配属分布
MVSには複数の部隊が所属してる。武器は命であり、チカラの源。武器を手にしたもの達は武器を持つことでカラダと武器が共鳴しあい、不思議な力を手にすることができる。
それは人それぞれ種類も属性も違うために自分に見合った部隊に所属される。
例えばキラキラと光る指輪を手にした僕の友達は具現化させると追尾型の動物武器となり、属性も自然タイプ、狩人たちが属するグリーン部隊に属された。
部隊の名前はたいてい色の名前になっており、存在を消されて名を失った僕らはそこで新たな名を貰う事ができる。
『CECIL』これが新しく彼に付けられた名だ。
彼は指輪よりも解放して動物武器となった普通よりも遥かに小さいお魚のエイを気にって彼の周りはエイがウヨウヨと動き回っている。
『色も出ていない……リングの持ち主か……お前はカラーレス部隊だな。』
カラーレス部隊。それは色を持たない特別な部隊。先程から部隊分けをしてる酒臭いオッサンも実はカラーレス部隊の人でそのオッサンに僕は裾を捕まれて回避不可能だ。
『ディオラ逃げんなよ?』
新しい名を僕もつけられてオッサンに捕まりながら次々と皆が配属されるのを眺めてる。
よく、カラーレス部隊に配属される人は逃げ出す者が多いそうで、
その為に僕は念の為に捕まっているという訳だ。
皆が配属されるのを待つ間に複数の大きな馬車がひとつ、またひとつとやってきた。
ひとつひとつ、馬車にはそれぞれ違う旗が掲げられており、決まった者から配属先の部隊の旗が掲げられた馬車に乗り込んだ。
が、カラーレス部隊所属は僕だけで
僕は馬車に乗ること無くオッサンに担がれてオッサンたちが空を飛ぶために担がれて移動した。
そして行き着いた先は森の中にあるクマが住む家。
『おや?いらっしゃい』と優しいおばあさんと可愛いサイズの生きたぬいぐるみクマさんが一匹。
『ラスタ、この子が今回の子かい?』
酒臭いオッサンはラスタというようでかなりおばあさんとひたしげだった。
そして、ラスタは僕をその家に預けた。
『ばぁさん頼む。俺はガキの世話は向いてないんでね。早くて半年後遅くて一年後に迎えに来るわ』
といって出ていった。
そのあいだ僕は大変なハードな修行を見た目ではなくとても強いお師匠さまのぬいぐるみクマさんと続けて武器の使い方や応用などをしたり、たくさんのことを学んだ。
そして、予想を裏切ること無くオッサンは一年が経っても迎えには来なかった。
オッサンが俺を預け放置して5年と言う月日が流れ今に至る。
『すまんな…マジで忘れてた(笑)』
『クマさん師匠GO!』
やっと迎えに来たかと思いきや
やっぱり忘れていたとのことで俺は皆とは何年も遅いスタートを遂げた。
月日が経って性格も少しガラリと変わり
僕から男の子らしく俺になり変身を遂げたディオラくんです。