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姫百合荘の生活  作者: 嬉椎名わーい
5/6

5、眉毛と洗濯物とアイシテル

ロンドンのテームズ川沿いに、有名な英国秘密情報部MI6本部がある。

007映画で3度も爆破された、あのSFっぽい建物・・・

今、その本部ビルの前にバスのようにデカいロールスロイス・ファントムVIが止まり、まずショーファーが降りて後部座席のドアを開ける。

このショーファー、元はSAS(陸軍特殊空挺部隊)隊員のダン・クローヴィス(Dan Clovis)、苦みばしったタフそうな顔、訓練中の事故で失った右手は鋼鉄の義手となっている。

ドアが開くとまず飛び出してきたのは、2匹の牝のドーベルマン、その名は「バター」&「ブレッド」。

続いて優雅に降りてくるのは、アンティーク・ドレス姿の少女。

まるで実物大の生きたアンティーク・ドールと見まがうような愛らしさ。

ポッペンブルック(Poppenbroke)伯爵令嬢、アリスン・ローズ(Alison Rhodes)、この時13歳。

ウェーブのかかった柔らかいブロンド、高貴さの漂う緑色の瞳、慈悲深い笑みを浮かべた唇・・・

従える2頭のドーベルマンはアリスンが子供のころから育てたもので、名付け親も彼女自身である。

「みなさま、ごきげんよう」

いくえにも取り巻いていた報道陣からため息が漏れる。

天才少女レディー・アリスン、MI6に初出勤の瞬間であった。


10歳にしてオクスフォード大学入学、2008年に創設された言語学・文献学・音声学部がセットになった新しい学部を12歳で卒業。

ネイティブ同様に流暢に話せる言語が10、問題なくコミュニケーションできる言語が22、日常会話程度ならこなせる言語が56。

合計88の言語を操る超天才。

大学院への進学にも興味があったのだが、MI6からのたっての要請で、この国家機関に奉職する身となった。

MI6の思惑、それは彼女に「情報部のイメージ向上のためのマスコット・キャラクター」となってもらうこと。

スパイ組織であるからには、その業務は当然ダーティーなものも含まれる。

しかも年々その活動内容を国民に公開せよ、という圧力は高まってきており、「スパイ活動」の必要性をどうやって国民に納得してもらうか、それは大きな課題だった。

以前なら、かの有名な「007ジェームズ・ボンド」がMI6の顔となり、世界中の人々に「MI6は正義の味方」と宣伝してくれたものだが・・・

さすがに映画シリーズ開始から50年以上の月日が流れ、その影響力は弱まってきた。

そこで新たな時代のアイコンとして、愛くるしい天才少女に登場していただく、という次第になったのだが・・・


今日はこれから大講堂にてレディー・アリスンの挨拶とちょっとしたスピーチがある、ということでMI6職員および許可された取材陣が詰めかけていた。

誰もが、頭がよくて可愛らしい少女が、何か可愛らしいことを言うのを期待している。

壇上にアリスンが現れると、拍手が巻き起こる。

「今日は皆さまに温かくお迎えいただいて、非常に感謝しております。オクスフォードの卒業式ではラテン語でスピーチしたのですが、今日は英語でいいのかな?

英語はあまり得意じゃないのですけど・・・」

聴衆から笑い声。

「ところで、しばらく前に見た新聞記事なのですが」

イギリスの言語学者が、世界中の言語で「アイ・ラブ・ユー」に該当する言葉を調べ出し、「もっとも変てこなアイ・ラブ・ユー」ランキングを発表したのである。

みごと1位に輝いたのは、「日本語でした。『ワタシ ワ アナタ ヲ アイシマス』ですって」

会場から失笑。それを打ち消すように演台をバン!と激しく叩くアリスン。

「そんな日本語はないんですよ! 日本語で『アイ・ラブ・ユー』と言う時は、『アイシテル』とか『スキ』といったフレーズを使います。

この言語学者はあろうことか、翻訳ソフトで『アイ・ラブ・ユー』を各国語に翻訳しただけ、という低レベルきわまりない仕事を・・・」

さらにバン!と演台を叩きまくるアリスン、聴衆は今や完全に呆気に取られていた。

「イギリスの外国語を理解する能力が、いちじるしく低下しているッ! これが我が国の国際的地位の低下を引き起こしている大きな要因なのです!

