火龍、復活!! そして、倒れたミーシャ・イグニスは!!?
咆哮した火龍はジャック達を見下ろしながらこう言った。
『はあ、退屈だった。ありがとう、炎龍様の契約者。さてと』
火龍はジャックにそう言い、目の前に置かれたミーシャ・イグニスを睨み、踏み潰そうとした。
『何をする!?』
『殺しはダメだと思うなぁ。後、この子を殺しても火龍の得にはならないよ。まあ、記憶は消した方がいいけどね。だいたい貴方が恨んでいるのはこの子じゃなくてこれの親だろ?ならそれに復讐するんだ。一族皆殺しにするかなんかして』
『..........さっき殺しはダメだと思うなぁって言ったよね。でも最終的には誰か殺してんじゃないのー?まあ、最低限の復讐はさせてもらうよ。イグニス家の権威を落とすくらいはね』
まあ、それぐらいが妥当だな。命を軽々しく奪うということはいけないことだ。命を奪うということは何かを背をわないといけない。そして、その何かは将来を不幸にする代物だ。決して背負うものではない。
『妥当だ。で、さっさと領域に戻ったらどうだ?お前の聖域と言えるのはイルフェンス火山の噴火口だろ?ならさっさと帰って安全になった方が』
あそこにはよっぽど精神的にも肉体的にも強い人じゃないと来れないから。それ以前に有害なガスによって死ぬから。
『それもそうだね。じゃあ一端は帰らせてもらうよ。後、この山からすぐ逃げ出すように。(この周りを最新鋭の騎士団が)』
火龍は念話?を切り、何処かへと羽ばたいて行った。そして、それについで毒龍も何処かへと羽ばたいて行った。そして、そのあと、ジャックは何かを聞いたのかこう思った。ちっ。やはり来たか。と。
「仕方ない。転移するか【我らを安全なところへ誘え、転移】」
ジャックはそういい、倒れているフランとミーシャとミーアンとティアを担いで外へと転移して行った。
◆ ◇ ◆
外に出たジャックは風の魔法でフラン等を浮かせ回復魔法を掛けた。すると、フラン、ティアは目を覚ました。
「あれ?俺は如何してこんなところに.....?」
「それは俺がここまで運んだからだよ。後、今ここから出ないようにね。今俺達はイグニス領主軍に取り囲まれているみたいだから。今、勇者がイグニス家が火龍を封印していて火龍を怒らせているといいに行っているから。まあ、後数時間はこのままかもしれないね」
あの後本当、勇者にあってよかった。そろそろ王国軍が領主軍を取り囲むぐらいだろう。
「そうか。そういえばそれは大丈夫なのか!?」
ティアはうつ伏せになっているイグニス家の長女を指差した。
「命に別状はない。だが、今迄の魔力を全て火龍に吸収されたみたいで数年は魔法を使うことは無理かもしれないな。俺はわざわざ敵の魔力を回復してあげるという感情はないからな」
俺はそういい、時間の経過を待った。そして、暫くすると勇者達と強者達がやってきた。
そして、勇者達は領主軍を抑え込み、領主軍にイグニス家の貴族の単位略奪と、領主軍の解散、王国へ対する賠償金閃貨500枚を言い渡した。ちなみに、領主は身包みをはいだ後、流刑するそうだ。ちなみに流刑地は悪魔の巣と有名な凶暴な魔獣の住処だ。ほぼ死を宣告されたのと同じ状況だ。後、夜にパーティーをやるのだが来ないか?と誘われたが俺達は丁寧に断り、馬車で学園まで送り届けられここで合宿という行事は達成された。あれ?何か忘れているような........まあ、いっか。
ジャックはそう思い、フランとティアと共に寮へ戻って行った。ちなみに、寮は25階建て。後、この出来事から数日後、勇者と戦えるという約束を思い出したジャックだが、勇者はいないと知り落胆していたのは別の話。
ついでに言えば、ミーシャ・イグニスは数ヶ月後、無事に病院を退院した。
測定不可能級
炎龍、氷竜、天龍、地龍、邪竜、聖竜、神龍
SSS級
火龍、瑞龍、飛龍、雷龍、闇龍、光竜、毒龍、霊亀、鳳凰、麒麟、青龍
SS級
赤龍、青竜、黄龍、緑龍、紫龍、白龍、黒龍
S級
火、水、地、木、光、闇、風の大精霊
A級
鉄竜、砂龍、木龍、火鳥、水鳥等
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次話
7連休、ジャックはギルドへ