アラビアンナイト?
少年は俺に何を願う?
金?女?土地?地位?名声?
「違う僕が願ったのはそんなものじゃない」
「ほぉ、では何だ?」
「僕はただ一人でいいから友達が欲しいんだ何でも秘密を共有出来る友達が親友が」
魔人は首をかしげる。
「そんなものでいいのか?だったら金を所望して友達も金で作ればいいではないか」
違う、そんなことで出来た友達なんてすぐに消え去るんだ、もう分かったじゃないか僕は本当の絆で結ばれた友達が欲しい。
「むぅ、困ったなそんな願いは初めてだぞ、人間は全部腐ってると思っていたがまだこんな純粋な奴がいるとはな、しかしその願いは無理だ、すまんが」
「ねぇ、魔人さんは元々人間だったんだよね?」
魔人は無表情で答える。
「あぁそうだ、俺は元々しがない砂漠の商人だった、その時先代の魔人に嵌められてな、今の姿になったってわけよ」
「魔人さんは人間に戻りたくないの?」
そう僕は魔人さんに問いた。
「戻れるのなら是非戻りたいねでも戻るには誰かにこの呪いをなすりつけないといけない、めんどくさいよな誰かになすりつければ戻れるのに」
僕は魔人さんと友達になりたかっただから一つの願いを願う。
「じゃ、願いを訂正するよ魔人さんを人間に戻す。それが僕の願いだよ」
魔人さんは呆気にとられてた。
口を開いたり閉じたりして金魚みたい。
ちょっと笑っちゃうよ。
「不思議な少年だ、普通は金とかを望むのにな……」
魔人さんは実に楽しそうな顔をして腹を抱えて笑ってる。
「はっはは!いいだろうっ!実に面白い、その願い聞き届けたり!」
魔人さんは両手を大きく広げ、空を仰いだ誰からも見てもこの世が楽しくてしょうがないと思わせる顔をしてね。
そして、何か意味がわからない言葉を発し広げた手をおもいっきり空中で叩いた。
その瞬間、魔人さんを中心にして周りの世界が変わった。
魔人さんは光に包まれ、それが集まり消えたあとに残っていたのは魔人ではなく一人の人間だった。
「まさか……ほんとに戻るとは思いも寄らなかった!ふふふ……少年に感謝しないといけないね、で君は友達が欲しいんだったよね?」
元魔人さんは続けざまに言葉を発してくる、ほんとに嬉しいみたいだね。
そして僕は本当の願いを叶える時が来たみたいだ。
「そうだよ元魔人さん、僕は友達がほしいんだ」
元魔人さんは頭の髪を手でかきあげ誰もがこの元魔人さんを人間だと認めるような笑顔で僕に手を差し伸べた。その手はとても暖かくて、それは人間の暖かさだった。
彼はそして一言、僕に言ってくれた。
「君の最後を聞き届けよう、俺の名はアモンだ、君の名は?」
アモンくんは何故か僕の名前を聞いてきた。
「え?なんで?」
そう答えるとまたアモンくんは腹を抱えて笑い出した。
「おいおい、なんでって決まってるだろ?友達だからだよ」
僕はこの時どんな顔をしていただろうか、泣いている顔?それとも嬉しくて笑っている顔?いや違うきっと、両方だろうね嬉しくて嬉しくて泣いた顔だろう。
アモンくんは僕の手を握り、そのまま僕の体を持ち上げ肩に乗せた。
「僕の名前はね、アラジンって言うんだ、よろしくねアモンくん」
そして二人は旅に出た。
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初めての投稿なのでアドバイス等々お願いしますm(_ _)m
読んで下さった方心からお礼申し上げますm(_ _)m
この小説はマギを見て突発的に作ったものです、駄文すいませんm(_ _)m




