表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リバティアスダイヴ ~カレナとナレカの仮想世界 カレナはナレカの世界を救うためゲームを作る~  作者: リバティ
第1章 ティアマーズ編 ~カレナの魔物討伐シミュレーション~
34/100

第34話 ナレカのサバイバル


「さて、ナレカさん、敵が再び出てくる前にこちらも準備しましょう

あの転移魔法陣通ってリバティアスダイヴに行ってもらえますか?」


「アンタこっちにいるのにアタシだけ向こうに行ってどうするの?」


「はい。デモンリザード戦のシミュレーションの時のようにゲーム上の戦況を等身大サイズで中継しましょう。

で、今回はそれにプラスアルファでこっちの状況もゲーム側に送りましょう。万能鏡の親機持ってます?」


「あるけど、どうする気?」


「私は本体をリバティアスに持って来れないので、文明の力に頼ることします。

まず、私がリアル側の戦況を透視して親機を通じて向こう側の子機に投影させます。

で、向こうではリバティが子機に投影された情報を元にゲーム上で等身大に投影させます」


つまり、リアルとゲームの画面を完全に一致させるということ。


「よし、後は念のため。リバティ!」


(ハイ、チーフ)


ガシャッ!


ガードソルジャーが動いた。

アタシが遺跡から持って帰れと頼まれた奴だ。


「げっ! ガーディアン! こんな時に」


「もう!バカレナ! 持って帰れなんて言うから! 拘束具はどうしたの?」


ナレカとジンギがガーディアンを攻撃しようとしたので、慌てて止める。

さりげなくバカレナと言ったかコイツ?


「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください! これは味方です! リバティですよ」


ナレカとジンギの動きが止まった。


「リバティ? 向こう側のAIとかいう創造主か」


「本当に味方なのか!?」


「はい。転移魔法陣の護衛ですよ。これ破壊されたら終わりなので。

リバティ、残りのガーディアンも動かせる?」


(お任せください。もっと動かせます)


数体のガーディアンが転移魔法陣の前に立った。


「どういう原理な訳?」


「魔力を使って動いてます。そこはこの世界の元々の仕組みですよね。

ナルカさんの魔力を借りてます。リバティは制御しているだけですよ」


取り合えずこちら側の準備は整ったので、ナレカは意識体分離を使って向こうへ渡った。



◇リバティアスダイヴ◇


 アタシはリバティアスダイヴに転移した。

またここに戻ってこれるとは感慨深いね。


「ん? カレナ戻って……ナレカ!?」


ギンジはビックリしていた。そりゃそーよね。


「ただいま」


「おかえりなさい。ナレカさん。状況は万能鏡の子機から見させていただきました」


エンジニアのユウキが画面越しに出迎えてくれた。

と言うことは、準備がある程度整ってるってことかな。


「今回サバイバルクエストで、王都を守れ!と称してして告知済みです。

王都の状態ですが、チーフ達が敵を一掃した後の状態を再現しています。

既に100人近くのプレイヤーが王都に集まってます」


カレナが破壊した城の円筒部分もきっちり再現してあった。

ユウキは申し訳ありません、と頭を何度も下げていた。


「そろそろ城に突入するところかな、来た!」


魔法陣から再び大量の魔獣が現れた。先ほどより数が多い。


「来ましたね。リバティ! シンクロさせて」


(ハイ、ユーキ)


アタシも透視投影を使ってこちらの状況をリアルリバティアスに投影した。


「ん? なんだなんだ? NPC?」


「これは? 誰だ君たちは?」


リアルとゲームのお互いの姿を映し出しているため、見かけだけだけど両方の世界の戦士たちが一堂に会した。今回は音声も入っているようだ。


「やっほー、ギンジ聞こえる?」


向こう側のカレナが映し出されていた。


「お前、人の体で遊ぶなよ」


「いいじゃん! こんな体験中々できないよ?

そんじゃ、国王から激励のお言葉を賜りましょう。ユウキ」


ユウキは手元で何かを操作している。


「残念ながら国王なら地下に隠れてるよ?」


デモンリザードの時はまだ敵が来てなかったからイキってたけど、今回は敵に攻め込まれてるし。


「戦士達よ!」


「え?」


城の上層に国王と側近の数名がいた。


「バカな! 地下に避難されてるのではないのですか!?」


クラウドが城に向かおうとしたところをカレナが引き留める。


「慌てない、慌てない。あれはゲーム側のNPCですよ」


国王達をデモンワイバーンが攻撃しているが、国王はバリアを張って全く動じていない。

こちら側のキャラだから当然なんだろうけど、勇ましすぎる。


「我が国はかつてない危機に瀕している! だが我らは屈しない! もう隠れるのはヤメだ!

国のため、家族のため、友のため、どうか諸君等のその力をもう一度貸していただきたい!」


うぉぉぉっ!


戦いが始まった。デモンリザードの時以上の合戦だ。


「おお! 演出かなり凝ってるんじゃないか?」


「王様めっちゃカッコいい(笑)」


「国王が立ち上がった! 我等も続くぞ!」


戦士達はそれぞれの世界で魔獣討伐を始めた。


「神術付与! 迅雷瞬突!」


リアル側でジンギがデモンリザードを倒す。


その背後にデモンリザードが迫る


「ちっ!」


「神術付与! 迅雷瞬突!」


ジンギが防御姿勢を取ると同時にギンジがデモンオーガを倒す。

倒したデモンオーガはジンギをすり抜けて倒れた。


「よう! アンタ、傭兵のジンギだろ? 俺は剣士のギンジって言うんだ。

一緒に戦おうぜ! ちなみに今のデモンリザードはこちら側で顕現させた奴だ」


「よう! ナレカが俺に似てるっつってた剣士はお前か。面白れぇ!

こいつはナレカシミュレーションか。見分けられるようになんねぇとな」


リアル側にはデモンリザード戦の前にナレカシミュレーションとして一度見せてるからね。

多少混乱もしてるようだけど、色合いや声を微妙に変えて見分けられるようにしているようだ。


「はっ! コイツは盛大なお祭りだねぇ」


キズミ達も冒険者も戦いに参加してきた。


「姐さんキャラだ!」


「うひょー」


「やべぇエロい!」


プレイヤー達がキズミの周りに集まって来ていた。


「ジロジロ見てんじゃないよ!エロボウズども! 戦いに集中しな!」


キズミは武器を振り回しながらプレイヤー達を追い払っていた。

しかし、チヤホヤされてどことなく嬉しそうに見える。


「クエストの報酬どんなの出るんですかねぇ?」


「帝国行く前に稼いでおきたいわね。というかあのクソ大臣ぶっ殺してやる」


マリとリマも対峙した。この2人も全然懲りてないね。


クラウドがカレナに話しかけていた。

ユウキも社長!?と驚いていた。


「カレナ君、この状況は人が増えたように見えるから多少は士気が回復したかもしれない。

しかし、結局のところ増援が来たわけではないから気休めにしかならないのでは?」


「励ましたり助言したりする仲間がいるだけでも大分違いますよ?それに対策は打ってます」


まだ何か企んでそうな顔だ。


ズドォォン!


城の円筒が破壊されるのが見えた。大臣がいるであろう辺りだろう。

召喚魔法陣が消えてないってことは、まだ、終わってない様ね。


最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。

面白いと思った方は、いいね、評価、ブクマ、感想、誤字ご指摘、何でも結構ですので、いただけますと幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