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姫百合荘の生活  作者: 嬉椎名わーい
4/6

4、化粧と悪魔とアモンティリャード

紅鬼(くき)が、ローラ&アリスンのカップルと友達づきあいを始めて、しばらくたったころ。

「あんたのまわりに女性カップルが多いみたいだから、みんなで連絡取りあって、助け合わない?」とローラが提案した。

こうして「百合友(ゆりとも)の会」が結成され、今でもローラが会長である。

さらに紅鬼が、「将来的には、みんな近所に住めるといいね。徒歩で行き来できる範囲内に」

それを聞いたミラルが、「今はやりのシェアハウスに、みんなで住むってのはどうよ?」

紅鬼、ローラ「それだ!」

こうして夢のような「姫百合荘(ひめゆりそう)プロジェクト」がスタートしたのである。




それは姫百合荘が1周年を迎える日から、3ケ月ほどさかのぼった11月の日曜日。

真琴(まこと)は月1回の定例の実家帰り(江東区深川)に、アリスンを連れて出かけていった。

通常はパートナーの湯香(ゆか)をともなうのだが、時々は家族同然の姫百合荘メンバーを1人ずつ連れていき、母に紹介するイベントを行っている。

(真琴の家は母子家庭、幼いころ離婚して病死した父は、ろくに顔も覚えていない)

姫百合荘に残った湯香(休日シフト)は、紅鬼を手伝って掃除を完了した後、縁側でゴロゴロしていた。

「11月でも太陽が出ると、あったかいなあ・・・」

平熱が36.6度もあって暑がりの湯香は、Tシャツ1枚でじゅうぶんである。


かたわらではパンと龍子(りゅうこ)のカップルが、日差しを浴びながらニコン一眼レフカメラの手入れをしていた。

2年ほど前、女性同士のカップルとして新たな人生をスタートした2人。

パンは危険な職業から足を洗い、カメラマンとして身を立てようとアメリカに留学、フォトグラファー養成講座を受講した。

龍子もついていき、当初はパンの助手になるつもりだったのだが、慣れない英語の授業に必死で食い下がって、いつの間にかいっぱしの写真家になっていた。

そんな2人を見ながら、

湯香「龍子たちはアメリカで結婚しようとは思わなかったの? できたよね、アメリカなら」

一瞬、沈黙が降りて

龍子「私は、しようって言ったけど」

パン「龍子のご両親が反対してるから・・・ できればみんなに納得してもらって、ハッピーな形にしたいからね」

龍子「うちの父が頑固で・・・ パンちゃんがすばらしい人だっていうのはわかってくれてるんだけど、やはり女同士というのが、ね・・・

女だろうと男だろうとパンちゃん以上の人なんて、この世にいないのに・・・

強くて、美しくて、優しくて・・・ そしてトイレットペーパーが安い店にくわしい」

龍子は涙をふいて、湯香を見ると、「トイレットペーパーが安い店にくわしい」

湯香「わかった、わかった」

龍子「たしか、湯香の家もお父さんが反対してるんだよね?」

湯香「うん・・・ 逆に真琴さんのお母さんが反対するどころか、むしろノリノリの大乗り気なのがビックリだったわ」

男で苦労の多い人生を送った真琴の母は、あいさつに訪れた湯香を大歓迎したものだった。

(「花物語」という古い小説を引っぱり出してきて、「今は百合っていうの?私らのころはエスいいましてな! 私のが、あんたらより先輩ですわ笑」)

パン「私やミラ姉みたいに家出して、縁切り状態になってると気楽なんだけどね。

でも龍子には家族の縁を切らせたくないんだ」

芝生の広場でボール遊びをしているローラとアンを見ながら、「たまに親子っていーな・・・って思うよね」


ローラはウェーブのかかった赤毛をオールバックにして、濃い眉、灰色の瞳。

蠱惑的な赤い唇の左下に、トレードマークのほくろ。

学生の頃はマドンナの大ファンで似せるように努力していたが、今はあまり似ていない。

(目がジェニファー・コネリーに似ているという人もいるが、眉の形がまったくちがう。また全体の雰囲気がオードリー・ヘップバーンっぽいという指摘もあるが、それほど背が高いわけではない)

