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その17
人間と戦うのはちょっとイヤだなぁと思いつつ質問する。「彼の部族に代々伝わる秘具があるらしいのですが、イシルはその使い手なのです」秘具?なんだそりゃ。しかし魔法使いとしてはチョット興味あるなぁ。「その傭兵は、ダンジョンの入り口に打ち捨てられ、様子を聞いた者にこう答えたらしいのです」
「恐ろしいモノにやられたと。それは巨大な爪であり蛇であり金槌だと」うーん、全くわからない。恐怖のあまりソイツどうかしちゃったんだろうか。でもおかげで話の内容が読めてきた。「で、僕にそのダンジョンとイシルさんを突破して、娘さんを取り返して欲しいと?」村長がうなづいた。