ひるがえってMI6は正常に機能しているのでしょうか? 外国から入ってくる情報を正しく理解しているのでしょうか?

今や中国という巨大な敵、失礼、競争相手が台頭し、あらたな冷戦時代に突入したのを理解してますか! 大英帝国を再び世界の指導者たる地位に復活させる、そのような気概はありますか!」

最前列で聞いていた聴衆は後に、「レディー・アリスンの唾が飛んできた」と証言したという。


このアリスンの、あまりに保守的で、あまりに熱すぎるスピーチのせいで、彼女を「MI6のかわいマスコットにする」という計画はボツとなった。

かわりに上層部は、彼女を外国からの情報を評価分析する、より重要なポストに(あくまで見習いとしてだが)つけたのである。



さて、とんでもないスピーチから3ケ月ほど過ぎた、ある日の午後。

アリスンはロンドン郊外の極秘の場所にあるMI6訓練センターの敷地を、2頭のドーベルマンを連れて散歩していた。

ここで運命の出会いが待っていた・・・

前方から、1人の若い女性が歩いてきた。

ワシャワシャの赤毛、濃い黒い眉、灰色の瞳、唇の下のホクロ・・・ 黒いタンクトップにパンツ、首に巻いた黒いチョーカーにはドクロの銀細工。

その他にも全身に、トゲトゲのついた「パンク」なアクセサリーを身につけている。

まるで女の背中から炎の翼が広がっていくような、何か燃えるようなオーラが出ていた。

(カッコいい・・・!)

一目惚れであった。

よく見ると女の足元には、同じく赤毛の3歳くらいの幼女。

アリスンを見て、目をキラキラさせている。

「グッド・アフタヌーン」挨拶をしてみる。

女は、フリルひらひらドレス姿のアリスンをジロジロ見回すと、「あんたのファッション、クールだね!」

幼女はアリスンに駆けよると、スカートのはしっこをギュッとつかんだ。

ドーベルマンは静かに、幼女とアリスンを見比べている。

「娘もあんたに惚れちゃったみたい」苦笑いを浮かべる女。

アリスンは幼女を抱きよせ、キス。

(この日、私は天使に出会った・・・)


