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7大龍の契約者  作者: シグマ
第1章【学園】入学編
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決闘 開戦前

さて、今日はフランとティアという少年?と決闘することになった私、ジャックですが、少し情報が欲しいので現在事情を先生に説明したのち、生徒会に行きそいつらのことを聞いております。


「え?1-Sクラスにいるフランとティアという奴の資料を見せてくれって?」


「はい。昨日そいつらに絡まれた挙句こんなに楽し.....面倒なことになるとは....」


ふう。内心をそのまま言うところだった。危ない危ない。


「さっき君楽しいことって言おうとしなかったかな?後、資料の件のことだけど何処にも見当たらないの。ごめんね」


え?ないの?じゃあ仕方ない。あの方法をとるか。その前に挨拶をして帰らなければ。


「いいです。じゃあ俺はこれで....」


ジャックはそう思い、生徒会役員にそういった。そして、念話でそれぞれの契約獣に繋がせた。


(昨日絡んできたやつの情報ね。これだよ。フラン・プラハ 15歳 契約獣青龍 好きな人 王女様 得意なこと 人に絡むこと。以下にもあるけどもう想像ついているよね?)


ああ。にしてもどうでもいい情報が流れてきたな。って言うか青龍ってヒョウの.....


(そうだよ。でも安心して。カラードラゴンなんて僕達がいれば....いやいなくても動物の感というものでジャックから逃げると思う)


なんなんだ?それは?まるでそれじゃあ俺が化け物のようにしか見えないだろう?


(........もともと化け物だから。だいたい7大龍と契約してもなお、体を維持でき、さらに言えば魔力無限ぽい)


ぽいってなんなんだ?まあいいや。で、ティア・ランスは?


(そいつの契約獣は赤龍。でも僕のところにいない奴だよ)


そうか。


「そろそろ食堂に行くか。もう少しで昼休みだし」


そして、ジャックは別の棟にある食堂へ向かって行った。


◆ ◇ ◆


「昨日の劣等生さんじゃないか。あれは」

あ?劣等生?お前の方が劣等生だ。


「劣等生?」


「ああ。そしてあいつと決闘するんだ。今日の3時にな。お前も来るか?」


「いや、私も参加していい?」


お、犠牲者が増えるのか。そりゃー俺は大歓迎だぜ。


「いいよ」


「殺ったー」


え?字間違ってない?

(間違ってないみたいだよ)

そうか。で、今日の決闘お前も参加するか?だが、姿は契約獣にしか見せるなよ。


(いや、遠慮しておく。けど、補正はしておくね)

頼む。


ジャックは念話を切り、食券を買いに行き、飯を食い終えた後、1-Eの教室に行った。


◆ ◇ ◆


「よう、お前ジャックというだったよな?俺の名前はシルヴェア・セートミン。この国の公爵の次男だ。貴族だけどよろしくな。それでお前今日決闘するそうだな。そして、情報集めているらしいな。それで情報をまとめておいた。だからそのお礼として絶対勝てよ。俺は決闘、見に来るからな」


へぇー。公爵ねー。じゃあ国王との血縁関係な人なのか。でも、どうしてEに?もしかして才能がないのか。可哀想に。


「ああ、ありがとう。と言うか情報源何処?後よろしく」


情報源......もしかしてまたあいつらか?


あいつらとはフランとティアと???だ。


「えーっと。セーミン先生。今日の6限は決闘を見るって言っていた。そうそう、今日の決闘は1,2,3学年全員が見に来るそうだから」


嘘だろ!?こりゃー楽しいことに.......あいつらを恥かかせたろ。


「マジか.....」

「ああ。おっと授業が始まるっと。じゃあな」

シルヴェアは自分の席に着席した。そして、ジャックは魔法学の教科書を机の上に置き、資料を見ながら授業を受けた。


ちなみに、資料には???さんのことが書いてあった。どう書いてあったかというと、ミーアン・グルン。女。契約獣、闇龍。趣味、人を虐めること。と。それを見たジャックは邪竜に闇龍のことを聞き、資料を閉じた。


そして、授業が終わりジャックは急いで第1フィールドに向かった。


◆ ◇ ◆

「来たか。後、感謝しろよ?観客を用意したことを。ここでしっかり自分が行った罪を見つめるがいい」


「ああ、感謝してるさ。じゃあ始めようか。楽しい楽しいゲームを」


そして、ジャックがそう言った時、審判が開始の合図をし、死合(しあい)が始まった。だが、ジャックはまだ知らなかった。この決闘のせいでとある厄介ごとに巻き込まれることを。

シルヴェア…契約獣:鋼鉄龍

得意な事、魔術。位は最上級。

属性は精霊(フェアリー)

ギルドランク:A


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