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妖怪忌憚  作者: 如月彰
第一章:妖怪と人と中立的立場
9/13

陰陽師と陰陽師と式封紙(式紙)


霧「へぇー…」


相変わらずニコッっとしているが目が笑っていない霧ヶ峰に私は続けた


『ねェ霧ヶ峰妖怪って信じる?』


霧「妖怪?そんなのいるわけ無いだろただの迷信だよ…」


『あっそ、じゃあn……』


霧ヶ峰みたいにニコッっと笑い、家に帰ろうと歩きだした瞬間妖怪と思わしき気配が私の背中をなぞる


霧「んー、どうしたの要ちゃん?」


ッチ、こんな時に…!まぁ最悪、悪い妖怪ではないようだが何か妙だな


『あ、いや別に何でもない。じゃあね』


勢いよく走りだした要。

そして、一人になった霧ヶ峰が呟いた


霧「この感じは、あの人、かな」


あの人っと言うワードを強調し、(かばん)から人形(ひとがた)の小さな紙を取り出す


霧「要ちゃん今日君は──」


最後の言葉は虚しくも吹き荒れる風にかき消された──













『ただいまー』


“おかえり”が聞こえてこないが私は気にせず、仕事場の鍵を取り、また外へ出る



どうでもいいが私の仕事場は家の裏の竹林を少し歩いた所にある、もちろん神社ではなく、柊家初代当主が使っていた小さな部屋だ何でここにあるかは、知らないけど…


『まぁ、それは、さておき今日は依頼無いしさっきの気配がしたとこに行ってみるか』


中に入り、御札と鏡を持って気配がした所まで歩く。















歩いて30分程度だったがすでにさっき感じた気配はなく、あったのは、いつも通りの静けさだけ。


『oh…無駄足だったかな…』



?「おや…何故人間がここに居るのでしょうかね?」



『え──?』


振り返ると、いかにもドSですみたいな人が私を見て首を傾げていた



ホントの事を言える訳もない私はとりあえず嘘をつく


『いやー落とし物を探していたんですよ』


手を頭にのせ、ハハハ…っとわざとらしく苦笑いをする


?「へェ…」


男性が笑う、その笑みはとても冷たくて、私は背筋がゾクッとするのを感じた…


?「ところで探し物は見つかりましたか?」


『あ、はい』


直感でこの人に関わるべきではないと思い、私はすぐさま、この場から立ち去る



?「あー行っちゃいました…自己紹介したかったんですけどねェ」


霧「大丈夫だよその内また会えるよ……兄さん」



木陰からスッと出てきた霧ヶ峰は、人形の紙を投げた。すると、人形の紙が消え、その代わりに大きな妖怪が現れる



?「いこうか…悪い妖怪にお仕置きしなくてわ…」



霧「そうだね兄さん…」


ニヤッと笑い、言葉を続ける


霧「さぁて…妖怪退治の始まりだ」









やる事が無くなり、仕事場に戻ると、一つ目の妖怪が居たのだ。えぇ…と思いながらも妖怪の話を聞く事にした


妖「いやいや要殿がいてくれて助かりました。」


『いえいえ、それより用件を聞かせてくれませんか』


妖「はい、最近あの竹林で妖怪が劇的に減少しておるのです」


『ほう…』


妖「しかし減るのは力が弱い小さな妖怪だけしか狙われておらず(わたくし)めの仲間も皆殺られてしまったのです」


『力が強い大きな妖怪が小さな妖怪を食べている可能性がありますね…あとは──』


妖「あとは…何でございますか?」



『あとは…人間、陰陽師か何かの類いでしょう』


妖「何と…陰陽師らに退治される様な事はしておりませんのに…」


『力が強い妖怪にあげる餌……とか』


妖「そ、そんな…」


妖怪がガクガクと怯える


『仕方ないですね…この依頼承けましょう』


一体誰がやってるのか興味があるし、ね?

今日は長く書けた気がするよ…(・∀・)


えっとですねタイトルの式封紙は“しきふうし“と読みます。まぁ読めると思いますが一応ねw



何と霧ヶ峰君が陰陽師何ですね、はい( ´∀`)

因みに霧ヶ峰君の兄さんの名前は、次の話で多分出ると思われ(

えっと霧ヶ峰君が出した式紙はまだ秘密ですまぁ秘密にするほどの事じゃないけどw


まぁお兄さんはドがつくほどのSですからね主人公ちゃんとの絡みもいれて行きたいっすね


読んでくれた読者様!感謝感激!雨霰!です( 〃▽〃)



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