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平和な日常

あ、やべ、グダグダ感が凄い、、、

 俺の一言で長い沈黙が、作られる。


「ミズキ君、、、悪いけど、あなたは貴族に冒険者ができると思っているの?」


 優しかった笑みが無くなり、くりだされたのは少し怒った顔。


 おおおおいいい、俺の思っていた展開と違うじゃねえか!思わず唖然としちゃったよ。えっ何?貴族だと駄目な感じ?頭が混乱する中、クレスさんの言葉に言い返す。


「出来ないのですか?、、、、よく考えた事がありませんでした。でも、諦めたくはないですね」


 俺の真意を見極めようとする視線が向けられるせいで、冷や汗で背中がべったりしてるよ。


 俺を見た後そっと視線を外してクレスさんは息を吐いた。俺もため息吐きたいのを必死に堪える。


「ふぅ~、私ったら何やってるんだろ。ごめんねミズキ君、怖かったわよね。さっきの事は忘れて?そういえば部屋に案内するところだったわね」


 なんなんだよ一体、あまり俺の心を刺激しないでくれよ、こう見えて意外と心脆いのよ、、、自分の本心を悟られないようにするのも一苦労である。


 その後には、あまり会話がなく部屋に案内されて、一人で夕食になったら誰かが呼びにくるまで待つ事になった。





 暇なので、部屋にある豪華そうなベットにダイブする。やっちゃうよね、この弾力のある反発がするのが癖になる。


「やわらけ~、なにこれ?」


 ベットの上でうつ伏せになりながら、手を平泳ぎのように動かしていたら、モフモフする謎の物体にぶつかった。


 アウ、、、


 謎の物体が発した音に察っする、ティアですね。すっかり忘れてたよ。拗ねているのかこっちを向いてくれない。


「ティア、おまえこんな所にいたのか、べッ別に忘れてなんかないよ?だから顔背けんなって」


 反応もしてくれないなんて相当怒ってらっしゃる。

「ねえねえ、こっちに来てよ~」


 返事くらいしてくれたっていいじゃん。


「ティアさーん、俺が悪かった。ほら、仲直りしようぜ?」


 待たしても何もなさ無し、、、いいもん!そっちがその気ならこっちも考えがあるぞ。


 嫌そうにするティアを無理矢理抱えて、勝ち誇っていたら、眠気に負けた。







 部屋のドアをノックする音で、目が覚める。


「うい、、、?」


 眠い目を擦り、ベットから起き上がって周りを確認しながら現状を見る。

 どうやら寝てしまったらしい。


「御夕食が出来ましたので、お呼びに来ました。奥様方は、先に行っているとの事です。御食事をお取りになられますか?」


 ニースさんの声だ。ドアの外にも聞こえるように声を出す。


「今行きます!ちょっと待っててください」


 夕食らしいので、横にいたティアを揺さぶる。


「ほら、ティア起きろ~」


 クウーン。


 返事はするが起きようとしない。


「ご飯だぞ?」


 アウ!


 いまだにちっこい体を持ち上げて、ベットから降りると早く来いよ、と言いたそうにこっちをふりかえって、一回吠えた。


 イラッとくるが、ニースさんを待たせるのも悪いので、髪と服を軽く整えてからドアを開ける。


「すみません遅くなって」


 少し待たせた事をニースさんに謝罪する。


「大丈夫です。では、案内いたします」


 ニースさんが歩き始めるので俺もついていく。俺のペースに合わせてくれるのでありがたい。


 しばらく廊下を歩くと両開き型の扉の前まで案内された。


 こちらになりますとニースさんが言ってから静かに開くと中では母様とクレスさんが楽しそうに喋っているのが目に入る。


 謝罪を入れてから席につくと、さっそく屋敷の使用人が料理を運んできてくれた。


「お口に合うか分からないけど、家の料理人が腕によりをかけて作ったから楽しんでいってね」


 クレスさんの言葉のとおり、テーブルに出された料理はどれも綺麗な出来前でおいしそうだ。


 食事を始まると皆喋らなかったが、しばらくすると肉にナイフを入れながらクレスさんが母様に質問した。


「明日のいつぐらいに、屋敷を出るの?」


「そうねー、なるべく早く屋敷につこうと思うから太陽が昇った早朝辺りにしようと思うのだけれども」


 そんな早くに出るのか、もうちょっといたかったなとも思うが、母様も屋敷でやらなきゃいけないことがあるらしいので我慢するとしますか。


「残念ね、もっと居て欲しかったのだけれども、、、」


「落ち着いた頃に、また来るわよ。ミズキも気に入ったみたいだしね」


「はい、是非次の機会も同席したいです」


 その言葉の通りで、俺もこの町が、かなり好きだから次来るときも母様についてこよう。


「なら、楽しみに待っているわね。明日も早い事だし今日は疲れを癒していって、ニースに湯をお願いしといたから良かったら入ってちょうだい」


 皆の食事が終わったのを確認してから、クレスさんがお開きの言葉をかける。

 その後各自部屋に戻って、各々自由に過ごした。


 俺は、もちろん大きいお風呂堪能してきましたよ。驚いた事に、お風呂様の服をしたメイドさんが体を洗ってくれたのが衝撃だった、、、お嫁にいけないよ、、、男だから婿か。


 欠伸をしながら、体をほぐす。

 なんか、色々疲れたな~。さっき寝たはずなのにもう眠いや。


 部屋のカーテンから月明かりが差し込むのを見ながら、今日廊下でクレスさんに言われた事を自然と考え始める。


「貴族に冒険者が出来ると思っているの?か、、、」


 何だったんだろう、今考えてもあんなに怒っていたのが不思議でならない。



 よし、寝よう!

 考えるのを放棄して、ベットに体を預けた。


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