表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
話すと長くなるけど僕は語る。  作者: 青山優作
第一章 八乙女かおり
3/5

第一章2 「カッターと影」

毎日あげれるといいな。がんばります。

「おい、八乙女。影は今も取られているのか?」

 

 八乙女が話している最中に話を遮って本当に悪いなとは思ったが。


「ええ、司馬君。今も取られているわ。」


「はあ。・・・早くも嘘発見だ。影があるじゃないか。」


 はあ。本当に無駄な時間を過ごしてしまった。第一影は彼女の下にちゃんとあるからだ。


「影がないのも本当よ。」


「からかうのは、やめてくれ。現に君の足の下に影があるし。不死身かどうかってことも怪s・・・。」


 何を血迷ったかわからないが、八乙女はポケットからカッターを取り出し刃を長くし八乙女自身の首に思いっきり・・・・・


※ ※ ※ ※ ※※※※※※※※※※※※※※※


 カッターが突き刺さる。



 どうして?

 自殺?

 虚言じゃないと証明するため?


 司馬弾はパニックに陥ってしまった。


 あなたなら耐えられるだろうか私は不死身だと言い、いきなりカッターで自分自身を刺す友達がいたら・・・。

 八乙女は友達と呼べるのか分からないが。


「や、八乙女?だ、大丈夫か?」


 カッターが首に突き刺さってるのに大丈夫なわけ無いだろう。そんなことは分かっている。

 僕はいつも大丈夫なわけないのに「大丈夫?」とか言ってくるやつの頭は湧いてんじゃないかと思っていたが。


 撤回する。


 なぜわかりきっている言葉をかけるのか。


 それ以外にかける言葉がないからだ。


 今日までなぜこのことに気づかないのかそれはさっき言ったようにかける相手。

 友達がいないからだ。


「司馬君?ほら傷が治ったでしょ?」


「・・・・・・・!!?」


 確かにさっきまで深々と刺さっていたカッターの傷が消えている・・・!

 は?は?分けわかんねー。

 正直言うとさっきから真剣に話てくれていた内容のほとんどを信じていなかった。


 こういうとき受け止め難い現実を知る時、人は・・・。

 

 現実逃避をする。


 多くの人が現実逃避を使っているんだ。僕にだってその権利がある!!!

 というかあると信じたい。。。


「・・・八乙女。」


「これで分かってくれた?」


 現実逃避はできるような状況では無いなこれは。いや、割とまじで。

 パニックで語彙力が悪くなってるかもだが、こいつは本物だ。


 本物の世間一般で言う不死身であり超能力者だ・・・・。


「・・・ああ、分かった。分かったよ。・・・・これは夢オチか。よかっt・・・」


 ものすごい音と共に目に光が来て後頭部あたりになんとも言えない・・・。

 例えがものすごい悪いが後頭部に空洞ができそこにクリームが詰まったようななんとも言えない衝撃を味わった。

 

 そう。八乙女に思い切り拳のグーで殴られたのだ。


 一言で言うが「痛い」


「八乙女っ。女子が出るようなパワーじゃねーぞ!」


 そうそこが驚きなのだどちらかと言うと八乙女は細身で女の子という感じなのだ。


「今のショックで夢じゃないってわかったでしょ。」


「そんなんはじめから知ってるわ!」


「じゃあなんでこれが夢だなんて言ったの?」


「・・・・。確かに。」


 返す言葉が見つからない。男子特有の悪ノリだと思ってくれて構わないが・・・。しかし、今の流れで「確かに。」って返せてると言うのは野暮だぜ。


「・・・・司馬君。私の影をよく見てほしいの。・・・。教室だと見にくいわね外に行きましょう。どこにいけばいいかしら。」


「いや、校庭でいいだろ。」


「それもそうね。」


「なあ八乙女。」


 聞くべきなのか分からないが・・・。あとから話してくれるかもしれないし・・・。


「なに?司馬君。」


「何でもない。」


「・・・そう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 校庭の道路と呼ぶのか分からないがそこに僕達は来た。皆クラブに励んでいる。

 影をよく見ると言われても・・・・・・。






 あっ。。。。。。。。



 言おうと思えば簡潔に言える。しかし上手く言おうとすると言葉が出ない。


 上手く説明する必要は無いと思うので簡潔に述べさせていただく。




 服の影はあるのだが、そこに八乙女かおりによって生まれる影は


 

 


 無かった。


 


早く更新できるようにがんばります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