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7大龍の契約者  作者: シグマ
第1章 校内・国内大会編
20/42

国内大会 イルピー魔導学院VSガーネ剣術・魔導学院

もうそろそろ一話4000文字になるかな。


予選という特殊フィールドで過ごした俺達は、1夜にして2校を壊滅させ、本戦まで勝ち残ったのである。本戦まで勝ち残ったのである。今回の会場は王城付近ではなく、カムチャ伯爵家領にある無人島で行う為、只今船で移動しているのだ。


「おぇぇぇぇぇぇぇ」


誰かが船で吐き出した。


「汚ねえな、って言うかなんでここにシェルヴェアがいるんだよ。お前は代表じゃないだろうが」


ジャックは本当に久しぶりに出てきたシェルヴェアにそういう。15話ぶりぐらいだ。


「.....僕達がこの船を提供したんだよ。僕達の一族はカムチャ伯爵家の人と仲良いから運搬は僕達が......そんなことより僕は久しぶりに登場したんだよ?」


だからどうした。確かに久々だなぁお前。出てきたのって二話目と三話目じゃねぇの?

かわいそうに。


「だからどうしたというのは非道いな。まあいいよ。そんなことより僕がルールなどの説明をしてあげるよ」


「しなくていいからな」


ジャックがそう言うがシェルヴェアは勝手に説明をし始めた。


「今回のフィールド、無人島ではダメージが魔力に変換されません。また、死亡した場合、戦いがあったのち、死んだ方がマシなくらいな痛みと共に蘇ります。死んだ時、ずっと痛みが続くのでご注意を。魔獣についてですが、もろにギルドでいう討伐ランクAAがでるのでよっぽど強さに自信がある人じゃない限り近づかないでください。万が一死んだ場合、死体を回収できないので。海の魔獣については特に問題ないと"思う"ので泳げない人じゃない限りオッケーです。期間は3日。決着は殺した回数・敵を全滅させることとなります。以上です」


さっき、問題はないと"思う"のでってなかったかな?調査していないの?もしかして。


後、死んだ方がマシなくらいな痛みと共に蘇るとか嫌だなあ。絶対廃人になんじゃねぇの?

「お前さ、説明するのはまだいいけどゲロ垂らしながら喋るの気持ち悪いんだけど。こんなことやっててあれだけど食事中の人に迷惑だ」


人のこと言えないがな。にしても殺ししても罪に問われないか。

なら人殺しでもやってみるとしようか。盗賊なら殺したことあるけど。


「飲んだからいいだろ?」


「飲むな。......お、島が見えてきた。じゃあ俺は代表集めて話をしてくるから。後、これは酔い止めの薬だ。遅いだろうがな」


ジャックはじゃあな!を語尾につけて代表達がいる部屋に行った。

◆ ◇ ◆

「クリュ、島の地図できたよな?」


「もちろん。ちゃんと雷竜と一緒に見てきたよ」


クリュは地図を開きながらそう言った。

その地図はおよそ30分で書いてきたのにも関わらず読みやすく、地形もちゃんと書いてある。

さらに、島の面積までも書いてあるという。

「ありがとう。じゃあこの地図をもとに指示をだすからな。その前に自分一人で行動したいものはワーミンとクリュだけだな?」


クリュとワーミンは"特別契約獣"の契約者であるから人目を気にしているのだ。

ちなみに、特別契約獣とは7大龍、準7大龍、5大鳥、6大魔獣、精霊王などのことを示すものだ。

「じゃあ全体の指揮はメサイアとフランに任せる。後、全体の指揮についてだが、メサイア隊とフラン隊に分け、それぞれ1200人にバランスのいいようにする。メサイア隊は東と北と中央。フラン隊は西と南と中央。メサイアにはできるだけ陸と水中で行動できるやつを。フランには空中戦ができる奴を集めておいてくれ。また、フランに関しては敵で有れば自由に殺っちゃっていい。罪には問われないからな。躊躇するんじゃないよ?メサイアも同じくそれらを海上や湖上、陸上でやってもらえればと。以上です。では、船がついたみたいなのでおりましょう。荷物は隣の島にある王国の施設に預けているので安心を」


