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7大龍の契約者  作者: シグマ
第1章 校内・国内大会編
17/42

禁固魔術師vs7大龍の契約者

会議を終え、一夜明けて俺....俺達は今、会場、特殊フィールド内に整列している。


第1学年と第3学年の戦い。第1学年総勢240人。一方、第3学年は180人と第1学年の方が圧倒的に有利だ。


だが、第3学年にはほぼ最強と呼ばれる人物がいる。

それは禁固魔法使いのレミー。


彼は死者蘇生を得意とする魔法使いだ。


そして彼は偉人の死体も手に入れているため、きっとジャック以外まともに対等出来ないだろう。


『これより、決勝第1学年対第3学年を行います。開始はこの玉が爆発した瞬間。では、開始です』


放送がなり終えると、一秒も経たずに玉が爆発した。すると、それと同時に多くの人が戦いを始めた。


「あいつがレミーか」


俺は今、第1学年の本陣の中央にいる。俺は球が爆発するのを確認し、透視で相手の力を覗いていた。

すると、俺はあることを見つけた。この中に裏社会で活躍していると呼ばれる"禁術使いのレミー"がいるということを。

そして、そのレミーは第3学年の代表だということを。


「流石に最初っから死者蘇生はないってことか。『【我、この世の終焉を望む龍の契約者がその眷属に命ずる。我が魔力を糧にここに邪の力を保有しものの力を弱めよ、束縛】』」


ジャックは最初にレミーの力を弱め、レミーに向けて走って行った。

____________________________________

【メサイア側ジャック、メサイア視点】

私は今、1-C組の軍勢を指揮している。


はあ、なんで私はこんな役職になっちゃったのかな.......


メサイアがそう思っていると、ある人物がメサイアに近づいて行った。それを見た人はすぐにメサイアに知らせるがーー


「メサイア様後ろです!!」

「な!?」


嘘でしょ!?殺される!


その刃はメサイアの首目掛けて一直線に向かっている。

その時、メサイアは後悔した。何故自分はあの時警戒していなかったかと。


「ちっ。見失ったかと思ったらここにいたのか!【我が魔力を糧に俊足の速さを我に与えよ、加速(アクセル)】」


そこに先程本陣から出て行ったジャックが現れた。そしてジャックはその刃にめがけて己の拳を振るわせた。


バキッ。と剣は折れ、後ろに吹っ飛ぶ。


それを確認してジャックは呆れたように言った。


「何ぼーっとしてやがるんだ。やるなら警戒を怠らずにちゃんとやれ。やらないなら今ずくここでお前をこの手で殺す!!ってちょ!!?何故逃げる!?」


と。それを聞いたメサイアはジャックの恐ろしい剣幕を目の当たりにして逃げてしまった。


「ジャック......だってメサイアは一応女の子ですよ。さっきのジャックはまるで邪神みたいでしたから」「一応じゃない!!」


「そうか。少し気をつけよう」


ジャックは再び戦闘態勢に切り替わり、レミーに向けて魔導弾(マギアボール)を数発発射した。が、それらは第3学年の別の奴らに弾かれ無力となしてしまった。


「そう簡単に大将をやらせるわけにはいかないよ」


「だろうな。お前らは俺の邪魔をするみたいだしこれからは少し本気でやらせてもらうぞ」


ジャックは目の前にいる2人の3年生に言い放ち、少し距離をとった。

そして、ジャックは

『この世の炎を操りし神(龍)よ。この神聖なる証を持つ我に従い、我が魔力を糧にここ一帯を火の海にせよ、地獄炎』と唱え、ここ、ジャックの前方部は火に包まれ、火の海と化した。


「さあて、大将をやらせないんじゃなかったのかァ?おい、どうしたんだよおい?さっきの威勢はどうしたんだって聞いてんだよ!!」


ジャックは目の前にいる2人に物凄い殺気を混えて言葉を放った。

が、2人は反応をしない。

何故ならもろに正面であの魔法をくらったからだ。

あの魔法、地獄炎はもともとジャックが国を滅ぼすために作った魔法だから威力は半端がない。この特殊フィールドが残ったのもジャックが制御をちゃんとしてもとの威力の1万分の1にしたからだ。


「放せ.....」


「お、大将のご登場か?」


「放せってんだろが!!【我、禁術使いの魔法使いレミーが命ずる。この世の新たな五大元素である闇を祀る精霊、闇の精霊王よ、ここに我が魔力と実力、霊力を元にして我が使いし人形、偉大なる人物の亡骸を使いてここに新たなる人格、魂を植え付けよ、死者蘇生】」


レミーは早口で詠唱してすぐに自分の周りに古代の偉人達を使って守護した。


「禁術使いのレミー.....意外とそれしか持っていないんだな」


古代の偉人は偉人だがたかがギルド創作者とその初期ギルドの幹部達だけじゃないか。ギルマス程度の力はしれている。そうだな…さっきだした魔法のもっと威力を弱めたものを使える程度だな。まあ、普通の人だと魔力はそんなもんだしな。


「仕方ないじゃないか。これらしかみつからなかったのだがら。結構苦労したもんだよ?君には僕の気持ちはわからないだろうけどね、殺れ"サラ"」


そしたら、レミーを囲っていた1人は守護をやめてジャックの方にふらっとやってきた。ジャックの目の前に来ると、拳を構えその拳をはなった。


「当たるとでも思ったか?【浄化】」


「お前も魔術師か!?ちっ。神聖属性使いか.......」


「で、そろそろ本気を出したらどうだ?レミーさんよ」


こいつの本気はまだ出していない。こいつの本気はきっと....


