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CHAPTER.1「悲劇からのスタート」

表現とか難しすぎるけど頑張りました。やっと、1話です。

「っあ・・・・・ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

激しく雨が降る中、少女の叫びが響いた。

「いやぁ・・・・・かあ、さん、父さん!!!!!」

少女の服には赤い血がベットリと付いている。どうやら、少女自身が元凶である。

「・・・・これで、これでいいのよ・・・・・これであなたの暴走は治まる・・・・」

少女の母親は口から血を吐きながら言った。そして、両親は少女と少年に赤い宝石を渡した。

「・・・いい?貴方達は<オルガナイザー>を作って欲しいの。組織・・・組織を・・・・そして、その中心戦士を貴方達含めた8人。8人で組織を作って・・・・!!そして、たくさんの人を・・・・守って!!」

母親は最後の力を振り絞って言う。

「わかった・・!!分かったよ!!」

「・・・・・・そう、だ・・・・後で禁じられた空洞へ行きなさい。役に立つものがあるから・・・」

「うんっ・・・うん!うん!うん!!!!!」

「よか・・・った・・・頑張って・・・・ね・・・・・」

「あ・・・・・」

ふっ、と微笑んだ刹那せつな、2人は動かなくなった。

「・・・・・・行こう、母さん達が行ってた空洞ところへ」

「・・・・うん・・・・」



「入っても、大丈夫だよね・・・?ここ、どう考えてもお墓だよ・・・?」

「・・・・うん・・・・けど、何かありそうだよね?調べてみようよ。・・・・・・って、このお墓しかないけどね」

2人は調べようとお墓の近くに寄る。その瞬間、2人の宝石から赤い光が出た。

「えっ・・・?」

赤い光はお墓を包み、大きな音と共に消えていった。

「・・・な、なんだったの・・・?今のは」

「・・・・・!!!ねぇ、見て!お墓から剣が・・・!!」

少年は2本の剣を見つけた。ひとつは刃は真っ直ぐ長く、細く伸びている日本刀のような剣。突くことを目的としたような剣だ。

そして、もう一つは・・・

「なに・・・この・・・・剣・・・」

一言で言えば、鎌のような剣。人を殺すために作り出した禍々しい剣。

「この剣・・・凄いね。何て言うか・・・怖い・・」

「・・・・・私、この剣で戦う」

少女はそう言うと、禍々しい剣を両手で掴んだ。その剣は少女よりも太く、長い剣だった。当然、こんな剣は重い。重すぎる。だが

「・・・・・・意外と軽いよ?」

「てことは僕も持っても大丈夫ってこと、だよねぇっ!!??」

少年が剣を持った瞬間、人が何十人、何百人の重さ―もっと重いものを持った重みだった。

「は、はは・・・・凄い、重いね・・・この剣は僕は無理だから、この、細い剣にするよ」

少年が選んだのは日本刀のような剣。

「武器も持ったけど・・・・僕らあんまり剣とかを扱うのは慣れてないよね・・・しかも、持ったことがないから大丈夫かな」

『それなら、私達が貴方達の力になりましょう』

「!?」

突然聞こえた謎の声。辺りを見回しても何処にもいない。声はこの空間に聞こえていたが姿は見当たらない。

『ここです』

ぽう、と白い光が2人の剣から出た。その瞬間―

「な・・・・」

『初めまして・・・・貴方方が私達の主ですね?さぁ、名前を呼びなさい契約の名前を・・!』

契約の名―契約者の名前、契約するものの名前を呼ぶことによって、真の力が出される。

『私の名はブラッドソード・・・・貴方の名前と私の名前を唱えて。契約の仕方は分かるでしょう?』

少女は軽く呼吸をすると契約を始める。

「・・・・契約者ラン・ガーネットの名のもとに命ずる。全てを我に捧げたまえ!ブラッドソード!!」

ランとブラッドソードを包むかのように、赤い血のような液体が2人の周りを回っている。

『契約者、ラン・ガーネット。我は一生を其方そなたに捧げよう・・・・・』

赤い液体は水のように飛び散って消えた。どうやら契約は成功したらしい。

『さぁ、次は君の番だ。さっきの見ていたから分かると思うが・・・落ち着いてやるんだ』

「うん・・・!!」

『俺の名は獣刀白虎ようとうびゃっこだ』

少年は白虎の柄を握ると契約をし始めた。

「契約者セフリ・ガーネットの名のもとに命ずる。全てを我に捧げたまえ!獣刀白虎!」

『・・・・契約者、セフリ・ガーネット。我は一生を其方に捧げよう」

どうやらセフリの契約も成功したらしい。

『おめでとう、2人共。さぁ、旅の準備は整いました。あとは・・・・後ほど教えましょう。では行きましょうか」

「うん。待ってて母さん、父さん。絶対立派なオルガナイザーを作るから!!」

2人が空洞から出ると、さっきまで大量に降っていた雨もすっかり止んでいて、空には暁の空が出ていた。

「さぁ、行こう!」

2人は真っ直ぐ、真っ直ぐと歩き始めた。中心戦士を探すべく、真っ直ぐと―

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