魔王兄弟の花嫁は魔族と平和に暮らしたいっ!
リュミエール王国の姫シャルミアは、とある選択を迫られていた。
『魔王と結婚するならば、祖国だけは見逃してやる』
勇者達は魔王討伐に失敗し、世界はもうじき魔王の手に落ちる。
シャルミアが魔王との結婚を望むだけで、リュミエールの国民達だけは生き長らえる──そう言われてしまえば、彼女はそれを選び取るしかなかった。
何故なら、姫を助けてくれる勇者はもう居ないのだから……。
しかし、そんな彼女の為に立ち上がった若者が二人居た。
一人は輝く黄金の髪。
もう一人は光沢のある銀糸の髪の青年だった。
けれども、彼らはシャルミアにこう名乗ったのだ。
自分達は『魔王の息子』だ──と。
※この作品は短編「勇者の村が焼けまして、姫は魔王に嫁ぐ事になったのですが。」のタイトルを変更し、連載化したものです。
『魔王と結婚するならば、祖国だけは見逃してやる』
勇者達は魔王討伐に失敗し、世界はもうじき魔王の手に落ちる。
シャルミアが魔王との結婚を望むだけで、リュミエールの国民達だけは生き長らえる──そう言われてしまえば、彼女はそれを選び取るしかなかった。
何故なら、姫を助けてくれる勇者はもう居ないのだから……。
しかし、そんな彼女の為に立ち上がった若者が二人居た。
一人は輝く黄金の髪。
もう一人は光沢のある銀糸の髪の青年だった。
けれども、彼らはシャルミアにこう名乗ったのだ。
自分達は『魔王の息子』だ──と。
※この作品は短編「勇者の村が焼けまして、姫は魔王に嫁ぐ事になったのですが。」のタイトルを変更し、連載化したものです。