首に愛用する黒いチョーカーを巻き、下着のようなコルセットのようなファッション。

今はボールを放り出して、やはり赤毛の愛娘アンと、じゃれ合いを始めた。

パンは興奮してカメラを手に取ると、「おー母子いちゃいちゃ! これは尊い」


ローラ「アニーのおはなにキース」ちゅっ

アン「ママのさこつにキース」ちゅっ

ローラ「アニーのうなじにキース」ちゅっ

アン「ママのあごにキース」ちゅっ

ローラ「アニーのおみみにキース」ちゅっ

アン「ママのひげにキース」ちゅっ

ローラ「こらこらママにひげはないぞ!」

アン「ここ、なんていうの? はなとくちのあいだ」

ローラ「そこはねえ、はなの下」


湯香がうらやましそうに、「私も混ざりたい・・・」

龍子「ぶちこわしになるよ!」

パン「よし湯香、トライしてみ! ただし決して場の空気を乱さないように」

この難しい課題に、湯香は四つん這いになって接近する作戦に出た。

「ごろにゃわ~ん」

アン「おおっ?」

ローラ「茶色くてホカホカした生き物が来たぞ?」

湯香「ほかほか~ん」アンに頬ずりしてみる。

ローラ「なんだこいつ、アニーになついてるな!」

アン「ママ、ゆかと目をあわせないようにして! おびえるから! はじめにおしりのにおいをかがせると、なつくんだよ」

オーバーオールのお尻を、湯香の顔になすりつける。

ローラ「湯香!娘の尻にさわるなんて変態!」

湯香「ひええええ」

アン「ママ、おちついて!野生のゆかをてなずけたよ! ほら、だいてみ」

ローラの膝の上に収まる湯香、「くうーん」

ローラは頭をなでてやり、「意外とかわいいな!」

胸に顔をうずめる湯香、頬にキスしてもらう。

ここでアンがいきりたって、「あまえすぎだ! おれの女だぞ!」

湯香「ひええええ」

娘が湯香の頭をぺしぺし叩くのを止めるローラ、「アニー、さすがにそのへんにしといてあげなさい笑」

アンがくんくん湯香の匂いをかいで、それから母親の匂いをかいでみる。

「やっぱり、ママがお化粧のにおい、いちばんする」

「え・・・」

「おれの女は化粧がこい」

うろたえるローラ、「あの、ええと・・・ アニーは化粧の匂い、きらいかな?」

「んーん、すきよ」

ホッとするローラ、「今日はこれでも、家にいるから薄目なんだけどな・・・」

湯香(ローラさんの薄化粧、私が出勤する時よりも濃い・・・)

アン「どうして、みんなみたいにスッピンにしないの?」

ローラは7歳になる愛しい娘の頭をなでて、「アニー、すっぴんのママが本当のママ、というわけじゃないんだよ。

それよりむしろ、お化粧バッチリ決めたママこそが、本当のママの姿なの」

アン「へ~」

湯香「ほお」

ここから先は娘よりも、むしろ湯香に向かって、「男をたとえ話に出すのは、本っ当にイヤなんだけど・・・ 宮本武蔵っているじゃない?