女は急いでいるらしく、娘を連れ、アリスンに手を振って去っていった。

センターの見学を終えたアリスンは、(名前聞いとけばよかったな・・・)ボーッとしていたが、職員がやってきて、

「レディー・アリスン! 今、お時間よろしいですか? 助けていただきたいことが・・・」

事務所へと連れていかれる。

「新人の面接をしてるのですが、」

面接会場で、先ほどの女と再会した。

「娘さんは?」「事務員さんが預かってくれてる」

女の履歴書を見てみる。「使用できる言語:英語、日本語が堪能。中国語、タミル語が少々・・・」

「私、シンガポール出身だから・・・ 日本語は高校の授業で選択しました」

職員が「今、日本語のできる者がいなくて・・・ この応募者をテストしていただけませんか?」

アリスン「わかりました、やってみましょう」

女に向き直ると、「では日本語で会話してみましょうか・・・ ワタシワ アナタヲ アイシマス」

ローラ「ナニ! バカナ!」

アリスン「スキデス! アイシテル!」

ローラ「マテ! ヤメロ!」

アリスン「スキ!スキ!スキ!」

ローラ「・・・ユリ? ユリ? トートイ?」

アリスンは激しくうなずいて、「ユリ!ユリ!トートイ!ダイスキ!アイシテル!」

職員の方に振り向くと、「彼女の日本語スキルはかなり高いですね!」

職員「な、なるほど・・・」



後日、訓練センターのカフェテリアで、2人は昼食を共にした。

この時までには、アリスンは赤毛の女性ローラ・クイーン(Rola Queen)について、あらゆる情報を調べ上げていた。

「上層部に手を回して、あなたと私がコンビを組めるようにしておきましたよ」

「あの、お願いがあるんだけど・・・ 協力してほしい。IRAのエメット・オサリバン(Emmett O'Sullivan)の行方を捜して!」

女の瞳に炎が燃え上がるのを、アリスンは見た。

「潜入工作員アーウィン・クイーン(Irwin Queen)の娘、ローラ。あなたと、ご家族に起こったことは・・・

報告書を読ませていただきました。お気の毒です・・・ 今日はアンは?」

「託児所に預けた」

「あの、アンは・・・ オサリバンの娘なの?」

ローラは皿の上のパサパサしたサンドイッチを見つめて、「イギリスのメシはマズイなあ・・・」

髪をバサッとかき上げると、「堕ろそうと思ったんだ・・・ でも、うちカトリックだから」

アリスンはローラの顔をじっと見て、「気の毒には思うけど、MI6はあなたの復讐のために存在するのではありませんよ!」

キッとアリスンの目を見返すローラ。アリスンはにっこり、

「なーんて、真面目なことは言わない。あなたのためなら何でもする。逮捕されても、地獄に落ちてもかまわない!」

ホッとするローラ、「あんた・・・ いいやつだね」

「オサリバンはMI6職員を殺害した殺人犯なわけだし、とっくに調査は始まってるのですが、今のところ手がかりは少ない・・・

私たちがあの事件を担当できるよう、かけあってみます。ところで、私のロールスでアンを迎えに行かない? 夕食は3人でいっしょにどう?」

「ありがとう、アンも喜ぶよ! よかったら、うちで食べない? ヌードル・スープって食べたことある?」

「初めてだけど、なんでも食べる!」

これがアリスンにとって初めて食べるローラの手料理、初めてのラーメンとなった。



月日は流れ・・・ アリスンがまもなく16歳になろうというころ、ローラ・アン母子とともに、日本にいた。

ヴィッラ・デステという洒落たマンションの一室でゴロゴロ、ポテチを食べながら愛読書「日本死語辞典」を読みふけっている。

ブロンドを長く伸ばし、相変わらずスレンダーではあるものの、Tシャツとジーンズで年中過ごすようになった彼女の姿に「生きたアンティーク・ドール」の面影は、もはやない。

