ミーシャ・イグニス登場!! 解かれた封印!!そこから出て来た赤い炎
評価つけてくれたら嬉しいなぁ
.......!?やべぇ見られた!!
一度宿に戻ってきた俺はまず、フランとティアにミーシャ・イグニスのことを知っているか?と聞いた。すると、あいつらは
「知ってますよ。あの7大龍に次ぐ準7大龍の契約者と言うことも。それがどうしたんですか?」
「そいつに用があるんだがどこにいるか知らんか?それとミーシャ・イグニスは火龍の契約者なんかじゃねぇ。ただイグニス家の利益とされるために利用されたただの人形なんだ。後、お前らが絶対に俺の秘密を話さないと言うならそのことと同様話してやる」
もうこいつらには話してもいいや。俺が7大龍の契約者だということを。
「わかった。絶対に話さない。だから話してくれないか?」
「今、ここでは話せないだから場所を変える」
俺はそう言い、無詠唱で空間転移魔法を展開して、俺達は亜空間へと転移して行った。
◆ ◇ ◆
「じゃあ、俺がまず何者かということを説明するね。あ、もう少し下がって。じゃあ俺のパートナー達を紹介するよ。【我に従いしこの世界を治める神々(龍達)よ、我に記されしこの神聖なる契約証を起動させ、この空間に姿を現せ】」
亜空間についた俺はフランとティアにそう言い、龍魔法を展開させた。すると、俺達の目の前に炎龍、氷竜、天龍、聖竜、邪竜、地龍、神龍を召喚した。
「後、申し訳ないけどある魔法をかけさせてもらうね【この世の神よ、我、7大龍の契約者とこの世界の住民への誓約を実行し、我らの秘密を暴くものへは鉄槌を下せ、神も抑えし黄金の鎖】」
本当、ごめんな。この魔法をかけられたものには先程俺が言ったことを人や生き物にバラそうとすると死ぬようにできているんだ。俺には無効だけど。
「じゃあ言うよ。俺はまずこいつらの契約者の7大龍の契約者だ。そして、右から言うけど1番右にいるのがエンで、その次はヒョウ、ウィンディ、サンド、ドラゴ、ダーク、ヒカリ。皆俺の契約獣。そして、前の話をするけど、ミーシャ・イグニスは火龍の契約者ではない。火龍を封印する道具だ。と言った。それをどうして言い切れるかというと準7大龍が教えてくれたんだ。そして、もう少しでその封印を解くと。その封印を解くと何が起こるかわからない。暴れてこの国が壊滅するかもしれないし、そのまま死んでいくかもしれない。後、火龍には勇者を近づけないこと。勇者はこの世界の旧支配者が設けたもので未だその術式などがちゃんととりきれておらず、何度でもやってくるんだよ。それで、勇者はもともと現在の神を倒すためにできているものだから討伐されちゃうんだよ。まあ、今代の勇者には細工をさせてもらったから大丈夫だろうけど。それでまあ、そんなことがあるからということでまず、ミーシャ・イグニスを探して欲しい」
俺は説明するのは下手だが、なんとか纏めたぞ。順番バラバラだけどな。
「わかった。で、どうやってここから出るんだ?」
「あ。ごめん【我らを我らが住まう土地へ誘え、転移】」
すると、行きと同様にジャック達は転移して行った。
◆ ◇ ◆
そして、宿に戻ったジャックは先生にありったけの魔獣をプレゼントし、フランに案内されるがままにミーアンのところに連れて行かれた。そして、フランがミーアンに事情を話し、ミーアンはミーシャ・イグニスを呼びに行った。そして、ミーアンは戻ってきてその後ろに身長が俺と同んなじ位の女子がやってきた。
「私に用があるというのは何方かしら?」
流石貴族様ってとこか?偉そうでムカつくな。まあ、これから死ぬんだろう体これくらいは許してやるか。ちなみに、如何して死ぬ可能性があると言えるかというと、封印の術式は母体となる者の魔力と封印される者の魔力を同調するのがあり、火龍よりも精神が強くないと魔力ごと引っ張られて魔力がなくなり、母体の肉体は維持する力がなくなり、ぶよぶよになって内蔵の動きも停止し、死することが多いからだ。
「いや、俺はお前には用はない。俺はお前の中で暴れまわっている"ある"龍に用があるんだよ」
俺はミーシャ・イグニスにそういった。すると、それは険しい顔をしてこう言った。
「お前、それをどこで!!」
「それ、ねー........知り合いに教えてもらったんだよ」
知り合い。つい最近知り合った知り合いに。
「知り合い?誰だそれはッ!!」
「まあ、簡単に言えばこの地を治めている龍のことかな」
ジャックが言った龍に反応したのか険しい顔が急に血が引いて行ったのか青くなり始めてきた。
『「まあ、そう言うわけだから火龍を返してもらうぞ........あれ?如何して声が被っているんだ?っていつの間に!?」』
ジャックは自分の声がこんなに変なわけがないと思い、近くに誰かがいると予測し、周りを見た。すると、そこには毒龍の姿があった。
なんでこいつがこんなところに.....そんなことより火龍だ。火龍。
「まあ、状況を理解したみたいだし火龍を早速返してもらうよ【この地を治めし龍を抑えし鎖よ、我らの力を糧に鎖を解け、断鎖】」
ジャックがそう言い終えると、ミーシャ・イグニスの手の甲にある、契約証とはまた何かが違う紋章が光だし、それを中心に大きな魔法陣が天と地に描かれた。そして、それもだんだん光を放って行き、ミーシャ・イグニスに降り注いだ。すると、紋章から業火が出てき、魔力と思われるものが紋章から外へと溢れ出して行く。そして、その魔力は形をなして行き、ついには龍の形になり、咆哮した。