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宇ノ中さんと伊勢川さん  作者: チームつちのこ


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25/28

25話 黒と麺

 キーン コーン、カーン コーン


 何時ものように鐘が鳴る。

 今はお昼時、生徒が思い思いにお昼ご飯を食べるランチタイム。



 教室でお弁当を食べる生徒もいれば、購買でお昼ご飯を買いに行く生徒もいる。


 金髪ハーフツインの宇ノ中さんは中庭に向かう。

中庭のベンチには銀髪でセミロングの伊勢川さんが居る。


 宇ノ中さんは伊勢川さんと同じベンチに座りお昼ご飯を食べる。


「それじゃあ、いただきますか〜」

 そう言って宇ノ中さんはお弁当箱を開ける。


「今日はタコさんウインナーの他に……」

「からあげ!」

 そう言って伊勢川さんにお弁当箱を見せる。



「この間、からあげの話してたから」

「食べたくなっちゃって入れたのだ」

 なぜか自信満々な宇ノ中さん。



「伊勢川さんは何食べているの?」

 伊勢川さんを見ながら宇ノ中さんは話かける。



「私は……」

「ベイクドモチョチョ」

 そう言って伊勢川さんはいわゆる今川焼きを見せる。



「ベイクドモチョチョ!」

「あれか、UFO焼きか〜」

 宇ノ中さんの謎理論でUFO焼きにされてしまう。


「あと、これも」

 伊勢川さんはもう一つ取り出して宇ノ中さんに見せる。



「これは……揚げてある、パン?」

 伊勢川さんが出したパンを見て宇ノ中さんは問い返す。



「うん」

「これは、あんドーナツ」

 伊勢川さんは宇ノ中さんにドヤ顔する。



「ぉお〜、美味しそう」

 宇ノ中さんは嬉しそうに伊勢川さんを見て話す。


「宇ノ中さんのお弁当も美味しそうだね」

 伊勢川さんも宇ノ中さんのお弁当箱を見ながら話す。



「ニヒっ」

 そう言われて嬉しそうな宇ノ中さん。



「「いただきます」」

 宇ノ中さんと伊勢川さんはお昼ご飯を食べ始める。


「早速これを!」

 宇ノ中さんは光線銃を取り出し、からあげにマヨネーズをかけて一口パクりと口に放り込む。



「ぅ〜ん、美味しい」

 嬉しそうな宇ノ中さん。


「……私も」

 伊勢川さんもベイクドモチョチョを一口。



「うん、美味しい」

 あんこたっぷりで満足気な伊勢川さん。



 モグモグ


 モグモグ


「今日も焼きそば?」

 宇ノ中さんのお弁当箱を見ながら伊勢川さんが問いかける。



「今日はちょっと違うんだ」

 宇ノ中さんはニヤニヤして伊勢川さんを見つめる。



「ほぅ」

 伊勢川さんは宇ノ中さんの顔をチラ見する。



「今日のメインは……」

「メン・イン・ブラック」

 宇ノ中さんの差し出したお弁当箱にはなにやら黒い物体が入っている。




「……これは、暗黒物質(ダークマター)?」

 不思議そうな顔をして宇ノ中さんを見る伊勢川さん。




「うーん、惜しい」

「正解は……」



「正解は……?」

 溜めて話す宇ノ中さんにつられて聞き返す伊勢川さん。



(めん)・イン・ブラック」

 自信満々に伊勢川さんに向かって答える宇ノ中さん。



「ん?」

「さっきと同じ答え?」

 伊勢川さんは宇ノ中さんに問い返す。


「フッフッフ」

「これは通常よりも濃いソースを使って黒く見える」

「黒い焼きそばなのだ!」

 ドヤ顔で伊勢川さんに説明する宇ノ中さん。



「ほほぅ」

「ぁ、でもそんなに濃くてしょっぱくないの?」

 伊勢川さんが塩分を心配して宇ノ中さんに問いかける。



「大丈夫、濃いのは見た目だけだし」

「なにより、この」

「マヨネーズでマイルドになるのだ!」

 宇ノ中さんはそう言って光線銃を取り出し、(めん)・イン・ブラックにマヨネーズをかける。



「なるほどね」

 それを聞いて納得する伊勢川さん。



 そうこう言っている間にベイクドモチョチョを食べ終えて、あんドーナツに移る伊勢川さん。



モグモグ


モグモグ


今日も平和にお昼の時間が過ぎる。

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― 新着の感想 ―
麺・イン・ブラック❣❣ 良きですね(笑)
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