「ああお言葉に甘えさせてもらうよ【我、禁術使いのレミーが我が契約精霊、闇の精霊王に命ずる。この地を闇に支配し、この地の全てを支配せよ、暗黒世界】」


暗黒世界ねぇ。確か闇を操るんだったよな。他にも重力を操るんだったけか?


「それがお前の本気なのか?じゃあ俺はそれよりも効果のある魔法を使ってやるよ『【我、この世の邪神の契約者は命ずる。この世に溢れる闇に命じ、天、地、人、神に命ずる。ここに邪神の力を解き放ち、邪の力で我が敵から支配の力を奪い取れ、邪神世界】』............『【この世の氷を操りし神(龍)よ、この神聖なる証を持つ我に従い、今ここに契約証、魔法陣を展開し、我にこの世を支える1柱の力を授けよ】』」

久しぶりに契約証展開するなぁ。


ジャックがそう思いながら契約証を展開すると、ジャックの周りに氷でできていると思われる衣が出来た。そして氷はジャックを覆った。


「うわー羨ましいなぁ。どうして俺んとこの精霊ちゃんは出来ないんだろうかな」


「それはお前の精霊の頭が悪いから」

(頭悪くて悪かったな)


他にも展開できない理由とかがある。

まずは主となる人の性格。

精霊の性格。

魔力量。

頭脳。

器用か不器用か。


とまあ、いろいろあるわけだがこいつは起用者ないんだろう。


「寒いっ。......【我を包みし氷の衣を維持する力よ、我の目の前にいる敵を凍らし尽くせ、絶対零度(アブソリュート・ゼロ)】」


ジャックの周りから冷気が出されて行き、それは今まで無視をされ続けられた第3学年の生徒達とレミーを包み込んで行く。そしてどんどん生徒達は氷に包まれて行き、氷像と化していく。だがジャックはそれでもやめない。

どんどん気温を下げて行く。ジャックは相手を凍死させるつもりでどんどんどんどん気温を下げて行く。


「寒い」


それを開始して約3分たったころようやくレミーは寒いと呟いた。今や気温はマイナス167℃。もうタオルが普通に凶器となる域を余裕で越えている。会場はあっという間に氷の世界に包まれて行き、両軍とも氷像が幾つも並んでいる。


「はあはあ.....どうだ?今の気持ちは....というよりも寒くて体が動かないか。意外とタフなんだなお前。よく耐えたもんだ」


それからもう7分が経ち、ようやく気温がマイナス260℃ぐらいになった。もう氷竜以外の生物はここではお前生きていけないだろう。両軍ともに次々と救護室に強制転移させられ、もう会場にはジャックとレミーしか残っていない。そしてある時、雨が降り始めた。

雨はあっという間に凍って氷のナイフのように地面やレミーに突き刺さって行く。


試合開始から約2時間。ようやく決着がついた。途中意識を取り戻したレミーだったが魔法を使おうとした同時に魔力切れで強制転移された。


「はあ、にしてもこれはやばいな」


ジャックが見た景色。それは氷のナイフが幾つも会場に突き刺さっていることだ。


『只今、第3学年の最後の一人がダウンしました!勝者は第1学年。この後、ジャック・アトランティスは高等部、生徒指導部までくること。以上で校内大会終了します』


とほうそうがなった。そしてジャックは生徒指導部に行った。

◆ ◇ ◆

「さて、あれは何かと説明してもらおうか!!」


監督の先生はボロボロになったフィールドを指差す。


「えーそうですね。俺がフィールド内を超極寒状態にしている時に雨が降ってきてそれがフィールドに」


いやーいつ見てもいい景色。


「まあそんなことよりこれだ!!」


監督の先生は俺に弁償代がかかれた紙を突きつけてきた。金額はなんと閃貨9枚。俺が約1日で稼げる金額だ。ちなみにこのお金で軽く島は買えるだろう。


「あのー、なんで俺だけが払わないといけないんですか!?」


「いや、お前だけではない。お前は閃貨9枚。レミーは80枚だ」


「じゃあ俺が修理してくるんで金は払いません。これでいいですよね?」


俺はそう言って再度フィールドへ向かった。

そして、逆再生で戻してから寮にもどった。

____________________________________


「お前、負けたようだな」


「すいません!!」


レミーはミレルヴァに土下座して許しを得ようとしているが!ミレルヴァはレミーの後頭部を力一杯踏みつけ、とどめを刺した。


「お前ら!今すぐこいつを裏山に捨ててこい」


ミレルヴァがそう言うとミレルヴァの周りにいたやつはレミーの死体を担ぎ上げて裏山へ向かって行った。


「レミーがいなくなったのは損だけどまあいいか」


それよりレミーを破るか......

実に興味深い。



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