パーティーの解散へ
帰ってみたら、初めての評価が付いていました!
ありがとうございます!
頑張ります!!
【経験値を475獲得しました
レベルアップしました
ステータスポイント5獲得、スキルポイント2獲得
ステータスを確認してください】
戦闘回数は少ないけども、ここの経験値量が多いからすぐにレベルが上ってくれた。
「22時55分……引き上げましょうか」
「「「了解」」」
「それじゃ、帰る前に
お~い、私達帰るからね~?頑張って~!」
「了解した~!
ボス倒してくるぜ~!」
向こうのパーティーにも声をかけて撤退することを伝える。
そのまま、マップを確認して毒蜘蛛を避けながら街へ移動を開始だ。
森を抜けると草原地帯に入るのだが、かなり人が増えていた。
「もう皆こっちまで来てる感じね~
やっぱり西ルートが一番人気があるのかしら?」
「そこは地形の問題が一番大きいだろうな
こっちは森とは言え、平地だ
東は岩山、北は雪、南は砂漠となったら一番戦いやすい方向に行きたくなるだろう」
「そりゃそうね」
「行ったとしても、ボス初回討伐ボーナスを取りに行くか現地でしか取れない素材を集めに行くかしかないだろうな~
多分、こっちの素材はあんま売れなくなるだろうし」
需要と供給の観点から、こちらは人が多すぎるので素材の価値はどんどん下がっていくだろうしな。
だけども人がいないと、流通なども面倒なことになりそうだ。
無事に街に付いたので早速冒険者ギルドに向かう。
まずは、カウンターに行く前にテーブルで素材の確認だ。
アイテムボックスを開き中を確認すると……。
・角兎の肉×9
・角兎の角×4
・角兎のカード×1
・レッサーウルフの皮×5
・レッサーウルフの牙×6
・レッサーウルフのカード×2
・ビッグスパロウの羽×6
・ビッグスパロウの尾羽根×1
・コボルトの毛皮×34
・コボルトの牙×12
・コボルトのカード×2
・ゴブリンの耳×42
・ゴブリンの目玉×8
・ゴブリンのカード×3
・オークの肉×10
・オークのカード×1
・アルミラージの肉×4
・ウルフの皮×2
・ウルフの牙×3
・ハイコボルトの毛皮×11
・ハイコボルトの牙×2
・ハイゴブリンの耳×4
・ハイゴブリンの目玉×3
・ポイズンスパイダーの脚×4
・ポイズンラットの皮×6
・毒薬×2
・ポイズンラットのカード×1
素材リストを見てみるとこんな感じだった。
どうやら相当運が良かったらしい。
カードがめちゃくちゃ落ちてるわ。
後、レアドロップとして、オークの大鎚というハンマーが手に入っていた。
これを報告すると
「いや、運良すぎじゃない?」
「なんかそういうスキルが有るのか?」
「あの~、カードってなんの効果があるんですか?」
「あっフローラちゃんは知らなかったのね
カードはね?使うと様々な恩恵が受けられるのよ
例えば、角兎のカードを1枚使うと角兎の詳細のデータが見れるって効果
2枚目を使うと、体力+10の効果、3枚目を使うと跳躍系のスキル強化と角兎の具現化ができるようになるの」
「具現化?ってなんですか?」
「簡単に言えば、一緒にいてくれるようになるって効果だな
このゲームにテイマーやサモナーという職業もあるが、あれの簡易版だと思ってくれ
街中もしくは戦闘だと1つの戦闘で1体だけ呼べる
戦闘で呼ぶ際は、3回の戦闘が経過しないと再度呼べないから注意が必要らしい」
「成程~、私も数枚持っているので使ったほうが良いんですか?」
「損するもんじゃ無いからな
3枚目のスキルは別に活かすために取らなきゃ行けないってわけじゃくて、選択の幅が広がるって考えておけば良いんだし
具現化も事前に仲間に伝えておけば、混乱することもなく戦闘できるだろ?
ただ、同じモンスターが出る場所でそのモンスターを呼んじゃ駄目だぞ?
紛らわしくて、パーティーメンバーから怒られることもあるからな」
「了解です!」
「因みに、使わないカードがあったら私達に売ってくれてもいいわよ?
