第4話
ダラダラし過ぎて全く書けませんでした。
ゆっくりやってきます
悔しい思いをしながらも僕は特訓を続ける事にした、やっぱり諦めることなんて僕には出来なかった。
毎日走り込みや親父の畑仕事を手伝っているおかげでこの歳にしてはかなりの体力が付いてきたきがする。
時間が経つのは思いの外早く、気づけば神託の儀から一ヶ月が経っていた。
季節の移り変わりが少しづつ始まり、段々と暖かくなってきて過ごしやすい気候にもなったせいか、僕は愛しの妹と共に日向ぼっこをしていた。
「お兄ちゃん今日は特訓しないの?最近毎日ものすごーく走りまくったりしてたけど。」
兄にこんな気を遣えるとは流石はアリエだ、僕はこんな素晴らしい妹を持つことが出来て幸せだよ。
確かにいつもなら特訓をするところだが、最近アリエの事を疎かにし過ぎているのでは無いかと思ったのだ。
もしアリエに嫌われるような事があったら僕は死んでしまう自信があるので、今日はアリエと沢山遊ぼうとおもったのだ!
「今日はお兄ちゃん暇だからアリエの好きな事を沢山して遊ぼう!」
そう言うと、アリエは少し怪訝そうな顔をして
「どうしたの急に一緒に遊ぼうなんて、何か変だよお兄ちゃん。」
確かに急に一緒に遊ぼうなんて最近の俺なら言わなかったかもしれない、でも今遊ぶべきだと僕の感が言っている、いつか後悔しない為に。
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平和とは、コップにギリギリまで水を入れたのとそう変わりはない、いつどんな小さな影響で溢れるか分からないとても不安定なものなのだ。
魔族やモンスターは数百年前の戦争で勇者が倒し、世界は平和になった、しかし近年モンスターの活動が活発化し魔族の活動報告も確認されているらしい。
この不安定な平和はいつまで保てるのか、もしもこの仮初の平和が崩れて混沌が訪れた時、人々は魔族やモンスターの勢力に対抗できるのだろうか?
世界はまだ混沌の足跡が刻一刻と訪れているのを知る由もなかった。
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太陽が村を照らし、そよ風が家々の間を縫うように吹いている。
僕はアリエと家から少し歩いた丘にある大きな木に向かって駆けっこをしている。
僕は普段から走るトレーニングをしているので勿論アリエに負けることは無い。
アリエを尻目に僕は木に向かって全力で走ってる。
「お兄ちゃんまって〜〜!!」
僕の背中にアリエの大きな声が響いた。
このままゴールすればアリエは泣いてしまうかもしれない、僕はアリエを泣かすような事は絶対にしないのだ。
「アリエ、お兄ちゃんに乗って。」
アリエは嬉しそうに目を輝かせながら僕の背中に向かって飛びつく。
「お兄ちゃんの背中お父さんと違ってゴツゴツしてなくて好き〜。」
ゴツゴツしてないって…これでも毎日鍛えてるんだぞと言いそうになったところで更にアリエは続けて
「でもお兄ちゃんの方があったかくて優しい匂いがして好き〜」
か…可愛すぎだろ僕の妹!!少し油断しただけで気絶しそうだけどアリエを背負っているので死ぬ気で耐える。
そして丘の上にある木に向かって全速力で走り出した。
「お兄ちゃん速い速ーい!!」
アリエが大喜びで叫ぶ、そしてそのまま木の下まで走り切りアリエを降ろす。
僕は少し息を荒げながら、
「楽しかった?アリエ」
「うん!!」
最初と趣旨は違ってしまったがアリエが楽しかったのならそれで良しとしよう。
丘のの後ろを見ると辺り一面を一望する事が出来る、村ではみんなが畑仕事などをしていた、そしてもっと向こうには大自然が広がっており、僕たちは王都に思いを馳せた。
「お兄ちゃん、私大人になったら王都に行きたい!」
「そうだな、いつか行ってみたいな〜。」
アリエと他愛のない話をしていると、リーネの家に白いローブを纏った人達が集まっているのが見えた。
何か話しているようだけどリーネのお父さんは困っているようだった。
「何話してるんだろうね?」
「さぁ?とにかく行ってみよう。」
僕は言葉で言い表せない不安を胸にアリエと一緒にリーネの家まで急いだ。
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次回でまたお会いしましょう!!