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ウィル、冒険者学校に行け!!!

マーガレットの治療魔法は死んでも5秒以内なら生き返らせる事ができます。

それから、1年の時がが過ぎた、いきなりだがとにかく過ぎた。


ローズがさらに可愛くなった。


「お兄ちゃん、今日は負けないんだからね!」

「あぁ。」

「…何でいつもそんなに返事が短いのよ…。」

「そうか?」


そんな事無いと思うけどな…、まぁローズが可愛いからどうでもいいか。


「あ、貴方成長は早いけど、か、感情は薄いわよね。」

「そう?」


コミュ障じゃなきゃ別にいいと思うけどな。


「さ、さぁ、修行始めるぞ!」

「が、頑張って。」


なんか朝からジオンとマーガレットがそわそわしている、噛みまくっているし、ウザい事この上ない。


「何かあったの?」


ローズが聞くと。


「べ、別に何も無いわよ~~~。」

「そ、そうだ、何も無いぞぅ~~~。」


いきなりキョドりだした、 怪 し い 。


「お兄ちゃん、お父さんとお母さん何かあるよね。」

「あぁ、絶対ある。」


ヒソヒソ話をしていると。


「さ、さぁ修行を始めるぞ!」


さっきまでキョドってたくせに。


「よいしょーーー!!」


岩が飛んでくる、ローズはもう自分の体重の3倍は重い物も浮かせる事も出来るようになった。


「氷のアイスウォール!!」


氷の壁を出現させ、岩を止める、そして…

「よっ、と。」

「えっ!?」


岩を持ち上げ、ローズに投げる!


「ショット!!」

「ええぇぇぇええ!?」


ローズは念動力で止めるしかない。

その間に俺は、ローズの懐に入り込み。


「可愛いなぁ。」


頭を撫でる!


「ちょっとぉ、可愛いって、やめてよ///」


めちゃくちゃ照れてる、耳まで真っ赤だ。じゃあ…


「うわっ!?」


水をかける。


「み、水かけないでよ!」

「いや、顔真っ赤だったから。」

「うぅ~~~…。」


可愛い。


「今度は本気で来てね!」

「…わかった。」


ローズにお願いされたんじゃ、しょうがない。


「は、始め!」


まだ噛んでるよ。


「よーし、いっくわよー!」

「よし。」

「せいや!」


大岩が飛んでくる、あっちも本気みたいだ。


ドガァァァン!!!


岩が俺がいた所に激突した。


「えっ?」

「氷の大地アイスグランド!!!」

「あっ!?」


俺は岩がぶつかる直前にジャンプし、岩の上に、岩を踏み台に、さらに高くジャンプし、空から地面を氷の大地にした。

ローズには速すぎて見えなかったようだ。

「炎と水と氷と雷と風と土の弾丸オールマジックショット!!!」


逃げ場の無いローズは、炎と水と氷と雷と風と土の弾丸に直撃した、吹き飛べたらまだダメージも逃げただろうが、俺の氷の大地に足をとられ、動けない。


「ぐっ…がっあぁ!?」


声にならない声を上げ、ローズは絶命した。

だが、マーガレットが駿足で駆け、治療魔法をかける。


「お兄ちゃん…本気すぎだよ……。」

「ごめん…俺もあんな威力になるなんて…」


実はあれも手加減していたのだが、予想以上に威力が高かった。


「まぁ、私が本気でやってって言ったんだから、自業自得よね。」

「えぇ、あれば自業自得ね。」


マーガレットは怒ると思ったが、違ったようだ。


「あとウィル、あれ本気じゃなかったでしょ?」

「えっ!?あの威力で!?」

「うん。」

「え…えぇ……ぅ。」


ローズはなぜか泣きそうになっていた、ので。


「ローズは可愛いなぁ。」


ローズの頭を、撫でる!撫でる!


「えっ…ちょっとぉ///」


撫でる!撫でる!撫でる!


「ちょっ、やぁ、めぇ///」


撫でる!撫でる!撫でる!撫でまくる!


「やあ、や、めて!///」


帰っていった、全速力で。


「あぁ…。」


あるぇ?前にもこんなことあったような気がするなぁ、デジャヴかなぁ?


