一筋縄では...?
放課後、リクト達4人は同じ学年の人やメイカのことを見てた人達に片っ端から話しかけ情報を集めた
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「だれもわからない...か」
「こうしてる間にも犯人は次の手を打って来るかもねぇ〜」
「どうすればいいんでしょうか...」
「かくなるうえは...!犯人をそのままとっ捕まえる、それが一番早いだろ!」
「だが、犯人のことがわからないのにどうやって...」
「それは...あぁっ!どうすればいいんだよっ!」
全員かお手上げ状態になったかと思った瞬間
「そういえばメイカちゃんは誰かに住所教えたの?」
「いえ?誰にも言ってませんよ?」
「じゃあ犯人はストーカーじゃないかなぁ?」
「じゃあ帰ってる間、つけてたのか!?」
「それしか考えられない。」
「今日もストーカー行為するかもしれないねぇ
何か、作戦を立てようか〜」
「そうだな、下校時刻まで時間が無い。」
「さっさと考えようぜ!」
「ありがとう...みんな...!」
下校を促すチャイムが鳴る
4人は下校をしていく
そしてリクトの家の前に着く
「じゃあなヒメギ、また明日」
「はい!また明日です!」
そう言い2人は別れ、リクトは家へ入る
「メイカたん、、、また1人だね、、、」
人気の無いところをメイカは歩く
そのメイカの背中をゆっくりと追い、近づく
ハァハァと息を荒くし、肩を叩こうとする
「お前、メイカに何か用か?」
リクトが犯人の手を掴み、リクトとエナが囲むようにして立つ。
「よし、捕まえたぞ!」
「どっ、どうして、家に帰ったんじゃ!」
「僕とエナちゃんは先にリクトの家で待機してたんだよ〜」
「おれが家に入ってる時に通り過ぎられたら見つけられないからな」
「そして予想通り入ってる間にお前は通り過ぎた、けど私達はそれをみてたってわけだ!」
「でっ、でもメイカたんに近づいただけでストーカーだなんて!」
「僕たちは君がストーカーなんて言ってないよ?」
「うっ...」
「自覚してたんだな...通報しよ...」
そう言い切る前に犯人は携帯に向かって叫ぶ
「早く、助けに来ぉぉぉぉぉい!!!!!!」
甲高く、大きな声で急に叫ばれたせいでリクト達は怯んだが、エナは逃がすまいとその場に押し倒す。
「私、通報します!」
「頼む、ヒメギ...」
近くで叫ばれたせいで、耳鳴りが止まらない。
そして急に、リクトの意識が遠のいた。
「お前ら...だつ!」
「エナちゃ...逃げ...」
視界も段々狭くなる中、エナとリオンが倒れる。
そしてメイカが助けを求めるが、体はまどろんでいった。