やはりTシャツと短パン姿のローラがやってきて、「あんたも洗濯物があったら出してよ! そのジーンズ、いつから履いてるの?」

寝転がった少女の尻のあたりをクンクン嗅いでみると、「くっさ! あんたオシッコ漏らした?」

アリスンはヘラヘラしながら起き上がると、よっこらしょ、とジーンズを脱いで「汗もアンモニア成分あるから・・・ もう3ヶ月くらい履いてるかなー」

脱ぎたてホヤホヤのジーンズの塊をローラに差し出し、「ほれ」

「ほれ、じゃねー!」

ローラはトングで、その汚染されたようなジーンズをつまみながら、「これからは私とアンの服と、あんたの汚れ物は別々に洗うから!」

「そんな女房と娘に嫌われる中年オヤジみたいな扱い、しないでくれよう」

洗濯機を回しつつローラは、「しっかし、あのレディー・アリスンが、こんなダメ人間になってしまうとは・・・」

リビングの方からは、「ローラぁ、パンツいっちょだとスースーするよー、何か履くものないのー?」

ローラはため息をついて、「1人しか産んでないのに、いつの間にか2人の娘の母親・・・

オサリバンの件が無事解決したのは、あいつが助けてくれたおかげだし、感謝はしてるけど・・・」




それは姫百合荘(ひめゆりそう)1周年から3ケ月ほどさかのぼった、11月の木曜日。

今日はまりあ、燃子(もえこ)ともに休日シフトなので、久しぶりにデート。

白金の庭園美術館を見学した後、自然教育園の森を散歩していた。

「はあーっ もえこが好きすぎてツライ・・・」

悩ましい表情で燃子の肩を抱くまりあ。

182センチの長身、長い波うつ金髪のまりあと、168センチ九等身、長いストレートの黒髪の燃子、どこから見ても目を引くカップルであった。

「なーなー、まりあ様はもえこのこと、世界で一番好き?」

「一番をこえて無限最強に好き」

「ほなら、もえこも世界で一番まりあ様が好き。ただし・・・」

目がキラリーン

「もえこが一番じゃなくなった時、もえこはオサラバするので・・・ そのつもりでいてな」

「う・・・ そんな日は来ない・・・ 地球が滅亡するまでな!」

その時、通りかかったカップルの女性が、「うわー、あの2人すてき! めちゃくちゃ仲良さそう」

スマホを取り出し、「写真撮らせてもらえるかな?」

男性の方が、「聞いてみようか? あの・・・」

燃子がいきなりブチ切れ、「とるなコラ!」

唖然とする男女のカップルを残し、2人はスタスタと先へ進む。

しばらくして、燃子「なーなー、もしかしてもえこ、レディースの総長だったのでは?」

まりあ「いいえ、あなたは金持ちの歯医者さんと演歌歌手の間に生まれた、甘やかされて育ったお嬢さんです!」

またしばらく沈黙したまま歩いていたが、

燃子「なーなー、もえこバイク乗れるしケンカも強いし、やっぱりレディースの総長だったのでは?」

まりあ「そんなにレディース総長に憧れてるのか? 自分の願望で勝手に過去を書き換えないように!」

燃子「ちゅー」

いきなりほっぺにチューされて、もともと赤いまりあの頬が、完全に真っ赤に染まった。

まりあ「はぁー 心臓止まるっぺ!」

前方から来た2人連れの女性が、「うわっ美しいカップル!」「ちゅーしてる、かわいい・・・」

スマホを取り出したので、やっぱり燃子に「とるなコラ!」と怒られ、逃げていった。


ベンチがあったので、並んで座る。

まりあ「もえこ、寒くねーか? 今日はイタリア料理でも食べて帰るか」

燃子は遠くを見ながら、「いっくらがんばっても、思い出せへんなあ・・・」

まりあの肩に頭を乗せ、「自動車事故・・・ でも私、事故った気しないんやけど・・・ 運転うまいし・・・」

「無理して思い出さなくていいよ。また発作が起きたら・・・」

以前はたまにパニックの発作に襲われ、ひどい時は嘔吐したこともある燃子、眉根をよせて

「このところ、だいぶよくなってきたから・・・ ちょっとだけイメージが浮かんでくる・・・」

鼻をクンクンさせ、「この匂いは・・・ガソリンちゃうで? 何だろ・・・ 硝煙・・・ 火薬?」

身を起こすと、まりあの顔をまっすぐに見て、「事故じゃなくてテロなんちゃうの?」

まりあは決心を固め、「そこまで記憶が戻ったなら・・・ 先生と相談して自動車事故ってことにしたんだけど、おっしゃる通り、本当はテロです」

燃子の顔が真っ青になり、「うっ」口を押え、身を屈める。

「もえこ!」


しばらく休んだ後、2人は帰途についた。

「ごめんね、まりあ様・・・ せっかくのデートなのにな・・・ ちょっと引っかけちゃったな」

「気にすんな、もう今日は家でゆっくりしような。しばらくは無理して思い出すの禁止だぞ、あわてず一歩ずつ」

燃子の目から涙がひとすじ、まりあの腕にしがみつく。

「こんなに優しくしてもらってるのに、わがままばっかり言って堪忍な・・・ もえこメンヘラだから堪忍な・・・」




姫百合荘の豆知識(5)