パーティーメンバーの強化になるからね」
「は~い!」
とりあえず使えるカードは全部使用しておいて……。
【レッサーウルフのカードが3枚揃いました
これより具現化が可能です】
成程、こういうアナウンスもあるのね。
というわけで具現化を試してみる。
『ワフッ』
思っていた姿と違ってかなり小さい。
というか手乗りサイズだ。
そんなレッサーウルフ(?)が宙に浮いている。
「あら、ジェイド君
可愛いレッサーウルフね」
「3枚揃ったのか」
「へ~、具現化ってこんな感じになるんですね」
「か……可愛い~~~!!」
「うわっビックリした!」
「あ~、フローラちゃんはこういうのに目がねぇタイプなのな」
『>ヮ<』
いつの間にか、フローラさんが近くに来てレッサーウルフを抱きしめていた。
いや、まぁ本人(本狼?)が喜んでるっぽいのでいいんだけども。
「これで戦闘中にも役立つんですか?」
「街中だからそのサイズなだけで、戦闘中は元の大きさになるわよ
後、一応体の色は召喚者が決められるわよ」
「成程」
今のレッサーウルフの色は、赤茶色っぽい色なので試しに白色にしてみる。
俺のだって証になるだろうしね。
なお、今はフローラさんの膝の上で優しくなでられている。
「フローラさん、レッサーウルフのカードが1枚余ってるんですが」
「買います!!」
即答だった。
交渉の末に、角兎のカードと交換しておいた。
「さて、これで大体の確認と交換とかは終わったかしら?
次はジェイド君が手に入れた大鎚だけども、これ相場いくらぐらいかしらね?」
「今のところ情報もないしな」
「俺達のパーティーで大鎚を使うやつがいないし、売るしかないしな」
「2万はいくわよね?」
「序盤のボスのドロップってことを込しても2,5ぐらいか?」
「最初の方だし、プレミア付いて4万はいくんじゃ?」
経験者組に相場の話は任せておいて、俺たちは具現化したレッサーウルフズの話へ。
そう【ズ】だ。
あの後、ジャンさん、フローラさんがそれぞれ具現化してある。
なお、その3匹は俺とベックさんとフローラさんの前を走り回っていたりする。
「名前つけないとわかりづらいよな」
「3匹もいますからね~、僕も欲しくなってきました
素材売ったらカードを買いたいですね~」
「私はもう決めましたよ!
シフォンです!シフォンおいで~」
『~♪』
フローラさんは早速名前を決めたらしい。
可愛らしい名前だ。
ん~、俺がつけるとしたらなんだろうな。
『?』
こっちをじっと見つめてくるうちの子。
よし、こういう時は直感だな。
「よし、お前の名前はギンだ」
『ワフッ!』
安直とか言わないで欲しい。
俺にネーミングセンスはないんだ。
「ギンちゃ~ん、おいで~」
『>ヮ<』
あれ~?召喚者である俺よりフローラさんの方に懐きすぎじゃない……?
別にいいけどもさぁ……。
「フローラさん、ほんわかオーラがありますから動物はそっちの方に惹かれるんですかね?」
「なんとなく寂しい気持ちになるなぁ……」
っとどうやら向こうも大体の話し合いが終わったようだ。
とりあえず3万で出品して、売れなかったら下げていくという方針でいくらしい。
「こればっかりは、ハンマー使いの人がいないとわからない話だからね」
ドロップしたのは俺なので、代表として出品しておいた。
さて、売れると良いな。
こちらが終わったので、次は素材の売却の時間だ。
素材の量が多いので必要素材以外は全部冒険者ギルドに降ろすことにする。
必要なのは、防具の強化にウルフの皮だけだ。
換金結果は、49500ルートだ。
特にオーク肉あたりがデカかった。
3つで4500ルートの買い取り。
オーク様々だね。
っとそんなことを話していたら、23時50分になった。
「それでは皆さん、本日はありがとうございました
また機会があればパーティーを組んでくださると嬉しいです!」
固定パーティーを組まないかと、リュカさんから提案があったけどもフローラさんは友達とプレイするみたいだ。
今日はその友達が来れないのでパーティーを探していたとのこと。
フレンドコードだけを交換して、フローラさんは落ちていく。
「それじゃ一旦ここで解散しておくわ
私はもう疲れたし今日はここで落ちておくから、フレコだけ交換していきましょう
皆はどうする?」
「僕は装備の新調だけして落ちようかな」
「俺も装備の新調だな、その後パーティーを探すかな」
「俺は寝るぜ
またあったらパーティーよろしくな!」
「俺は装備を新調してまた狩りに行ってきます」
「ジェイド君は頑張るわね~、あんまり熱中しすぎて体壊しちゃ駄目よ?
それじゃぁね~」
こうして、初めてのパーティー狩りは終了した。
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