14場面 予想外
今回は驚きの展開に入ります。驚き過ぎて心臓発作にご注意下さい。
by作者
紗香が学校に来た次の日。学校は休みだった。理由は校長が
「面倒くさい」と言ったそうだ。
一回あの世にいかせちゃった方がいいのではないでしょうか?
学校が休みというのは嫌ではないですけどね……。
(ピンポン?♪)
ん?何でチャイムが?マーク?とうとう僕の家もコメディー化?
っとそんな事を考えている場合じゃなかった。
「はーい!どなたですかぁ!?」
僕は玄関のドアを開ける。すると何かが僕に向かって飛び付いてきた。無論、僕は勢いよく倒れる。
(ドッシーン!ボキッ!)
あ…何処かの骨が…。
「遠志!おっはー!」
「な!?紗香!?何でお前が僕の家を知ってるんだ?」
「実は遠志の制服のポケットに発信機を取り付けておきました♪」
「『♪』じゃねぇ!犯罪だろうがよ!くそ!何処だ!何処に取り付けた!」
僕は制服の所に行き発信機を探し始めた。
「あ…言っておくけど発信機は無理に外そうとすると爆発するから♪」
「だから…『♪』じゃねぇ!僕を殺すつもりかお前は!?」
「そのつもり…じゃなくて遠志の事が好きだからさ!」
「な!何!?」
僕は目を丸くして驚いた。前から好きとは言われていたような気もするが未だに好きだとは…。
「ていうかこれ以上僕をいじらないでくれぇぇぇぇ!」
「あ、現実逃避だ。」
僕は目の前が真っ白になった……。
“数日後”
「遠志……何で死んだんだ…」
涙ぐむ松戸啓。
藤宮遠志の通夜が行われていた。
「何であたしを置いて逝っちゃうのよ!まだ付き合ったばかりじゃない!」
瀬倉可視が怒鳴っている。
「遠志のばかぁ!」
紗香は幼い子供のように泣きじゃくっている。
「……」
塩沢愛理は無言でただ立ちつくしている。
「え〜それでは藤宮遠志君とお別れです」
感情のこもっていない司会者の声が響く。
そして、藤宮遠志を乗せた霊柩車が発車する。
(プゥーーーーー)
霊柩車のクラクションが鳴り響く中、友人達のすすり泣く声。
何故こんな事になったのかというと…現実逃避をした遠志。その後意識が無くなってしまったが紗香がただ寝てるだけだと勘違いしベットに丁寧に寝かせてあげた。
実はこの時遠志は最近のあまりの自分の周りの環境の変化に体が着いて行けていなかったのだ。
という事でショック死という事になってしまった。
さぁ今後の展開は一体どうなるのか?次話を待て!
さぁ死んでしまった遠志君!一体この後どうなってしまうのか?次話!さらに驚きの展開へ!