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猫の相談役

猫の裁判長が窓を眺めていると、


ドアが3回ノックされ、猫の相談役3人が現れた。


皆白髪まじりの髭を伸ばした猫や、杖をついた長老のような丸縁の眼鏡をかけた猫、パイプをくわえてシルクハットをかけた猫が部屋にゆっくりと入ってくる。


これはこれは、わざわざご足労をおかけしてすいませんでした。


どうぞソファーにおかけください。


猫の裁判長も対面側のソファーに腰掛け、3人の相談役たちも腰が辛そうにゆっくりと腰掛けた。


また、多頭飼育崩壊ですか、、


全くけしからん!人間は今や猫を飼うことの責任を忘れ、飼えなくなってしまったら外へ出せばいいと簡単に考えておる。

頭をかちわってやりたい!ウオッホ、ウオッホ、、、


キジトラの長老様どうぞ紅茶をお召し上がりください。


あまり興奮されますとお体にさわります。


猫の事務官がトレーを持ってきた。


目の前の長方形の机に丁寧に、ひとつひとつ並べていった。


あたたかなバラの絵柄のティーカップに心地よい匂いの紅茶が注がれ


またたび粉が練り込まれたバタークッキー等も出された。


シルクハットをかぶっていた白黒ぶち柄のお鼻にちょび髭模様をした長老はハットを脱いで、脇においてパイプをくゆらせながら


妊婦猫が沢山いるのでしょう、、


生まれたら45匹が80匹や100匹近くなりますぞ!


手を打たねば大変なことになる。


近隣住人からの嫌がらせや暴力も許せるものではない。


ここは、厳しく人間たちに我ら野良猫の威厳を示さねばなりませぬぞ。


白猫で鼻がピンクのふくよかな長老が紅茶をすすり、舌をやけどしてしまったと少し騒ぎながらもこう言ってきた。


糞尿をその近隣住人のもっとも極悪なものの敷地に毎日させ嫌がらせをさせましょう。


車に引っ掻き傷、しつこいマーキング等がいいのでは?


猫の裁判長は、紅茶をふうふうしながら、飲み干して相談役たちに話しました。


そんな嫌がらせ程度では人間たちは気がつかない。


もう動物と共存する意識が地に堕ちてしまった。


ここは、私たち野良猫だけでは太刀打ちができませぬぞ。


あの方を頼らなければいけなくなってしまいました。


長老たちが、目を見開き


、、あの方をお呼びになるのか、、


恐ろしいあの方を、、


致し方ないですな、、負傷した猫が亡くなっている。


妊娠出産をしたくない猫が次々妊娠させられている。


もう仕方ないでしょう。


猫の裁判長は、精霊界の長に連絡をする決意をして、部屋を出ていった。


3人の長老たちは、口々に過去に起きたことを話し始めた。


あの時は、、確か黒龍が動いて、火事になり火が隣近所に燃え移り大惨事であったな、、

生き残ったものは、重症であったそうだ。

野良猫だけは、火事のあとも無傷であったそうだ。


またあの頑固ばばあの多頭飼育崩壊では、転んで骨折をしていて身体に数ヶ所の骨折をして、お店を営業できなくなっている。

やはり、我々猫をあまりにも無責任に増やし続けると精霊界の長が動き良いことがないようだ。


この裁判は、私たちが手に負えない議題を精霊界の長に委ねることしかない。





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