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7大龍の契約者  作者: シグマ
世界魔導・武術大会/○○に備えて
24/42

ジャックと現代魔王ヴィレオス・グランド

最初ジャック視点

最後の方魔王視点

世界龍と夢で話終えた俺は、大会開催まで2週間あるうちの1週間外出許可をもらい、魔大陸、現代魔王のヴィレオス・グランドが治める地へとやってきたのだった。


「相変わらずここは変わらないな」


ジャックはそう言って過去に過ごした町並みを見ながら魔王城へと進んでいく。


ジャックが邪竜と契約したのはここらにある迷宮の最下層でしたのだ。

邪竜は7大龍の3番目に力が強い龍なのでジャックは天龍と炎龍で1対3でようやく勝てたぐらいだ。現在ジャックと7大龍全体で戦った場合はジャックが勝利することであろう。

ジャックはそこまで成長しているのだ。


「にしても、魔王城に門番立ってないんか。まあいいや」


あいつとは仲良しだし。


ジャックはそう言って魔王城の中へと入って行った。

その時、


ドガガガガガガガガガガッ。

ジャックの目の前に幾つもの棘が地面から次出してきた。

棘は魔王城の門をゴキブリの子供すら通れないくらいので埋め尽くされた。


「ヴィレオス........」


また罠を仕掛けていたか。今回も見事な罠だ。だが.......お前は仲間であるものも殺す気なのか?せっかく来てあげたというのに罠を切り忘れるなんて.....

いや、わざとか。

何時ものことだもんな。


「あーまた外れたかー!!」

あーまた外れたかー!!ってなんだよ?

久しぶりにあったのにそれかいな。ひどいやつだなぁ。国を海に沈めた俺くらいひどいやつだなぁ。え?いつ沈めたかって?あははははは......ごめん嘘ついた。別世界に隔離したんだった。まあ、今頃壊滅だろうけどね。


「最近どうだ?」


「そうやな........奴隷を飼って楽しんでいるってとこかな。特に人間界攻めても利益にならへんし.......それ以前に向こうから勇者が来るから心壊してから冥王ハーデースさんのところへ送還ー!!ってとこやな」


楽しんでいるだと?それってもしやr-15以上系じゃ?


「でー、その奴隷ちゃんとーー「やめろ!!これ以上やって話が進んで行くとえらいことになる」」


「え?偉いことになるの?」


「そっちの方じゃねぇ!!お前は馬鹿か!!」


「ねえ、知っている?馬鹿ってうましかって書くんだよ」


「もういいよ。お前は少しぐらい古代語勉強しろや!!」


馬鹿をうましかかくってこと誰だって知っているって。逆にそれが知らない6歳以上の日本人を連れてきて欲しい位だ。

もう手に負えねぇ。

手遅れだ。


「ジャック何手遅れだこいつみたいな顔して僕を見てんの?それじゃあ僕がまるで哀れな人のように見えちゃうじゃないか。やめておくれよ」


本当に大丈夫なのか魔界。

「おっと。忘れていた。これはお土産だ。俺の友達の雷斗というイルピー国専属の勇者の携帯から一部のデータこれにコピってきたからこれ使って自分の部屋で見てこいよ」


これを言う俺も大概だがな。

にしても64代目魔王は流石に逝ったのか....

俺の恩人はもう逝ったわけなのか.....

ジャックがそう思っていた時、

「よう、ジャック。成長したな」

とジャックの後ろに魔王の服を着たものがいた。


「え!?生きてたんですか!!お久しぶりです。64代魔王様」


ジャックは今までの態度を治し64代目の魔王に言った。


「ジャックが3年前言っていた異世界への扉を開けるために必要な鍵の24個の内の3個見つけてきたぞ。だが、何に使うんだ?」


わかっているだろうにな。まあいいや。この人は俺の恩人でもある人なんだから。


「わかっているだろうに」

「まあな」

「最近何処かの人間の大国で異世界を支配しようという動きがある。そして、学者はこの欠片が必要だとわかっている為、破壊しておいた方がいいと」


異世界に迷惑をかける訳にはいかない。

にしてもあの国の人間は実に愚かになったものだ。この世界には攻めるところがなくなったってか?なら別の種族の平均値をあげて人間及びエルフ族を絶滅寸前まで追い込まないといけなくなるだろうが。


「とりあえずそれはジャックが持っておけ。後、神聖グランディンが我らに1年前宣戦布告してきたから滅ぼしてきた。別にいいだろう?これで数年の破壊分は補たのだから」


神聖グランディンが滅んでできたのがあの国か。確かに神聖グランディンは別名グランディン帝国とも呼ばれていたもんな。兵力は世界最大の1500万。

できたての時ではまだ1万ぐらいだったらしいが徴兵を何回も繰り返し、植民地からも戦闘用奴隷として奴隷に落としてからそれを使ったりして現在は.....って感じだからな。


「でも殺したのは軍人と王族だろ?武力の持たない民間人を殺してはいないだろうな?義勇軍は別に害ある行為をしなければほっておけばいい」


ジャックはそう言って神聖グランディン国がある方を向いた。


現在その国の5分の3はこの魔王が治めていて、残りの5分の1は新しく生まれ変わった国と、残りは戦場。


常に北海道4個分のところではこの魔族連合国と新しく生まれ変わった国、元神聖グランディン国の民間人兵の小競り合いが起きている。


だから常に煙がもくもくと空に広がって行っているのが確認でき、龍級魔法が確認できたりする。


偶にジャックも戦闘に加わることがあるが、ジャックが通常時に放つ魔法(いつもみたいに威力を弱めず)は一発一発が大国まるまる一国消し飛ばせるくらいの威力だから殆ど参加せず飛んできた魔法を倍返し.....いや、100倍返しぐらいにして敵に向けて跳ね返すぐらいだ。


