


 「勿論買います!」


 「よし、んじゃ後は防具だな

 一旦防具を脱いで、ウルフの皮と一緒に台においてくれ」


 「了解です、よっと」


 炎に包まれ、防具が生まれ変わっていく。

最初は驚いたけども、慣れてしまったな。


 「んじゃ防具で3500ルート

 全部合計で14500ルートだ」


 「145……、はいこちらですね」


 「毎度あり!

 んで、これからどうするんだ?

 また狩りにでもいくのか?」


 「えぇ、そのつもりですよ

 野良でパーティーを組むか、ソロで安全に気をつけながら狩るつもりです」


 「成程な

 気ぃつけていけよ?」


 「程々に頑張りますよ~」


 よし、それではラルーアに戻って狩りにいきますか!

よろしければ、ブックマーク・評価をお願いします

また、感想をいただければとても励みになりますので是非!


近々、主人工目線で書いたメモ帳代わりのもの(設定集っぽいもの)を投稿しますがそれは1日の分にはカウントしない&本筋とは関係ないので見たくない人はスルーしてください

(若干のネタバレ要素もあったりするかも……?)

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