刀を持った武蔵こそ本当の武蔵であって、お風呂に入るんで裸になった武蔵が、武蔵の真の姿ってわけじゃないでしょう?」

湯香「は、はあ・・・」

ローラ「女にとって化粧とは、武士にとっての刀!」

湯香「よくわからんけどカッコいい!」

ローラ「パンちゃんのように、ほとんど化粧しないでも世界最高レベルの美しさって人もいるけど、あんなのはスペシャル中のスペシャル。

1億人に1人のレベルで、一般の女性にはなんの参考にもならないわけ。

むしろ平凡な顔立ちの私が化粧道を究めることによって、パンちゃんのような『美しさモンスター』と張り合うことができる・・・

それがパワー・オブ・メイク、パワー・オブ・エステ!」

アン「おお!」 娘は、よくわからないが感動していた。

パン「人をゴジラみたいに言うな! 私も別にスッピンというわけでは・・・」

湯香「ローラさんの口から宮本武蔵とか出てくるなんて驚きだよ・・・」

ローラ「高校の時、外国語で日本語を選択してたから。教科書に出てきたのよ。高校でまじめに勉強したの、あれだけだったな・・・

おかげで今、湯香たちとくだらない会話がスラスラとできるわけ!」

湯香「日本語教育に感謝・・・ そうだ、ローラさんのあだ名を思いついたよ!」

ローラ「なに?」

湯香「オカン!笑」

アンが飛びまわって、「オカン!オカン!」

ローラ「やめてよ湯香!娘がマネしてるじゃない!」

パンと龍子も喜んで、「オカン・・・笑」

ローラ「やめてってばー!」




夜7時ごろ、碧井優樹(あおい ゆうき)は再び「バー秘め百合」のカウンターの客となっていた。

そばかす店長クリスが、「いい時にいらっしゃいましたね!