「ウィル、帰ったらちょっと話がある。」「?うん、解った。」



―ーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー

帰宅後…。


「よし、ウィル、話がある。」

「何?」


今、家族全員でテーブルを囲んでいる、ちなみにローズは俺の膝の上だ。


「ウィル、学校って知ってるか?」

「うん、知ってるよ。」


まさか…。


「ウィル、冒険者学校に行け!!!」

「うん、行く。」

「…反応薄いな…。」

「そう?」

「あぁ、まぁいい、とりあえず冒険者学校で鍛えてこい。」

「うん、ちなみに何処にあるの?」

「ジークだ。」

「え…?」


ジークと言えば、お隣の国じゃないか!

この国、スペイドから結構遠い。


「えっ…それって通えるの?」

「いや、あそこは全寮制だ。」

「え?じゃあ寮に住むの?」

「そうだ。」

「…。」


マジか、寮に住むのか、ローズと会えなくなるのは嫌だ。

だが、学校には行きたい。


「うーん…。」

「て言うか、もう申し込みしちゃって、行くしかないんだけどね。」

「なんですと!?」


マジですか、行くしかないですか。


「でも俺はまだ5歳だよ?」

「?学校は普通5歳から行く物だぞ?」


マジですか。


「……。」


どっちにしろ行くしかない、か…。


「解った、行こう、それで、いつ行くの?」

「明日だ!」

「なん……だと…?」


明日って、なんでいってくれないんだよ!

「びっくりさせようと思って、言わなかったのよ。」


びっくりって、大成功だよ…。


「お兄ちゃんと会えないの…?。」

「……まぁ、そうなるな。」

「ヤダ!」

「ヤダって…。」

「お兄ちゃんと会えなくなるのヤダ!」


ローズがだだっ子になった。


「お兄ちゃん…行かないで……。」


ローズが泣き出した、俺の妹は本当に泣き虫のようだ。


「ローズ、俺が行っても、また会えるから。」

「嫌だ!」

「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!」

「ローズ。」

「嫌だ!」

「また、会える、約束する。」

「本当に…?」

「あぁ、本当だ、だから泣くな。」

「約束。」

「あぁ、約束だ。」

「居なく、ならないよね…?」

「居なくならない、大丈夫。」

「解った。」


その後、全員でご馳走を食べて、ローズは寝てしまった。


「ウィルって、大人よねぇ」

「そう?」

「あぁ、さっきのローズを泣き止ませた所なんて、親の尊厳が無くなるな。」

「本当、私より親らしいわよ。」

「そんなことないよ。」

「その歳で、その実力で、増長もしていない、充分凄いよ。」

「増長したらろくな事がないからね。」

「そのベビーフェイスでは考えられないくらい、大人より大人っぽいわねぇ」

「…それより冒険者学校ってどんなことやるの?」

「冒険者になるために必要な事を学ぶんだよ、ウィル、冒険者になりたいって言ってただろ?」


冒険者にはなりたいが、それを人に言った覚えはない。


「まぁ、頑張れよ。」

「うん。」


頑張れよって、他になんか無かったのか。

「他人には敬語を使うのよ。」

「……。」


生前の母と同じ事を言っている。

生前はそのせいで他人には常に敬語だった、ただし、むかつくやつや、気に入らないやつは別だ。


「うん。」


明日は学校だ、早く寝なきゃな。

名前:ウィル・ホワイティ・リオン 種族:人族 年齢:5歳 LV:47


HP:14725/14725

ATK:12827

DFC:10712

SP:11094

MP:54724/54724


発動可能魔法:炎の弾丸ファイヤショットLV64 炎の大地ファイヤグランドLV76 水の弾丸ウォーターショットLV80 水の大地ウォーターグランドLV75 氷の弾丸アイスショットLV138 氷の大地アイスグランドLV96 氷のアイスウォールLV120 風の弾丸ウィンドショットLV76 雷の弾丸サンダーショットLV76 雷の大地サンダーグランドLV84 土の弾丸アースショットLV38 炎と氷の弾丸(ファイヤ&アイスショット)LV202 氷と風の弾丸(アイス&ウィンドショット)LV248 氷と雷の弾丸(アイス&サンダーショット)LV248 水と氷と雷と風の弾丸(ウォーター&アイス&サンダー&ウィンドショット)LV367 炎と水と氷と雷と風と土の弾丸オールマジックショットLV469 治療魔法LV88


スキル:剣術LV80 体術LV104 気功術LV30 防御LV98 受け身LV86 集中力LV264 ゲームLV77 取得経験値倍加 必要経験値半減 必要MP半減 全魔法適性 魔法威力倍加 魔法攻撃力倍加 氷魔法威力倍加 治療魔法威力倍加 呪い無効 ゴースト特効 全ステータス倍加


加護:無し

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