ジャックはそう言ってみんなと一緒に船を降りた。

◆ ◇ ◆

「じゃあ頼んだぞ」

ジャックは船の外でメサイアとフランにそう言ってワーミンやクリュと共に密林の中に入って行った。


「じゃあ頑張れよ?後顔を隠しておくことをお勧めしておく。じゃあな」

ジャックは最後にワーミンとクリュに指示を出してもっとその奥へと進んで行った。

そして、ワーミンとクリュは

「じゃあ召喚するとしようか【我に従いし、この世の雷、電力を操りし龍よ、ここにその生物を脅かしてきた肉体を出現させ、羽ばたけ】」

「【我にしたがいし鳥の頂点よ、我、ワーミン・アトランティスとの契約の証をもとに、ここに契約魔法陣を展開し、清い衣と共に姿を示せ】」

ワーミンとクリュがそう言うと、目の前に水鳥と雷龍が現れた。

「お互い頑張ろうな」

「ああ」

ワーミンとクリュは握手をかまし、ワーミンとクリュはその契約獣と共に大空へと飛んで行った。

◆ ◇ ◆

一方、ジャックは只今、敵地のど真ん中である。

「さあ、私達と勝負ーー「そうだな。せいぜい楽しませてくれよ?」」

ジャックは身に魔力を纏い、そう告げた。

「さあて、てめぇらにその絶望的現実を見せてやろう」

ジャックは地面を強く蹴って目の前にいる敵の顔面を鷲掴みしてぐしゃっとして仮絶命させた。

「あーあ。手が汚れてしまったな」

ジャックが仮に死んだ人なんぞどうでもよく、自分の手だけを気にしてそう言うと、1人のその学校の生徒が

「お前は仮に人が死んでもそんなことしか思わないのかよ?なんか思ったれよ!なんでお前は軽々しく人の命を奪うんだ!!」

うん。思わない。関係者じゃない限りね。友達とかだったらなんか思うだろうけどね。赤の他人には何も思わないわけ。思うとしたらあーかわいそーにぐらいだな。

「じゃあ逆に質問するが、お前らはなぜ魔獣の命を奪う?」

「魔獣は別だ」

「魔獣だって人間同様命がある。お前らはその魔獣を平気で殺しているがそれは人間を殺しているくらいの罪だぞ?それを魔獣は別だって言うのなら、俺もお前らは別だ。死ね。そしてお前に殺された魔獣どもに天で許しを乞おうとせいぜい頑張ればいい」

ジャックは相手の後ろに回り込んで強化した拳を後頭部へ放った。そして、そいつはバキッ!!という首の骨が折れたような音を立てて倒れこんだ。

「全く無駄な時間を過ごしてしまった。まだまだ行くぞ?」

ジャックは目の前にいる敵全員にそう宣言して次々と仮死にさせていった。

敵からみるとジャックはもう殺人鬼としか見えない。ジャックは一秒間に6人は確実に倒している。1000ぐらいいた軍勢も少ししかたっていないというのにもう半分もいないことになっている。

「化け物…」

「化け物で結構」

ジャックは化け物って言った人の頭を掴み、足を顔面に打ち付けた。そして、それは見事鼻血を出しながら倒れて行った。

「なんで逃げるのかなァ?最初の威勢はどこ行ったんだァ?」

ジャックは逃げる人を追いかける。

「はァい、捕まえたァ。そして、投げる!!」

ジャックは捕まえた人を遠くにいる人めがけて投郷した。

すると、ぐしゃり。という音と共に逝った。


それから5分が経ち、約1000人の軍勢は全滅した。ジャックの周りには血の池が出来ており、周りにはあった木々などは赤く染まっている。

「さてと、服を洗おうか【浄化】」

ジャックは自分の前に水を出現させ、自らその中に飛び込んだ。

すると、渦が出来始めてすぐに汚れが綺麗に落ちた。その後、ジャックは血の池を氷で凍らせてまた敵を探しに森の中へと入って行った。

◆ ◇ ◆

時少し前のフランの場


「..........」

何故、フランが無言で立ち尽く...飛びつくしているかというと、ジャックの虐殺を目撃したからだ。フランはこう思っている。

"人の決めゼリフ潰すとか最低な奴だな"と。


フランはちょうどジャックと対話してやつをぶん殴るしていたところを目撃。


なんとも言えない状況だ。フランは今すぐ立ち去ろうという気持ちでいっぱいなのだが、さっきジャックに睨まれたことによって動けない状態だ。その目は殺気の篭っためだっため、何の体制のないフランからしたら自殺行為をしたくなる衝動に陥るくらいだ。


