表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

3

 それからは常に立ちっぱなしでお客様対応をしていた。座ってスマートフォンを見ていても誰にも気づかれないし、それなら常にお客様へ注意を払っていたかったのだ。ありがたいことにフォロワーさんや通りすがりのお客様が商品を購入してくれたけれど、その際にお話できて楽しかった。

 13時過ぎあたりから、私は再び自ブースから離席する。1階の南1・2ホールのフォロワーさんのブースに行くためだ。1階のブースも爆速で周り、欲しかった商品をどんどん購入し、それからエスカレーターで4階の自ブースに戻った。その際、隣だったフォロワーさんから私の作品が気になっている方が2名ほどいたと教えてもらう。2人もいたのかと驚いてしまった。

 そのうちの1名と思われる、40代くらいの女性が来店される。彼女は

「やっと会えた……! 気になってたんです!」

 と目を輝かせていた。

「えっ、そうなんですか? ありがとうございます!」

 私も嬉しくてお礼を言う。彼女は『ファジーネーブル』を買ってくれ、私のnoteもフォローしてくれた。


 通りすがりのお客様から「可愛い」「字が好き」「このゆるい感じが良いよね」と言ってもらえ、この日のために作品を作ってきて良かったと実感する。フォロワーさんと会って話せて特別な時間になった。もう一生文学フリマで出店者していたいと思ったほどだ。

「文学フリマ東京40、ただいま閉場しました」

 と閉場のアナウンスと共に、来場者数が過去最高だったと報告があがる。会場内では拍手が湧き上がった。出店者の皆さんは撤収作業に入ってくださいとアナウンスがあり、私もブースの撤収作業と机や椅子の撤収を始める。隣だったフォロワーさんにお礼を言い、私は東京ビッグサイトを後にした。11月23日の文学フリマ東京41も抽選なしで参加確定しているので、また半年後に来ることになる。ありがとう、ビッグサイト。また11月に来るね。私はそう思い、ゆりかもめでホテルがある最寄駅に向かった。

 チェックインし、文学フリマで買った本をXやInstagramに載せる。来店お礼ポストも忘れずに行った。文学フリマの余韻に浸りながら、明日は東京満喫するぞと誓う。私は22時台に眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