姫とナイト
(やっば、少し寝過ごしちゃった...)
エナはメイカとの待ち合わせへ急ぐ。
「あっ、エナちゃ〜ん!」
「はぁ、はっ、ごめん、待った?」
「全然大丈夫だよ!」
「そう、じゃあ行こうか...その封筒は?」
メイカの手には、一つの封筒があった。
「これのこと?
私もまだ中身見てないんだ!一緒に見よう!」
「え、それっていいのかな...」
と言ってる間にメイカは中身を取り出す
入っていたのは1枚の手紙のようだった
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昼休み
リクトとリオンは購買で買ったパンを食べていた。
「リクト!リオン!いま暇?」
突然クラスにエナが現れた。
その後にメイカも居た。
「暇だけど、どうしたの?」
「これを見てほしいのです...」
「手紙か?」
手紙の内容はひたすらメイカに対しての思いが綴られていた。
紙の余白いっぱいに書かれていて、恐怖すらを感じるほどだった。
「うわぁ〜メイカちゃんもてるんだねぇ〜」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ」
「この手紙を送ってきたやつはこの学校の誰かだと思うんだ。
犯人探し、協力してくれないか?」
「犯人が学校にいるとも限ら...」
「リクトはお守り隊だからねぇ〜
僕も一緒に快くお手伝いするよ〜」
「リオン、おま...」
「ありがとう!私だけじゃどうにも出来ない、
私は1年の方と部活のみんなに聞いてみる!」
「私からも、ありがとうございます!」
「はぁ、仕方ない」
「リクトはメイカちゃんと行動したほうがよさそうだねぇ〜」
「わかった、メイカは授業が終わればすぐに俺の所へ。」
「わかりました!」
「かっこいいナイトさまだねぇ〜」
「リクトにナイトは似合わないな」
そう言われ、リクトのため息とともにチャイムが鳴った