ウィル・ホワイティ・リオン4歳
今日は俺の誕生日だ、ウィル・ホワイティ・リオン3歳がウィル・ホワイティ・リオン4歳になる。
「「誕生日おめでとう!!!」」
「おめでとうー!」
ジオンとマーガレットの声が重なり、その後にローズが祝福の言葉を言ってくれる。
「ありがとう!」
目の前にでかいケーキが置いてある、本当にでかい、縦1mはあるんじゃないかって位でかい。
「いやー、ケーキ小さ過ぎたなー。」
そしてそれを小さいと言うジオン、ジオンとマーガレットは、もともとよく食べる、めちゃくちゃ食べる。
「ケーキって初めて食べたけど、美味しいね。」
嘘は言ってないはずだ、生前にケーキは食べたことはあるが、この世界に来てからは、一度も食べていない。
「そうだろ~。」
「おいし、おいし。」
ケーキを食べるローズも可愛い。
「うん、美味しい。」
だが、この世界のケーキは、生前のケーキより美味くはなかった、確かに美味い、美味いが何かが足りない、そんな気がする。
「ケーキなんて久しぶりに食べるわね~。」
「そうだな。」
二人はケーキをもう半分以上食べている。速い、速すぎる。
どんだけ食うんだこの人たちは。
「あ~美味しかった~。」
マーガレットが嬉しそうに言う、良かった良かった。
「またたべたいな!」
ローズもめちゃくちゃ食べている、体の体積に対して明らかに大い量を食べている。だが、そんな疑問などローズの可愛いさを見ればぶっ飛ぶ。
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その頃、異世界の外では…。
「喰らえ!炎の剣!!!」
「グワァァァアアァァ!!!!」
「助けてくれぇぇぇぇ!!!」
「おのれぇぇぇぇェェェええ!!!ゼウスゥゥゥゥ!!!!!」
希望王ホープが神と戦っていた。
「炎の監獄!!!」
神々の回りに炎の檻が出現し、それが縮小し、神々が燃えて行く。
「ほう、なかなかの炎だな。」
「誰だ!」
筋肉質で、ローブを羽織った中年がいた。
「我が名はプロメテウス、どれ、火力勝負といこうじゃないか。」
プロメテウスは勝負を仕掛けてきた。
「フッ、良いだろう。」
「地獄の大火!!!」
地獄の大火が押し寄せて来る。
「炎の剣!!!」
希望王の炎の剣が迎え撃つ。
「ウォォォォォォ!!!!」
「ふん、無駄だ、お前の炎もなかなかのものだが、俺のほうが強い。」
プロメテウスの地獄の大火が押しきった。
「フン、希望王と言うからどれ程の強者かと思ったが、ただのカスだったようだな、このままゼウスの首を取ってくるか。」
プロメテウスが心底残念だと言わんばかりに、悪態を付く。
「炎の剣!!!」
「何!?」
気づいた時には遅かった、希望王は、プロメテウスの地獄の大火を、炎の剣で受けている途中、下から抜けだし、プロメテウスを斬った。
「何……だ…と?」
プロメテウスの肉が裂け、骨を斬り込み、内臓が破裂し、血が噴出し、絶命する。
「今ので最後ですか?ゼウス。」
「あぁ、まだ神はいるようだが、出てきていないな。」
「なら速く帰りましょう。」
「あぁ。」
「はぁ、神はまだ反省してないようだな。」
「大丈夫です、いずれ神も反省する時がきます!」
「そうだといいが…。」
ゼウスは、不安を胸に抱え、帰っていった。
7王の序列は
1位 絶望王
2位 破壊王
3位 死王
4位 氷王
5位 希望王
6位 闘王
7位 堕落王
8位 獣王
です、氷王は意外に強いです。