表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

2

目が覚めてみても見える世界は変わらず森の中だった。


「はぁ~やっぱり夢じゃ無いのか……はぁ~どうしてこうなったんだろう」

しばらく瑞樹は座っていたが、見える風景は変わることが無く森の中。どうすることも出来ないのでちょっと森の中を探索してみることにした。




結果はすぐに全力疾走で逃げ帰って来た。やばい、あれはやばいあんなのに襲われたら死ぬ……


森に向かおうと何も無い空間から出るときちょっと見えなかったけど膜みたいのがあってそれを通り抜けたら中から見えた景色と全然違った……

いや大木があったのは変わらなかったけど中からじゃ生き物がいるのは確認できなかったけど実際には獰猛そうな見たことが無い生き物が沢山いた。あれと目が合ったと思ったら何か此方に向かって来そうなところだったから急いで膜の中に入って今倉庫まで逃げてきた。

倉庫からこっそり外の様子を窺ったがあの獰猛そうな生き物が来る気配は無かった。

慎重にこっそりと倉庫の中から出て様子を見に行ったらこの空間には獰猛そうな生き物はいなかった。

そういえば、逃げるのに夢中で気付かなかったが後ろで硬い壁にぶつかったようなドンと大きな音が聞こえたような……もしかしてあの生き物はこの空間に入ることが出来ないということなのかな?

はぁ何はともあれこの空間に居れば安全なのかな?



でも食料はどうしよう……

確か倉庫の作業に持ってきたのは財布・スマホ・500㎖ペットボトルのお茶・ボールペン・手帳以上

お茶はまだ2/3ぐらい入っているけど食料と言えるのはそれだけ……

周りは何も無い。この倉庫は古紙しか入っていない。森には食料を調達しに行けない。ほんとどうしよう……



あれから何時間経ったか分からない。

倉庫の整理をしていたのはお昼明けすぐ。だけどあれから1日以上経っている。お腹が空いてもう動きたくない。

少しずつ飲んでいるお茶もあと少ししか残っていない……



倉庫の中で横になった瑞樹の目に入ったのは散乱している雑誌だった。

それはパン特集となっている雑誌で美味しそうなパンが沢山ある。

その中でも顔ぐらい大きなメロンパンが瑞樹にはとても美味しそうに見えた。

瑞樹はそれを見て余計にお腹が空いてきた……そして何気なくそのパンの写真の上に手をかざしたその瞬間、雑誌に掲載されていた写真が消え、瑞樹の手の中に出来たての瑞樹の顔ぐらいあるメロンパンがあった。



「……え?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