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一話完結小説

詐欺師「オレオレ詐欺で稼ぐか」

作者: ケイ

28作目

詐欺師「オレオレ詐欺で騙して金稼ぐか。今時こんな分かりやすい詐欺でホイホイ金を振り込むバカがいるんだ。これほど儲かる仕事もないよな」



~1件目~


詐欺師「まずはこの家だな」


詐欺師「もしもしオレオレ」


母「もしもし、あなたまさか息子」


詐欺師「そうそう実は仕事でミスってしまって今すぐ金が必要なんだ」


母「あんた仕事してたの」


詐欺師「…」


母「東京で未だに親の仕送りを20年以上貰いっぱなしで仕事どころかアルバイトすらしたことのなかったあんたが。どんな仕事なの」


詐欺師「間違えました」


ガチャリ


詐欺師「変な家に電話してしまった。忘れて次行こ」



~2件目~


詐欺師「もしもし、オレオレ」


父「息子か」


詐欺師「そうそう、実は金が必要なんだ何とかならない」


父「悪いが会社が倒産してしまって金どころか莫大な借金作ってしまったんだ。息子よ連帯保証人になってくれないか」


ガチャリ


詐欺師「今日は変な家ばかりだ、やめるか。しかし1件も成功しないのは俺のプライドが許さない」


詐欺師「もう1件だけ」



~3件目~


詐欺師「もしもし、オレオレ」


父「誰」


詐欺師「だからオレだって」


父「だから誰」


詐欺師「オレだよ」


父「オレって誰」


詐欺師「オレだってば」


父「だから誰だよ」


詐欺師「オレって言ったらオレだよ」


父「だから誰だ」


詐欺師「もういい」


ガチャリ


詐欺師「もう寝る」



(終わり)


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