「ところで.......久しぶりにあの戦いに参加していいか?」


「やめろ。ジャック、お前が出るとお前の言う民間人まで死ぬ」


そうだったな。俺威力弱めんかったら凄まじいことになるもんな。


「........話変えるがその滅んだ国の軍人はどのくらい残っているんだ?」


「200万。だがそのうち150万はこの国の人間を殺すゲームに欠かせないストックになっているから取り戻すのは無理だ」


そんなゲームあるんだ。

今度体術だけで大将級の軍人殺してこようかな。それで絶望的な現実を見せてプライド粉砕っとってな。


「残りの50万は?」


「奴隷にした。または奴隷にして売った。今頃どっかの肥えた豚にでも......」


なるほどな。多分この屋敷にもヴィレオスの奴隷もいるんだろうな。


「そうか。俺は他にしたいことがあるからここで」


ジャックはそう言ってヴィレオスのいるところへ行った。だが、ヴィレオスはお取り込み中だったみたいだ。


なのでジャックは魔王城を出て魔王ヴィレオス自治領にある霊峰、白帝、天帝、赤帝、青帝、聖帝、黄帝、邪帝がいるところへ向かった。


霊獣は7体存在し、霊峰の各所を守護している。赤帝は火口付近。

青帝は川、湖。黄帝は森、天帝は天空、白帝、聖帝はそれぞれの聖域。

邪帝は洞窟、冥界への入り口を守護している。

それぞれの何帝などとつく名をもつ霊獣は準7大龍4体分と同じくらいの実力。

倒すには一つの大陸の国々が協力しなければならないだろう。

特に邪帝と天帝は7大龍の地龍と同じくらいの実力を誇っており、同じ守護するもの同士で協力し合うこともあるので倒すことは容易ではない。


ちなみに、霊峰は標高1万m。そしてそれから1,5万m上がったところに冥界への入り口が。

死んだものはこの霊峰に送られ、善人と悪人が分けられる。

善人は天帝・聖帝に、悪人は邪帝に。聖帝に捕まえられた霊は冥界のいいところへ、転生許可ありので。

邪帝に捕まえられた霊は転生不可でそのまま直で冥王の元に送られて即ブラックホールに叩き込まれる。


天帝に捕まえられたものはこの世界、地上にいることを許される。英霊と呼ばれる特別なものとなり、地上で英霊として業績をあげたら聖霊となって神から称号を与えられ下級神になる。

だが、下級神になる間4年間冥界で眠らないといけなく、下級神になったとしてもそのまま業績あげて中級神になれるかはわからない。

現在聖霊となって存在しているのは1代目魔王リィフィー・グランド。ヴィレオス・グランドの祖先である。

彼女は地上で起きた戦争、第1回世界戦争を終わらせ、英霊になり、第13回世界戦争も終わらせ現代に至っている。彼女の守護するところは炎峰と呼ばれ、火の下級神が主に守護するところだ。

近々彼女は天界で神になれるだろうと言われているのは別の話。

◆ ◇ ◆

「はあ、面白かった。後で感謝しないと」


何しようかな〜。

そういえばこの面白動画スマートフォンという携帯からとってきたっていってたね。

確か姶良 雷斗君だったか.....

よし、一緒に語り合いに行こうとしようか。


「スフィン、叔父様に行っておいてください。暫く魔王城を開けて人間界に旅行へ行くと。しばらくと言っても3日間です」


「わかりました。ではこれを」


スフィンと呼ばれた魔族のとある人物はヴィレオスからそう言われ、何かを渡してから何処かへと向かって行った。


そして、それを確認した魔王ヴィレオスは服に隠しておいた漆黒の翼を広げて人間界、ジャックが元いた魔導機(別名、魔導艦隊)へと飛んで行った。


「いやー、流石に叔父さんでもこの音速で飛んでいる僕には追いつけないだろう」


ヴィレオスは飛びながらそういう。

その時、ヴィレオスの横に何かが横切った。それは、泥だんごだ。それを発射した元とは...........「ちっ。はずれたか。恩人であるあのお方に頼まれて音速の30倍ぐらいで飛ばしたが......仕方ない。連発するか」........ジャックだった。

ジャックはヴィレオスの叔父、つまり64代目魔王に頼まれて霊峰のふもとから泥だんごをヴィレオスの顔面めがけて放ったようだった。

「ジャックかー!!仕返しか?なら僕もやってやる!!【究極雷雨】」


ヴィレオスがそういうと、ジャックの真上だけに雲ができ、そこから普段の10倍くらいの雷が落ちた。

が、ジャックはそれをわざと食らってあげてその電力を使い、手から黄金の閃光を放った。

「やべー!!逃げろ!!」


数日後ヴィレオスは元魔王とジャックに世界大会で行われているフィールドの中で公衆の目の前でフルボッコにされるのであった。

その後、ヴィレオスは一日中雷斗といろいろなことを語り合ったとさ。

そして、その翌日ヴィレオスに変な性癖が芽生えたとさ。




次回 霊峰ⅰ ですが、霊峰ⅱは第二章になります。



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