寝起きドッキリな転生
なんだこれ?視界が真っ暗だ…音がドクンドクンと大音量で流れている…ん?動いてるのか?あっ頭が割れるように痛い!手術でもしてんのか?声が出せないぞ!?痛いぃぃぃぃ
痛みが終わり、目を開く…そこには超絶美人さんがおった!?
「ΒΛΞ#※%‡%‡ΡΥ」
「ωΖЗ#ΥΘЗΖωΥΘ」
なにやら、綺麗なメイドさん達と美人さんが涙を流し嬉しがりながら何か喋っているみたいだ。
息を吸おうとしたらあまりの衝撃に俺は大声で泣いてしまった…ん?泣く?なんでぇぇぇ?
泣き疲れたのか、睡魔がやってきた瞼が閉じていく…
あとで考えよっと…
目が覚めるとまた真っ暗闇だった…なんでいつもくらいねん?光が欲しい~とか考えながらまずは現状確認だ!うん。重要!確認は重要です!!
「~~~~」
俺の首が何故か動かないけど、出来る限り見える範囲をジトーと見続けた。
何か分かるかな?
はい!見えません!何にも見えませんでしたよ。だって真っ暗だもん。わかるわけないじゃん!
なんだか自分でやってて悲しくなってきたよ…べっ別に慰めて欲しいなんて思ってないんだからね!
あれだよね、音がないと色々考えちゃうよね。
そんな事を考えていると脳内に直接って感じで声が聴こえてきた。
「あ、あ、あ、もしもし観月君聴こえてるかね?まあ、聴こえてなくてもあとで教えるが…まず一言君に謝罪をしたい…儂達のせいで君は本来死ぬべきないタイミングで死んでしまった…誠に申し訳ない…納得いかなくてもこればっかりはもう戻れないのじゃ。せめてもの償いとして君を転生させ加護を与え、君が考えた脳内設定の力を授けることにした。ステータスで見てくれ。加護の効果でこの世界の会話も筆記も出来るようにしといたのじゃ。お詫びとしてこの世界で好きに生きてくれ!君が夢みた魔法やら魔物やらとにかくファンタジー世界じゃちなみに他に転生者も転移者もいない!君の性格なら問題ないと思うが、この世界にも理不尽はある!でも、諦めるな!君にそれに対抗できるほどの力を与えたからの。そろそろ時間切れじゃな本来ならもう一人君に謝罪する者がいたのだか後始末をしておる。観月君。君の新たな生に幸あらんことを!」
俺が返答も出来ずにいると脳内の声がしなくなった。
うむ、俺なり考えると
死ぬ→本来は違った→神様?が転生させてくれる→異世界デビューって感じかね?
あれ、これって最高じゃないですかーやだー。
こいつはついてやがるぜ!
元の世界には悪いが俺はこっちで頑張って好きに生きてやる!いいよね?最後の死に方良かったし。
ステータスだっけか?どうしたらいいんだろ?俺が見た小説とかだと脳内で考えるんだっけか?
よし、ステータス
ミズキ・ハーヴァント
0歳 公爵家 次男
スキル
呪枷眼 片目(鑑定、隠蔽、呪い、威圧、察知、把握。使用時蒼色に変わる
氷魔法
回復法
毒魔法
斧槍術
限定魔導 魔導を創造する。
ユニーク
夫婦神の加護
夜の使者
なんか、めちゃくちゃ強そうの一言だよ。恥ずかしすぎる、これって俺が高校一年の時とか考えた力じゃねーか!!
まさか、こんな風になるなんて…でもこれならやっていけそうな気がしてきたな。
俺は、睡魔が再びやって来るまでこれからの事を妄想をしていた…