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短編#2

リハビリ……？

世の中には普通が塗れている。どこの誰もが普通になりたがる。どこの誰もが普通を押し付けたがる。

出る杭は打たれるという諺が世の心理であり真理なのだろうか？

しかし、えてしてタレントという人たちは特別な才能を持っており、もて囃される。タレント(才能)と言われるくらいには。

有名人はなるべくしてなるという人もいる。

しかし、普通でありたがる人たちにはタレント(才能)はないのだろうか？

違うだろう。自分の才能を信じていないのではないだろうか。

「それで？キミは何を言いたいんだ？」

「んー、なんだろうね。分かんないや」

「なんだいそれは。長々とキミの哲学を聞かされてそれかい？」

「そうだな、言うなればこんな変なこと言う人間になるくらいなら普通の人間になりたいもんだ」

「それもそうだね」