今晩はイギリスのポッペンブルック伯爵から贈っていただいた24本のアモンティリャードの、最後の1本を開けたところです」

優樹「そういえばシェリーって飲んだことないなあ・・・ グラス1000円はお得なのか・・・」

結局オーダーした。

今夜のスタッフはバイトの子ばかりで、見知った顔はいない。

「ところで伯爵って、おっしゃってましたけど? どういうご関係で?」

「伯爵のお嬢さまが、私らといっしょに暮してる、という関係。はいアモンティリャード!」

「うわ、おいし! ん?いっしょに? ・・・ひめゆり? あ、もしかしてシェアハウス?姫百合荘?」

「おや、ご存知で?」

「前に通りかかって、門前払いくらいましたよ!」

「あなたが女性だから門前払いで済んだけど、男性がしつこく入ろうとすれば一本背負いをくらうところですよ!」

「誰がうまいこと言えと・・・ なるほど、伯爵令嬢が暮らしてるなら、警備も厳しいわけだ」

その時、空いてる席は優樹の右隣りだけだったが、そこにOL風の女性が乱暴に腰かけた。

「クリス、おつかれー。マティーニたのむわ。うんとドライで! シェリー?鼻でフーン笑」

かなりの美人だが、少々やさぐれてる。

由利花枝(ゆり はなえ)、この時点で38歳。

クリス「ユリ姉、日曜当番? ご苦労さんです」

花枝「あれ? 今日はもえこちゃんのシフトじゃないの?」きょろきょろ

クリス「今休憩で食事とってますよ」

花枝「そうなんだ、別にもえこが目当てってわけじゃないけど!」

横から優樹が、「常連さんですか?」

クリスは苦笑いを浮かべ「ウチの嫁の上司です。お酒に詳しいので、このバーを立ち上げる時に、いろいろアドバイスいただきました」

花枝「そうそう、マティーニのグラスは冷凍庫で冷やしておくべし!とかな」

優樹は花枝のグラスを見て、「そういえばオリーブじゃなくてレモン・スライスなんですね」

花枝「この方がうまいし、材料費も安くすむからね!」

クリス「うちの業務でいちばんシンドイのは、ユリ姉の相手をすることなんですよ笑」

花枝「ひでーな!この恩知らず! そうやって、みんなしてあたしを嫌ってればいいよ・・・」

カウンターに肘をついて「人生イヤんなった」ポーズ、

「あーあ、もえこちゃん早く戻ってこないかなあ・・・ あれ?」

後ろを振り返った時、何か気になるものが目に入った。

花枝「店長、今日は何かイベントやってるの? ハロウィンか?」

クリス「いや、どうかしました?」

花枝「コスプレした人が・・・ カーテンの裏にすべりこんでいったけど・・・」

クリス「もしかして・・・」

花枝「変質者?」

クリスはカウンターから出てくると、「ちょっと失礼しますね」

カーテンのあたりを調べたが、誰もいない。

「すみません、今しがた誰か、このあたり通りました?」

気づかなかった、とテーブルの客たちは答えた。

優樹は花枝に「今日はパンさんたちがいないけど、大丈夫ですかね?」

「クリスも柔道黒帯レベルだから。それに私も元SPだし、いざとなったら」

クリスは戻ってくると、「ユリ姉、疲れてるんじゃないの?」

花枝「いやいやホントに見たんだよ! 信じてくれよー」

バッグから手帳とペンを取り出すと、絵を描き始めた。

「こんな感じで、ニューギニアっぽい仮面をかぶって、目のまわりが真っ黒で、全身を黒いマントみたいのでスッポリ・・・」

それを見てクリスは、「んんんー? これはもしや・・・」

その時、「小さなエステ・サロン」のドアが開いて、客が出てきた。

「先生、ありがとうございました」

礼をして帰っていくと、続いて中から、全身を黒いベールで包み、金細工のアクセサリーをじゃらじゃら下げた怪しい女性が。

「クリスー、お水1杯ちょうだい。できればビールのがいいけど・・・」

優樹は目を見張って、(今日は日曜日、エステは休みで占いの日・・・ これが魔女先生かー!)

