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その41
「なるほど、しかし高度な魔法ならば、自分に魔法をかけた者の記憶を消し去る事が出来るのではありませんか」支配人が口を挟んだ。「良くご存じで。只、その場で忘れさせるには長い呪文が必要です。道端で短時間にとはいきません。そこで奴は自動魔法を使ったんです」「あぁ、なるほど……」
支配人が一人うなづく。「ちょっと、二人だけで話を進めないで下さい。我々にもわかるように……」隊員が抗議をする。「あぁ、すいません。自動魔法というのは、特定の刺激があると自動的に発動する魔法の事です。そして自動魔法はかけるのに余り時間がかからないのです」




