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「それじゃあ私あっちですから」



「送って行くよ」



「いえそんな送って頂くなんて

駅直ぐそこですから」

本当に最後まで優しいですね

今までの人生の中で男の人に送ってもらった事なんてないですよ

はっ!!断らなかったら初送りを体験出来たじゃないか!!

しまった断るんじゃ無かった…

折角のラッキーデーなんだから送ってもらえばよかった…

でもまあここまで付き合ってもらったのに送ってもらうなんて図々しいよね




「そっか…

じゃあ最後に…連絡先教えてくれないかな?」



「…え?」



「ほらあの…次会う時のために

親通してってのもなんだか恥ずかしいさ」

頭をかきながら照れくさそうな表情

めちゃめちゃ可愛いですねそれ!!

カッコ良い上に可愛いってもう卑怯ですよ!!

って今はそんな事を考えている時ではないですね

ここはハッキリと言いましょう




「あの…もう大丈夫ですよ

そんなに気を使って頂かなくても」



「え?」



「もうおばちゃん達も居ませんし

連絡先とか次とかは無理なさらないで下さい

私なんかと見合いして頂いて映画まで一緒に見て頂いて

すみませんでした

それとありがとうございました」



「…あのさ心暖」



「はい」



「何か勘違いしてない?」



「勘違い…ですか?」



「うんすごい勘違いしてる」



「何をですか?」



「俺は心暖だからお見合いしたんだよ?」



「…はい?」



「俺は無理なんてしてないよ

心暖だからお見合いしたんだよ」



「あの…意味が分からないです」



「実はさ母さんからお見合いの話聞いたけど

俺なんて興味無くて直ぐに断ろうと思ったんだ

でも見せられた心暖の写真見て断るの止めて

お見合いお願いしたんだよ」



「私の写真見せられたんですか!?」



「ああ

まあおばさんが見せてくれたのは

心暖が高校の頃のだけどね」



「高校の頃の!?

私は何も知らないですよ‼

てか私は写真見せてもらってないですし‼」



「そうだったの?

なんかごめん勝手に見せてもらって」



「いえ達也さんは何も悪くないです

ってそうなると更に意味が分からないですよ‼

私の写真見たんですよね!?

だったら断るに決まってるじゃないですか‼」



「どうして?」



「どうしてって

私みたいなデブとお見合いしたいなんて思う分けないじゃないですか‼」



「そんなことないよ

俺はしたいと思ったし心暖に会いたいって思った」



「えっ…意味分かんない…」



「う~んそう言われてもなぁ

本当のことだから」



「もしかして達也さんって…デブ専?」



「あっうんそうだよ

いやもう太ってる女性って最高だよね

堕落した体,無駄な贅肉

揉みしだきたいし,顔うずくめたいよ」



珍獣きたあああああああああああああ

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