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Prologue
ありすと申します!ずっと頭の中で思い描いていたストーリーを、ついに決心してここに連載することにしました。拙い文ではありますが、よろしくお願い致します!
最近、よく同じ夢を見る。
この街に引っ越してからのこと。
大きな建物が燃え盛るのを背景に1人の小さな少女が泣いている。膝は擦り剥かれて血が滲んでいる。
そこに美しい青年が現れて少女を慰める。そして魔法で怪我を治してくれる…
夢から覚める直前、青年は必ず少女にこう言うのだ。
また必ず会おう、サラ……
青年の姿が見えなくなると同時に朝日がサラの目を覚ました。
「また…あの夢…」
サラはなぜだか彼を懐かしく感じていた。ずっと昔、どこかで会ったことがあるような気がしていたのだ。
「不思議ね…そんな訳ないのに。」
しかし、この時まだサラは気付いていなかった。
彼女の運命が大きく変わる日がすぐそこまで来ているということを……