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その16
宿屋の裏手に丁度良い場所があった。ある程度広い原っぱで、しかも宿屋からは陰になっていて宿泊客が気づく可能性も低い。心優しいな僕って。いや、気が小さいだけか、大騒ぎになって変に注目されるのもイヤって事で。場所は決まった。では、これから犯人を見てやるか。僕は目をつむり心を静めた。
うん。なるほどね。あれ、こいつは……。場所は余り離れていないな……。支配人が帰ってくるまであと15分くらいか。となると、そろそろ準備に入るとするかな。僕は呪文をつぶやき宿屋へ戻る。玄関前では心配そうに副支配人の中年女性がウロウロしていた。「あ、ポロッポ様、一体ぜんたい……」