カウンターまでやって来た占い師は、花枝の描いた絵に目を止めた。

「あれ?ブルドュクルス・・・ 誰か見た人いるの?」

クリスは厳しい表情で水の入ったグラスを渡しながら、「やっぱりミラ姉か・・・ 変なもの呼び出すの禁止って言ったのに!」

ミラル「ごめん!けっこう重い相談だったんで、私1人で適当に答えるわけにはいかなくて、つい悪魔の力を・・・」

花枝「悪魔かよ!」

涙目になって、「見ちゃったけど、取りつかれたりしないよな? ちゃんと帰したんだよな?」

ミラル「それが・・・召喚はできるんだけど、帰す方は自信なくて・・・」

花枝「邪神ちゃんドロップキックみたいなこと言うなよ!」

ミラル「下層の悪魔だしザコだから心配ないって! もし万が一、今後も姿が見えたり夢に出てきたりしたら、また相談して」

次の客が待っていたので、ミラルは再びドアの向こうへ。

花枝「今日は来るんじゃなかった・・・」

クリス「ごめん、ユリ姉・・・ でも他のお客さんに見えなくてよかった・・・」

優樹に向かって「たまに霊感の強い方で、見えちゃうお客さん、いるんですよ」

「へえー・・・」


このタイミングで、燃子(もえこ)がフロアに戻ってきた。

相変わらずアルファロメオのエンブレムを身に着けている。

「ユリ姉、こんばんわー! どしたん?おちこんでるん?」

「わーん!もえこー!こわかったよー!」

思わず燃子の肩にすがりつくと、カウンターの向こうから

クリス「おさわり禁止っすよ!」

「わかってるよ!」しぶしぶ離れる花枝、

「もえこ、最近は体の調子どうなの?」

「うーん最近ねえ、鼻毛が伸びるのが早いですな」

「もえこの鼻毛ならかわいい、切ってあげる」

燃子は花枝をじっと見下し、「ユリ姉、もえこのこと好きなん?」

「あい・・・ 握手会でもあればいいのに!」

花枝の耳元に「あとでちゅーしてあげるから。お店の裏で待ってて」と、悪魔のささやき。

隣りの席の優樹には丸聞こえで、アモンティリャード最後のひとくちを吹きだしそうになってしまった。


後ほど約束通り、燃子はビルの裏手の路地に現れ、待っていた花枝のほっぺたにチューしてあげた。

花枝「しあわせ・・・」

燃子「これで投票はもえこにたのむね!」

花枝「えっ どこでどうやって投票するの?」

燃子「心の中で投票して!」


22:30、営業終了。

バイトは先に帰り、最後の時間まで残ってっるのはクリス、燃子、ミラルのみ。

クリスは自分のためにマティーニを作って飲み干し、「今日もお仕事、無事に終わった!」




姫百合荘の豆知識(4)


これは本当に重大な秘密でナイショの話ですが、(子供のアンを除いて)姫百合荘の住人同士なら、誰とでもセをしていいことになっている。

というか、むしろ推奨されている。(究極的には66組の「恋人たち」を成立させる)

「全員恋人ルール」・・・ これによって浮気やら疑惑やら欲求不満やら、予想されるいろいろな問題を回避できる・・・

だけでなく、遠い未来、人類すべてが女性となり、人類すべてが恋人となる、その壮大な未来世界の実験でもある。

ただパートナーはあくまで1人であり、他の女性とセをする場合はパートナーの承認(あるいは事後報告)が必要。

パートナーが納得できない場合は、いったんストップして、よく話し合うこと。

決してすべての住人に強制されるルールではなく、湯香のように乗り気でない場合は無理強いされない。

また、まりあと燃子はいちばん新しいカップルであり、2人の絆がしっかりと強くなるまで、もう少し時間が必要という観点から、このルールから外されている。

紅鬼「まあでも正直に言うと、ステキな女性ばかりなので、みんなとセがしたいのです」

ミラル「ずっと同じ相手だと飽きちゃうしね」




まりあから「湯香のもも肉を赤ワインで煮込んで食いてえ~」と迫られた湯香は、身の危険を感じて事務室で仕事中の紅鬼に助けを求めた。

(住人専用の入口から入った玄関ホールが事務室、さらに奥へ行くと靴を脱ぐスペースがある)

「紅鬼さん、助けてよ~ まりあちゃんの変態ハラスメントが止まらないの・・・」

紅鬼はキーボードで入力していた手を止めて、「変態はらすめんと? でも、まりあのお兄さんはもっと変態だから笑

それに比べると、まりあはふつうにいい子に思える・・・ 以上」

「えっ以上って! それだけかい!」

「実はまりあからも、『湯香から東京ハラスメントを受けている』という相談が来てるんだよねー」

「ハラスメントなんてしてないよ! 下町育ちだし笑」

「湯香が東京オーラを出して私を苦しめる、って書いてある」

「東京オーラって笑 出せるもんなら出したいわ!」

「うーん、でもなんで湯香なんだろう。たとえば私からは東京オーラを感じないの?」

この質問は湯香の背後に立っている、まりあに向けられたもの。

「紅鬼さん、生まれも育ちも熊本の阿蘇じゃろ? 地方出身オーラ出してるから、親しみしか感じないわ」

がーん、とショックの紅鬼、「もうじき東京で暮らして10年になるのに・・・」

湯香もいつの間にか背後を取られていたことに、狼狽を禁じ得ない。「へんたい・・・」

まりあは、その他の住人の顔を思い描きながら「龍子は大阪、夜烏子は横浜生まれだし、燃子の実家の河内長野もけっこう田舎なんだよね。

真琴も東京生まれだけど京都のイメージが強い・・・ やっぱり純粋な東京人は湯香だけなんだな!」

湯香「なんで、そんなに東京を気にするの・・・ 東京なんて大したことないじゃん?」

まりあ「それが東京オーラなんだよ!」

紅鬼も湯香に拳をふりあげ、「東京ハラスメント反対!」

湯香「えええええええええ~」



第4話 おしまい


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