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その20
「えぇ!?」村長が仰天した顔を見せる。そりゃそうだろう。何もない所からイキナリ袖が「生えてきた」のだから。僕はその袖に腕を通し契約書にサインをした。「驚きましたなぁ。それも魔法ですか」チョット得意げに頷く僕。もっとも魔法と言うよりは、魔霊黒衣の力の一部なんだけどね。
魔霊黒衣、それは魔法で紡いだ糸を使って作られた服。色々な能力があるんだけど、それはおいおいわかるだろう。あぁ、それにしても、もし卒業試験の時に魔霊黒衣を使いこなせていたら僕が主席だったかも知れないんだけどなぁ。トップはいつまでも記憶に残るけど、二番以下はすぐに忘れられもんなぁ。