「隊長?」

「大丈夫です。それより敵を見つけましたか?」

「それなら11時の方向に敵がいました。ので、行きましょう」

「そうですね」


フランはそのことを伝えに来たにとにそう言うと、契約龍をうごかして現場に向かった。


フラン達は敵を見つけると早速攻撃を開始した。ちなみに、フランが率いっている軍の中にはミーアンやティアもいるので3人仲良しコンビが健在していることだ。どの3人も龍を契約獣にしているため、その3人が去ったところはジャックほどではないがそれはもう、上半身吹き飛んだ人や、下半身の一部が綺麗に切り取ってあったり、頭と首がさよならしているやつとかがあった。それも充分ではないが残酷だがな。

「【我、赤龍の契約者がその配下及び本竜に命ずる。ここ一帯を火の海にし、我が敵を撲滅せよ】」


「【我、青竜の契約者がその配下及び本竜に命ずる。ここ一帯を海に沈め、敵を喰らいて糧にせよ】」


「【我に従いしこの世の闇を操る龍よ、ここに死者たちを蘇らせ、微かな希望を持つ我が敵に絶望を見せよ、死者蘇生】」


フラン達がそう唱えると龍は炎や水を操り、火の海や地を海に沈めた。その後、水が引いてくるとそこに死者たちが溢れ出てきて敵を襲った。


「ぎゃあああああ俺の右足がぁぁぁぁ!!」

と叫んだ人の右足は燃え盛る炎によって焼き尽くされていた。もちろん、この戦いが終わったら死んだ方がマシなくらいの痛みと共に再生するが。


「きゃあっ!?なんなのよこの死者(ゾンビ)は!?」


死者は男と女関係なしに襲い、骨や肉体を貪り食う。


「おいおいなんなんだよあれは.......」


別の一人の生徒がそうつぶやくと皆その方向を見た。そこには20m級の津波があり、その津波は今にも襲いかかって周りの木々や人々を飲み込み、どんどん海水は奥の方へと流れていく。


「だいたい片付いたな.....よし、生存者0。撤退!!」


フランは生存者がいないかを確認して、それが終わるとまた敵を探しに行ったが、もう日がくれそうだったので近くにある平野でテントを張って見張り番5人を置き、交代交代で夜を凌いだ。


◆ ◇ ◆


いつの間にか、朝になり、ジャック、フラン、ワーミン、メサイアは何時も通り目が覚めた。現在の両校の被害は

イルピー

2400人中100名死亡。

ガーネ

4800人中3000人死亡が確認された。


イルピー軍は主に抜け出した奴が死亡した模様で、ガーネ軍はジャックという殺人鬼により、死亡した3000のうち2000は原型をとどめておらず、ただの肉団子として氷漬けにされて、王都に送り返されている。

また、王都では絶え間無く謎の悲鳴が響いたそうだ。

そして、現在、イルピー軍メサイア隊は只今戦闘中だ。少し現場をのぞいてみよう。


「皆!たたみかけるよ!」


メサイアは仲間にそう言って【氷撃砲】を目の前に各敵に放った。そして、目の前にいた敵の顔面は陥没し、イケメン顔だったやつの顔面はブサメン顔に変化していた。


もう少しね。後1人....


