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学園都市の転入生

学園都市(SADPC)

 それは現代科学では証明不可能もしくは再現不可能な能力を開発・保護を主とした7つの異なる組織からなる学園が集められた都市である。

 様々な組織、派閥、思惑が混ざり合い世界一混沌で秩序の取れた場所でもあり、世界のありとあらゆる最先端が集められる中心点でもある。









「ーーー私は今、世界を変える。この無価値で不平等なこの世界を。」









「ここが学園都市か〜、ビルばっかだな。

さぁ、今日中に学校の場所確認して通学路も覚えなきゃだな。」

8月31日今日で夏休みが終わる日にこの学園都市のターミナルの外にいる彼【佐波 凛斗】は、実は非常に困っているなぜかというと

「で、どっちが北で誰に聞けばいいんだ?」

「あの、なにかお困りですか?」

後ろから可愛らしく芯の通ったそんな声がした。

振り向くとそこには女の子が立っていた

「あ、ハイお困りです。第一学園に行きたいんですけど」

「第一ですね、それでしたらあの赤色のバス停から直行で行けますよ」

「そうですか、ありがとうございます!」

「いえいえ風紀員なので当然ですよ」

そう言って彼女はターミナルの中に入っていった

(?、風紀員なら学外で道案内するのが当然なのか?)

「ま、いっか」









9月1日 8時30分第一学園1年A組

(これから自己紹介か、緊張するなぁ)

今日から第一学園に通う凛斗は教室前の廊下で担任に呼ばれるのを待っていた

「ハイ、静かにしろよ。転入生を紹介するぞー」

と、担任の山木 浩平が言う。

「男?女?」

「マジか!?」

「どんな人だろうね!」

「野郎ども期待しているだろうが残念だな、男だ」

「「「え〜!!」」」

(入りづらいんだが、)

「ハッハッハ、入ってきていいぞ!」

(行くか、)

「今日から第一学園に転入してきました、佐波 凛斗といいますよろしくお願いします。」

「え、かっこいい!」

「イケメンかよぉ」

「どんな能力なんだろうな」

「A組に来たってことはトンデモない能力なんだろうな」

「さて、凛斗お前は一番後ろの窓際だな。良かったな、特等席だ!」

「わかりました」

「HR続けるぞー」





「うし、なにか先生に用事があるやつは放課後会議があるから昼休みまでに来いよー」

そう言い終わった瞬間クラスの3分の2ほどが凛斗の机までやってきた。

「ねぇねぇ凛斗君って聞かない名前だけどどこから来たの?」

「どんな娘がタイプ?」

「趣味って何?」

「えーとね」

「おいおい、あんまグイグイ行くなよ転入生が困ってんぞ、ちなみに俺は神崎 祐樹なよろしく、で、イケメン転入生凛斗君どこから来たんだ?」

「あ、結局質問するのか、よろしくね、学園都市の外かな」

「へー、能力に目覚めたってことか」

「そうだよ」

「凛斗君ってランク何?あ、うちの名前は佐藤 由紀ね、」

「ら、ランク?」

「うん、能力書架(バンク)のランクのこと、ちなみにうちはBだよー」

(なんだそれ、どういうものだ?)

「こりゃ知らねーっぽいな、バンクっていうのは自分や他人の能力が書いてある学園都市そのものが運営してるサイトのこと」

「ほら、これのことだよー」

そう言って自分の携帯端末を見せつける由紀。そこには、

「へー、俺ってランクAなのかそれってすごいのか?」

「はぁ!?マジかよ!!ランクAってヤバすぎだろ!」

「これは風紀員が黙っちゃいないレベルね」

「マジかよ」

「ホントだ」

「スッゴ」

「そんなに凄いの?というか、風紀員って何?」

と凛斗が問うと祐樹が興奮冷めやらぬ言った

「あぁ、凄いを通り越して凄まじいぞ、間違いなくランクAの奴らにケンカは売っちゃいけねぇな、そして風紀員だがな」

「それに関してはぼくが説明しようかな」

と言って会話に入ってきた背の低い中性的な見た目をした男の子。

(男子の制服を着てなかったら男性か女性か分かんないな)

「ぼくの名前は、神田 爽っていうんだよろしくね」

「風紀員直々に説明したほうがいいわな」

「うん、風紀員っていうのはね学内、学外問わず学園都市以内であれば腕章を付けていれば必要な場合のみ能力の行使を許可され、逮捕権を有する学生のことだよ」

「逮捕できるのか?」

「うん、でも学生会直轄だから、学園を運営している組織直轄の特警のほうが権限が上だけどね。あと、風紀員に興味があったら入ってくれると嬉しいよ、風紀員のランクAは3人しかいないからね」

「わかったよ、ありがとう」

キーンコーンカーンコーン…

「席についてねー演算強化やるわよー」

ガラッとドアを開けて女性の教師が入ってきた

(あのときあった彼女は、そういう人だったのか。)

と、そう考えながら授業を受けるために買ったばかりのノートと教科書を出す凛斗だった。

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