スコットランド出身のプロレスラー、船乗り、冒険家のマーク・イントッシュ・ブリングハースト(Mark Intosh Bringhurst)は世界を巡った後、日本に定住する決意をした。

帰化して「壬生晩鐘(みぶ ばんしょう)」と名乗る。(「壬生」とは大好きな新選組からとった名であると同時に、本名の頭文字(M・I・B)でもある)

日本語で小説を出版したり、ウイスキーのCMに出演したり、いろんなことをやったが、とくに自然保護運動家として著名。

長野県北部の姫神山(ひめがみやま)が大規模トンネル工事で開発されそうになると、山全体を地権者から買い取って開発計画をストップさせた。

すべてが一件落着した後、その麓にオープンさせた「姫神牧場」こそ、日本での彼の「愛する我が家」である・・・

日本をたびたび訪れていたスウェーデン人イラストレーター、ディアナ・ヤコブソン(Diana Yakobson、同じく帰化して壬生月子(みぶ つきこ))と結婚。

長男・晴嵐(せいらん)、長女・まりあ、次女・ありあ・・・ と、3人の子をもうけた。


壬生まりあと黒木燃子(くろき もえこ)は、姫百合荘で一番最後に成立したカップルである。

そのうえ、まりあは「早出組」、燃子は「遅出組」とシフトがバラバラで、いっしょにいられる時間は短い。

そこで2人は毎月1週間ほど、まりあの実家・姫神牧場で過ごすようにしている。

カップルの結びつきを強めると同時に、忙しい牧場の仕事を手伝う目的もある。(燃子はカフェやショップの手伝い)

それに、なんといっても2人とも田舎育ちなので、たまには緑あふれる環境でリフレッシュしないと息が詰まってしまう。

燃子は記憶障害のため東京では車の運転を禁止されているが、長野の広い敷地では(まりあのエスコート付きだが)思いきりドライブを楽しむことができる。




燃子は姫百合荘でいちばん最後に住人となった「13人目の仲間」である。

湯香(ゆか)は当初、自分とはあまりにも接点のない、この九等身でワンレンの美女に、かなり気おくれを感じていた。

燃子の方も、まりあと湯香が、やけに仲いいのが気にかかる。

が、おたがいに「バイク乗り」であるとわかると、いくらか打ちとけてきた。

燃子「おう自分、何考えてホンダなんか乗っとったんじゃ?」

湯香「私は四輪車を買うお金なくて、仕方なく二輪の免許とったんだよ。単なる移動手段だよ。親がドゥカティ買ってくれるような金持ちとはちがうから・・・

ところでなんで私と話す時、ヤンキーっぽいの?」

燃子「自分、腕力あるしバイク乗るし、レディースの総長やったんやろ?」

湯香「真面目な高校生だったよ!」


また、燃子には悩みがあった。

朝起きて、手鏡でスッピンの顔を見つめ、「うーん、どうして眉毛薄くなってしまうん?」

スッピンのまま湯香の前に現れ、「どうよ、この般若っぷり! 自分、般若を見たことあるか?」

「こわいよ、もえこちゃん! スッピンのもえこちゃん、こわいよ!」

さらに燃子は、ワンレンの前髪をすべて顔の前に垂らし、「貞子・・・ さーだーこー」と湯香に迫ってきた。

「びえええええっ」

まりあが駆けつけ、狂気のパートナーを押しとどめる。「ホラハラ(ホラー・ハラスメント)はやめな!」

燃子「ううううう かなしいいい」

まりあ「湯香に、なんか恨みあるのか?」

燃子「湯香の・・・ 黒々した太い眉がうらやましいいいい・・・」

湯香はぷりぷりして、「眉なんか描けばいいじゃん! もえこちゃんの九等身の骨格の方がうらやましいわ!」

燃子「なにゆう、おま、眉毛ないと目にゴミが入るんやぞ?」

湯香「それは鼻毛だよ!」



第5話 おしまい


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