メサイアはそう思って最後の一人に攻撃をしたが、魔法、それは謎の刀によって切られてしまった。


「やれやれ....よくも無駄な力を使わせてくれたねぇ。まあ、いい。我が名は齋藤(さいとう) 冥矢(めいや)。神聖グランファルト国の勇者だ」


まさかの勇者登場!そいつは顔は普通なのに格好つけて出てきた。それは自分の名前を齋藤 冥矢と名乗り、シャイナに近づいた。


「自己紹介ね。私の名前はシャイナ・メサイア。さあて、勝負よ」


メサイアは冥矢にそう言って自身の魔導装備を構える。


「もとよりそのつもりだ。かかってこい」


冥矢はそう言ってメサイアに斬りつけた。が、それをメサイアはうまく弾く。この場では剣と刀が擦れる音や、ぶつかり合った時になる音が主に聞こえる。


キシャンッ。

メサイアの魔導装備は日本刀、すなわち冥矢の刀によって後方に飛ばされた。冥矢はじりじりとメサイアに近づく。それに合わしてメサイアはどんどん後ろに下がって行く。


「もう終わりか?なら死ね!!」


そして、冥矢は口を開いてそう言ってメサイアに刀を振り下ろした。が、メサイアは傷つくなど一切なかった。一方、冥矢は「目が!めがぁぁぁぁぁ」などとある作のある登場人物の真似をしてるように目を押さえている。


何故、メサイアが助かったか。それは、冥矢の顔面についている何かしらのカケラがメサイアを助けたものだ。その何かとは、ヤシの実だ。メサイアが投げたヤシの実は、冥矢がよそうしていた軌道を若干ずれ、それは顔面へと。それをチャンスとみたメサイアは魔導装備を掴み、

グシャッ。

冥矢の首を跳ねた。

その首は空高く飛び、体の方は鮮血を吹き出しながら倒れて行った。


「さて、勝負も終わったし、皆、一回キャンプに戻るよ」


メサイアはそう言ってテントがあるところへ戻って行った。


◆ ◇ ◆

同時刻、山間部


「なんでこんなところに水晶龍がいるんだよ!?」


「知るか!!それよりもワーミン、もっとペースあげるぞ!!」


その時、ワーミンとクリュは水晶龍という水晶から出来た龍から逃げていた。


何故、このような事態が起きたか。

それは数時間前へと遡る。


それは、戦闘に疲れたワーミンとクリュはある洞窟の中で休んでいた。

「疲れたな。にしても何か宝石とかないかなー」

「だよなー、あったらいいのになぁ」


ワーミン達は洞窟の中でそういう会話をしていた。そして、ワーミンが洞窟を見てみるとそこにはなんと、でかい水晶が!!(寝ている水晶龍)


「お、おい、クリュ!あれみろよ!水晶だぜ」

「嘘だろ!!よし、早速とろう」

ワーミン達は魔導装備を取り出してその水晶を砕こうとしたその時、

「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

と水晶龍は咆哮した。

そして、それからの数時間と現在に至る。


「たすけてくれー!!」

ワーミンはそう叫んだ。

ワーミンの願いがかなった。人が出てきたのだ。

「貴様らはイルピーの!!勝負しろ「あとは頼んだ!!」.......ちょって水晶龍!!?」

ワーミンは敵の集団を巻き込み、その集団とワーミン達は水晶龍から逃げる。


「なんでお前らついてくるんだよ!?もういい、お前らが生け贄となれ【X炎(クロスフレイム)】」


クリュは後方の地面に向けて、クロスフレイムを放ち、水晶龍の犠牲となってもらった。

クリュ達は知らない。あれが最後の敵だということを。

そして、そいつらは見事水晶龍に殺され、試合が終了した。


『試合終了です。直ちにイルピー魔導学院の生徒は港に集合しなさい』

と、放送がかかった。


クリュ達は「へっ!?」と言葉を漏らして驚いている。

後、クリュ達は知らない。その出来事がジャックに見られていたことを。

そして、それらは無事に船に乗り、王国に帰還した。

ージャック視点ー

あいつら全然役に立っていないじゃねぇか。


これからは文字数、文章を長くします。

1話4000文字〜ぐらいとなるでしょう。

ですが、大会編のみ文字数が少なくなる、またはとても多くなるなどのことが起きるかもしれません。基本4000字に引き上げます。

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