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その6

最初はオドオドしていた娘が言う。「酒場は何軒かありますが、何という名前ですか?」え?酒場って幾つもあるのか!小さい村だと思ってたから一軒しかないと決めつけてたぞ。待ち合わせの場所を書いた紙をポケットから急いで出そうとする。だが慌ててしまいうまく見つからない。ええい、チクショウ!


「もしかして、依頼した魔法使いの方ですかな?」背後から急に声がした。ポケットの中の物が散乱しているのを忘れて振り返る。そこにはオープンタイプの馬車が止まっており、品の良さそうな五十代の紳士が車上でニコニコしていた。もしかしてこの人が?

「ポレッツ魔法協会から依頼を受けたものですが……」僕は答える。「あぁ、よかった。門番から知らせがあって、もしかしたらと思って探していたのですよ。私が依頼主のモーリッパです。この村で村長をやっております」あぁ、何という偶然。ていうか、門番に感謝。さっきはひどい事考えてご免なさい。





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