表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破壊神くん!!  作者: メルメロ
2/2

下手くそです......

バタンッ!!!!!



そう大きな音と顔面の激痛と共にを覚ました.....




「いたたたたたた.......また落ちたか.....」



俺は相当寝相が悪いらしく何時もベットから転げ落ちてしまうのだ。





顔を抑えつつ再びベットに横になると夢の中に入ろうとする.....



朝から二度寝する....それが俺の幸せだ。




だが、この幸せはドアの前に立っている人物によって壊されてしまう





「幸せそうに寝ようとしてる所に申し訳ないのですが......現在の時刻は7時45分....このままでは遅刻ですよ?兄さん」




そう、俺の幸せを壊すこの女は俺の妹の香音(かのん)

同い年の兄妹で.......え?





「い、今......何時って?」




香音「だから7時45分です。入学式に遅刻なんて事すればこれからの高校生生活に一生の黒歴史として残りますね♪」



ニコッと爽やかな顔をして恐ろしい事を呟く香音


そして......




「や、ヤバい!!!!!

遅刻だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」





大きな声を出しながら制服と鞄を持ってリビングに走りながら向かう.....


そんな俺を呆れた顔で見る香音......




こうして俺の一日が始まる。






「お袋!!何で起こしてくれなかったんだよ!!」



制服を着ながら歯磨きをする荒業をしながら台所で皿を洗っている母親を見つめる少年、




お袋「何度も起こしたのに馬鹿みたいに寝てるアンタが悪いんでしょ?」



呆れた顔で皿を洗いながら返事をすると少年はテーブルにある食パンをくわえながら牛乳を手にして急いで飲み込む。



香音「そんなに慌てて食べると喉を詰まらせますよ?兄さん」



嫌みたらしく笑う妹....

性格さえこうでなければ本当に美人だと思うのに.....っと心で思いながらパンを急いで食べる



「遅刻しそうなんだし仕方がないだろ!?


お前も少しは早めに起こしてくれよ!!」




香音「馬鹿兄さんが起きてこないのが悪いと思いますが?」




「馬鹿って言うな!!!

兄を馬鹿呼ばわりするから何時までたってもチンチクリンのペチャパイなんだよ!!」




香音「違いまーす!まだ成長期が来てないんでーす!

それに何時もテスト赤点の馬鹿に馬鹿って言って何が悪いんですか!?この馬鹿!!」




「馬鹿って三回も言ったな!?

馬鹿って言った方が馬鹿なんだよ!!この大馬鹿!!」



香音「今、兄さんも馬鹿って言いましたから自分で自分をは馬鹿って認めましたよね!!?バーーーカ!!!!」




朝から子供みたいな喧嘩を始める兄妹....



だがその喧嘩もすぐに解決させられる。




お袋「喧嘩しててもいいいけど....もう7時55分よ?」




時計は持ちながら伝える母親を見て二人は青ざめる





「わ、忘れてた!!!!」




香音「わ、私まで遅刻しちゃいます!!行ってきます!!」




そう慌てて玄関を先に飛び出す香音、

それに続くかのように鞄を持って玄関から出ようとする少年...




お袋「あ、コラ!!(しょう)!!コップくらい片付けなさい!」




そう.....俺の名前は吹雪 翔(ふぶき しょう)....


なんて事もないその辺にある名前だ。




翔「帰ったら片付けるよ!!行ってきまーーす!!」



でも.....俺は自分の名前が嫌いだ.....

















香音「もぉ.....危うく私も遅刻になる所でした.....」



そう呟きながら学校に向かう二人.....



翔「はぁ.....初日から遅刻とかシャレになんねーもんな.....」



ため息混じりにそう呟く翔.....




香音「兄さんがもっと早く起きてくれればこんな思いはせずにいれるのかもですね」




翔「うっ.....返す言葉もねぇ.......」




はたから見れば普通の兄妹なのだろう.....



けど違う.....





香音「......兄さん?」





俺と妹.....いや、正式には俺と家族は......名字が違う。



妹の香音の上の名前は草原(くさはら).....



そして俺は吹雪......




家族なのに名字が違うのには理由がある.....




香音「兄さーん?」





翔「ん?なんだよ」





香音「何をボーッとしてるんですか?」




翔「あー....考え事してた。」




そう言うと再びボーッとする翔。


そんな兄をただほっとく香音.....



すると....ガンッ!!!!っと翔の頭に空から落ちてきた何かが当たる。




翔「いっ!!!?」




香音「きゃぁぁぁぁぁぁ!?な、なんですか兄さん!?」




いきなりの事だったので翔は前のめりで倒れる。

目の前には頭に落ちてきた何かが現れる。




翔「いたたたた.....なんだよコレ.....?」




目の前にある物は.....四角い箱だった。




香音「箱.....ですね?」




翔「箱......だな......」




箱を持ち上げてじーっと見つめる翔と香音....




翔「誰だよ....こんな物を投げたの......はぁ.....」




そう呟いて箱をその辺に投げ捨てる翔




香音「あ、ポイ捨てはダメですよ!!」




翔「ポイ捨てされてた物をポイ捨てするのはいいんだよ.....さっさと行くぞ?」





香音「あ、待って下さい!!」




先先と行く翔を追いかける香音....



だがこの時に翔が投げた箱は落ちた衝撃で開いてしまっていたのだ......


そして.....箱の中身は翔を見つめてどこかに消えてしまった......


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